【翻訳】Crush & Ramp Part 2: Approaching Hypermana In Pauper by Alex Ullman Pauperハイパーマナ戦略【前編】
2014年1月31日 翻訳
以前にもあった緑のハイパーマナ戦略を推し進めたデッキ構築の記事です。
テーロスのカードもなかなか活躍している様子で結構面白そうなデッキです。
拙訳ですがよろしければどうぞ。
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Crush & Ramp Part 2: Approaching Hypermana In Pauper(http://www.starcitygames.com/article/27727_Crush-Ramp-Part-2-Approaching-Hypermana-In-Pauper.html)
ALEX ULLMAN
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この3週間、僕はPauperで1つのデッキをプレイしてきた。1つの経験が僕にフォーマットを様々な角度から取り組ませてくれた、そしてその経験は目を開かせてくれた。僕がそこに取り掛かる前に、マジックオンラインのチームに感謝する時間を取ろうと思う。僕の1つ前の記事(http://www.starcitygames.com/article/27631_A-Paupers-Year-In-Review-.html)が掲載された数日後、ウィザーズはイベントが集まり易いようにPauperのプレミアイベントの最少人数を少なくするとアナウンスした(http://community.wizards.com/content/blog/4020536)。その上彼らは5番目のプレミアイベントを追加したんだ。
僕は自分の記事が彼らの計画に影響を与えたとは信じていない―ただタイミングが良かっただけだ。それはつまり、マジックオンラインチームは顧客のニーズに気を配っていると信じるに値するね。これらの人々は多くの批判や批評を受ける(同意する人もいればしない人もいる)、しかし彼らは全てのプレイヤーにとって最適な環境のために努力を続けている。
さらなるイベントの追加(そして開催されやすくなったこと)はPauperにとって良い兆しだ。先週末の5分の4は開催されたし135のユニークな参加者がいた。これは始まりだが、フォーマットを強力なものにしていこう。もし君がPauperを始めようとしていて、何か違ったものが欲しいなら、いいだろう、このデッキは君の好みに合っていると思うよ。
これはクリスマスの日に家にいたことで始まった。僕はお祝いしないから、マジックオンラインを起動することにしてシーズンの心持ちで何かを一緒にいれた。僕のフェイスブックページ(http://facebook.com/nerdtothecore)で使われているカードについての議論は《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》も含んでいた。これは僕にインスタントスピードの《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》を思い起こさせた:《雪崩し/Skred(CSP)》だ。
《雪崩し/Skred(CSP)》は素晴らしいカードだ―それはどんなクリーチャーも処理できるしゲームが進むにつれて向上していくんだ。プレイヤーには打てないし、現在の赤いデッキ達は切実に勝利の為に2つの方法で焼くことを必要としているんだ。しかしこのことは僕を止めなかった。自分の頭の回りをガタガタしていたアイディアのいくつかを取ってデッキと一緒にした。特に、僕が素晴らしい相互作用だと思ったものを強調したい―《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》と《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》は早い《放漫トカゲ/Imperiosaur》に貢献する。台無しの警告:《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》はそのコントローラーのマナプールにマナを加える、土地ではないので実際これは動作しない。僕は結局《放漫トカゲ/Imperiosaur(FUT)》を《轟くベイロス/Rumbling Baloth(M14)》に交換した、これがその結果だ:
このデッキの2つの事が僕に好印象を与えた。まずは《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》と《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》のエンジンだ。これはなかなかの爆発的スタートとデッキを瞬間的に4マナ域まで伸ばすことを可能にさせる。第2に、僕は《憑依された沼墓/Haunted Fengraf(DKA)》が素晴らしく働くのが大好きだった。僕はJosh Silvestriによってこのカードに気付いた。このカードが土地の枠を最大限にパワフルにしてくれることから、彼はどれだけこのカードが好きかを語っていた。Pauperは比較的パワーレベルが均一だ、そして消耗戦でクリーチャーが戻ってくることは助けになる。
立ち止まるしかない。このデッキはやることをやっていれば良かった―クリーチャーを出して、除去をする―でもこれは何も特別じゃない。僕は赤から去って、Zvi Mowshowitzのハイパーマナデッキ構築の記事(http://www.starcitygames.com/article/26607_Hypermana-Deckbuilding.html)を読んだ後に作った緑単デッキへと移った。僕は「全てのカードがマナか生物でなければならない」というルールから抜け出せなくなり、大きく生物に依存したデッキを作り上げた(でもそのどれも素晴らしくはなかった)。
ありがたいことに、僕は途方に暮れた。
運命的な練習試合で、対戦相手と僕は同じスタートを切った―僕は《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》と《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》、彼は《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》、《繁茂/Wild Growth(ICE)》、そして《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》。僕は、古き緑単ポストのデッキリストの禁止カードを《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》/《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》と《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》/《繁茂/Wild Growth(ICE)》のマナエンジンで置き換えたものの登場によって打ちのめされ始めた。そこから続くダンスは括目したものだった。
いくつかの考えがすぐに頭に浮かんだ。最初に浮かんだのはZviのハイパーマナの記事を再び読む必要があるということだった。2つ目は僕を踏みつけるようなマナエンジンのパワーだった。2つのリストを思い返した。1つ目は第一回Casting Commns Pauperイベントで2位になったコンボデッキのリストだ:
2つ目のリストは僕が組んだ緑単ポストだ:
Freedコンボによるマナエンジンはとても簡単に《雲上の座/Cloudpost(MRD)》エンジンと置き換わった。けれども、エルフとオーラは呪文であり土地ではないので、変換の際に失われるものがあるだろう。つまりは土地破壊一式だ。僕がSentinel Greenの記事を書いた当時、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》デッキはどこにでもいた。今やそのカードは禁止されて、基本でない土地のマナエンジンに頼るデッキの数は青赤緑トロンとエスパーセージコンボへと減少した。パワフルではあるが、これら2つのデッキは他人のリソースを破壊することに注力するデッキとしてそこまで流行っていない。
これはこれら2つのデッキの子孫として僕が取り組み始めたものだ:
このデッキを進化させていく前に、僕はPauperのハイパーマナのデッキ構築についてもっと語りたいと思う。もし君が読んでないなら、Zviの記事を強く勧めるよ、もう1回リンクするね(http://www.starcitygames.com/article/26607_Hypermana-Deckbuilding.html)。Zviはマナブーストからデッキを構築する方法の詳細に取り組んでいて、それはとても啓発的なものだ。彼の理論の信条がこの調整にどうやって適応出来るかを見てみよう:
「1.あなたのマナ基盤は、あなたの色を含み、鉄壁でなければならない。」
このデッキは20枚の土地で回り、その内18枚が1ターン目に緑マナを生み出す。緑の呪文を唱えるだけであれば色への制約は問題ではない。判決:合格
「2.あなたのマナカードをそれ自身の力でパワフルな武器に変えられなければならない。」
痛いね。《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》は戦闘において素晴らしいクリーチャーであるが、《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》と《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》はいまひとつ物足りない。そうは言っても、パワー1のクリーチャーで攻撃することは最悪というわけではない。しかしながら8枚の土地オーラはダメージを与えることは全くできない。これらのカードは戦略的に不可欠であり代用が聞かないが、武器化することも出来ない。判決:不合格
「3.あなたが加速した先の脅威はそれ自身でゲームに勝てなければならない。」
《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》は《破滅の刃/Doom Blade(M12)》で死んでしまうかもしれないが、それでもゲームを決めることは出来る。このデッキは3ターンという早さでエルドラージを場に出せるし、その後ゲームは速やかに終わるだろう。1枚の《オーロクスの獣群/Aurochs Herd(CSP)》もその友人たちを連れてくるので取引を固める能力がある、そして《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder(MBS)》は親和(特にエイトグ)とトロン(《彩色の星/Chromatic Star(TSP)》と《探検の地図/Expedition Map(ZEN)》)にとって厄介の塊だ。判決:合格
「4.最大の脅威は対戦相手を圧倒するのに十分パワフルでなければならない。」
序盤の《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》はいかなるゲームプランを妨害するのにも十分だ。ほとんどのPauperデッキは序盤に場を溢れさせることは出来ないので、破壊者は直ぐに土地を食べ始めるだろう。《オーロクスの獣群/Aurochs Herd(CSP)》もPauperデッキが手頃に用意できるいかなるブロッカーも食べることが出来るのでこの役割を果たす。判決:合格
「5.攻撃に対して自分のカードが自分を生かすようにする必要がある。」
上記のデッキはこの分野で優れている。《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》は序盤の複数の展開と相打ちできるいいサイズであり、エルドラージ・落とし子トークンはチャンプブロックでいい役割を果たす。《ラノワールの歩哨/Llanowar Sentinel(WTH)》はフォーマットの2/2達に対して生き残ることが出来て信じられないくらい良いブロッカーだ。2ターン目に2体出したり3ターン目に3体出すということもあり得る。
上記のリストの《シタヌールの樹木読み/Citanul Woodreaders(PLC)》は《角海亀/Horned Turtle(TMP)》のようにも働く(最終的にそれらは交換されてしまうけれどね)。このデッキでの真の発見は《ナイレアの信奉者/Nylea’s Disciple(THS)》だった。このカードは2ターンという早さで場に出て来る(そしてその過程で4点のライフを得られる)。《丘巨人/Hill Giant(4ED)》サイズの体格は相当良いが、ライフ回復こそが輝きだ。《ナイレアの信奉者/Nylea’s Disciple(THS)》はこのデッキのキーカードの1つだ(そしてすぐ後の構築で分かるように4枚に増やされている)。判決:合格
「6.全てのカードはマナか脅威かだ。」
後で見るように、Eldrazi Greenのメインデッキ全てのカードはマナか脅威のどちらかになっているよ。判決:合格
「7.全体除去でやられないための方法が必要だ。」
良いニュース:全体除去はPauperにはほとんど存在しないんだ!《電謀/Electrickery(RTR)》は《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》のお蔭で僕らを壊滅させはしない。《黒死病/Pestilence(USG)》と《墓所のネズミ/Crypt Rats(7ED)》は問題になり得るが、これらのデッキと戦うことは特にそれらのカードへの脆弱性を減らすようなプレイの仕方に変更することが求められる(よって《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》と《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》に大きく依存しない)。また、これらのカードはそのコントローラーを殺すことなく《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》を排除するのに非常に苦労するはずだ。判決:合格
ほとんど単色の環境であるが故にPauperでのハイパーマナは理に適っている。利用可能な土地の性質は単独で魅力的な提案へ向かう。《堕落/Corrupt(USG)》、《火炎破/Fireblast(VIS)》、《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》、《噴出/Gush(MMQ)》、そして《尖塔のゴーレム/Spire Golem(DST)》は全て「一辺倒な」マナベースへの魅力を持っている。強いデュアルランド無しでは、君の呪文の能力を高めるにはカラーパイ上の1点を中心に構築することだけが理に適っているんだ。ハイパーマナはそれによる制限よりもむしろ制限によるアドバンテージによってこの分野で魅力的になる。
Pauper2人構築と8人構築の挑戦を通して、このデッキ使うことの意義を証明した。このデッキをどう扱うかを学んだ後(何度かの試みが必要だった)、僕は改良を始めた、そして《シタヌールの樹木読み/Citanul Woodreaders(PLC)》を中心に考えた。この緑の《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》はいつも良いものだが素晴らしくは無かった。僕はこの枠からもっと良いものが得られると感じた。僕は4枚目の《ナイレアの信奉者/Nylea’s Disciple(THS)》のために1枚をカットした、これは様々な対戦でキーカードになるからね。
僕はその後《激情の共感者/Fierce Empath(SCG)》の為に別の2枚をカットし、デッキに1枚を残した。これは僕の記事のSentinel Greenの時に見捨てていた良いカードだったが、ここでは遥かにうなずけるものだ。Sentinel Greenでは脅威は2次的なものだった―土地破壊で時間を稼いだ。現在そのような贅沢はないので、《激情の共感者/Fierce Empath(SCG)》は仕事のための良きツールとなれる。僕はそれに満足していたし、それらは素晴らしいチャンプブロックもしてくれるんだ。
僕はその後最後の《シタヌールの樹木読み/Citanul Woodreaders(PLC)》を《クローサの大牙獣/Krosan Tusker(ONS)》と入れ替えた。大牙獣は単なるブロックに加えて全てにおいて明らかに優れている。《クローサの大牙獣/Krosan Tusker(ONS)》は打ち消せないカードドローでありマナを見付けてくれる。その上、それ自体が強力な脅威なんだ。《シタヌールの樹木読み/Citanul Woodreaders(PLC)》は愛着のあるカードなんだが、時にはお気に入りを切り捨てなければならない。
何回戦かの後、僕は《鋸刃の矢/Serrated Arrows(TSB)》を使っていなかったことを思い出した、そしてフェアリースナイパーの為の枠を何とか作った。僕は《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder(MBS)》をサイドに下げもした、《クローサの大牙獣/Krosan Tusker(ONS)》はクリーチャーとして同じような利便性があるからね。もし親和がメタゲームを埋め尽くすようなら、僕は2枚目の《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder(MBS)》を60枚の枠に戻すことを考えるよ。
Eldrazi Greenは3つの部分に分かれる:核、取り換え不可能な物、そして柔軟性のある枠だ。まずは核となる部分だ:
18 《森》
4 《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》
4 《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》
4 《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》
4 《繁茂/Wild Growth(ICE)》
これらはデッキを動かすために必要なカードで、数は変えようがない。《森》の枚数は君に1ターン目に必ず緑マナにアクセスさせてくれるだろう。エルフとオーラの構造も爆発的なスタートのための最高のチャンスだ。Erdrazi Greenが進めるようにするには、これらのカードは必要不可欠だ。
これらは、僕が触れないと考える唯一のカードだ。以下のカードは、十分なテスト無しでは変えては行けないカードだ。
《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》は働いてくれる。それは2マナ域とトークンをくれる―2つの物が、君のより重要なクリーチャーを《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》から守ってくれるんだ。《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》は信心を稼ぎブロックもしてくれる、ビートダウンと戦うときはどちらも便利なものだ。もし黒の布告効果が無い機会が来たなら、僕は《根の壁/Wall of Roots(MIR)》に変えてみるかもしれない、けれど今は《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》がトップだ。
《ナイレアの信奉者/Nylea’s Disciple(THS)》は3/3を遥かに超えている。このデッキでは、君はいつも少なくとも4点のライフを得ることが出来るだろう。《ナイレアの信奉者/Nylea’s Disciple(THS)》は《尖塔のゴーレム/Spire Golem(DST)》と《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》以外とは相打ちが取れるから基本的には《堕落の触手/Tendrils of Corruption(TSP)》になる。これが2ターン目に着地出来るという事実が僕の中でこいつの枠を固定させているよ。
《オーロクスの獣群/Aurochs Herd(CSP)》と《ラノワールの歩哨/Llanowar Sentinel(WTH)》は君がカードアドバンテージを得るための主な手段だ。《オーロクスの獣群/Aurochs Herd(CSP)》は4/4達の安定した流れをくれて、それはPauperでの最大のクリーチャーと戦ったり速やかにゲームを決めることが出来るものだ。《ラノワールの歩哨/Llanowar Sentinel(WTH)》は小さいがより早く登場する。僕は序盤に7マナあったら平気で《ラノワールの歩哨/Llanowar Sentinel(WTH)》を唱えるよ(繰り返す、これはしばしば3ターン目に起きるんだ)。多くのデッキはゲーム序盤の3体で6のパワーを処理することが出来ない。それが出来るデッキに対しては、《ラノワールの歩哨/Llanowar Sentinel(WTH)》は怪物が登場するまでの時間稼ぎになってくれる。
怪物について話すと、僕は《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》を2枚以下にすることはないだろうね。エルドラージは回答を迫るものだ―出来なければ、ゲームは速やかに終わる。その内の1枚に3ターン目にアクセスすることはどんな回答も締め出す素晴らしい行為だ。
《激情の共感者/Fierce Empath(SCG)》も切り捨てることを戸惑うカードだ。このカードは君のデッキのあらゆるファッティの更なるコピーだ。それは《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》やその同類の餌でもある。僕はこのチューターエルフの3枚目も考慮したがまだスペースが見つからなかった。
《クローサの大牙獣/Krosan Tusker(ONS)》は批判されうるものだが、コイツは役に立つ。マナが欲しい時も怪物が欲しい時も、対戦相手がリソースを使い果たそうとしているような対戦でのこのカードが大好きだ。そういうデッキが普及することが僕にこれをメインに2枚入れされたんだ。これを更に入れることも、全く入れないことも考えられるよ。
2枚の《クローサの大牙獣/Krosan Tusker(ONS)》、3枚の《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》、《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder(MBS)》、そして2枚の《憑依された沼墓/Haunted Fengraf(DKA)》で6枚の自由な枠が残った。つまり多くの余地があるわけではない。僕の目を惹くような潜在性を持つカードは以下の通りだ:
《木立を歩むもの/Walker of the Grove(MOR)》:モダンマスターズによってコモンになったカードだ。このカードは《激情の共感者/Fierce Empath(SCG)》で持ってくることが出来て5マナで使うことが出来る。除去重視のデッキには2体の怪物となる。今のところは枠を見付けられていないが、候補リストにはある。
《ネシアンのアスプ/Nessian Asp(THS)》と《歩哨蜘蛛/Sentinel Spider(M13)》:デルバーは、君の防御を飛び越えてくるので易しい対戦ではない。この暴漢たちはフェアリーの群れを止めることが出来るんだ。アスプは大きくなれる(このデッキとっては簡単だ)から好きだし、蜘蛛は警戒があるから好きだ。選択がずっと簡単になるから、どれか1つが6マナであることを願うよ。
このデッキは大体は単純だ。君の初手は爆発的である必要がある―もし3ターン目までに何の加速も出来ないのならマリガンした方がいいだろう。最初の7枚(か6枚か5枚)で最も重要なのは、何をトップデッキしてもそれを場に出せるだけのマナ基盤を確立する能力だ。
このデッキのキーターンは1ターン目と2ターン目だ。もし初手に《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》があるなら、相手が1ターン目の除去を取っている場合を「除いて」それを最初に出したい。取っている場合は、可能ならば《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》か《繁茂/Wild Growth(ICE)》からスタートしたい―これは2,3ターン目の君のランプを守ってくれるだろう。ゲーム1では、1つの土地に沢山のオーラを貼るのは大抵許される、今のところ《石の雨/Stone Rain(4ED)》効果をメインから取っているデッキは無いからね(このデッキが取り上げられたら変わるかもしれないね)。
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後半(http://surucucu.diarynote.jp/201401311829007105)サイドボーディングプランへ続く!
テーロスのカードもなかなか活躍している様子で結構面白そうなデッキです。
拙訳ですがよろしければどうぞ。
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Crush & Ramp Part 2: Approaching Hypermana In Pauper(http://www.starcitygames.com/article/27727_Crush-Ramp-Part-2-Approaching-Hypermana-In-Pauper.html)
ALEX ULLMAN
1/16/14
この3週間、僕はPauperで1つのデッキをプレイしてきた。1つの経験が僕にフォーマットを様々な角度から取り組ませてくれた、そしてその経験は目を開かせてくれた。僕がそこに取り掛かる前に、マジックオンラインのチームに感謝する時間を取ろうと思う。僕の1つ前の記事(http://www.starcitygames.com/article/27631_A-Paupers-Year-In-Review-.html)が掲載された数日後、ウィザーズはイベントが集まり易いようにPauperのプレミアイベントの最少人数を少なくするとアナウンスした(http://community.wizards.com/content/blog/4020536)。その上彼らは5番目のプレミアイベントを追加したんだ。
僕は自分の記事が彼らの計画に影響を与えたとは信じていない―ただタイミングが良かっただけだ。それはつまり、マジックオンラインチームは顧客のニーズに気を配っていると信じるに値するね。これらの人々は多くの批判や批評を受ける(同意する人もいればしない人もいる)、しかし彼らは全てのプレイヤーにとって最適な環境のために努力を続けている。
さらなるイベントの追加(そして開催されやすくなったこと)はPauperにとって良い兆しだ。先週末の5分の4は開催されたし135のユニークな参加者がいた。これは始まりだが、フォーマットを強力なものにしていこう。もし君がPauperを始めようとしていて、何か違ったものが欲しいなら、いいだろう、このデッキは君の好みに合っていると思うよ。
これはクリスマスの日に家にいたことで始まった。僕はお祝いしないから、マジックオンラインを起動することにしてシーズンの心持ちで何かを一緒にいれた。僕のフェイスブックページ(http://facebook.com/nerdtothecore)で使われているカードについての議論は《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》も含んでいた。これは僕にインスタントスピードの《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》を思い起こさせた:《雪崩し/Skred(CSP)》だ。
《雪崩し/Skred(CSP)》は素晴らしいカードだ―それはどんなクリーチャーも処理できるしゲームが進むにつれて向上していくんだ。プレイヤーには打てないし、現在の赤いデッキ達は切実に勝利の為に2つの方法で焼くことを必要としているんだ。しかしこのことは僕を止めなかった。自分の頭の回りをガタガタしていたアイディアのいくつかを取ってデッキと一緒にした。特に、僕が素晴らしい相互作用だと思ったものを強調したい―《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》と《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》は早い《放漫トカゲ/Imperiosaur》に貢献する。台無しの警告:《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》はそのコントローラーのマナプールにマナを加える、土地ではないので実際これは動作しない。僕は結局《放漫トカゲ/Imperiosaur(FUT)》を《轟くベイロス/Rumbling Baloth(M14)》に交換した、これがその結果だ:
Season’s Beatings
Alex Ullman
Creatures (26)
4 《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》
2 《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger(AVR)》
4 《不機嫌なサイクロプス/Ill-Tempered Cyclops(THS)》
4 《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal(TSP)》
4 《轟くベイロス/Rumbling Baloth(M14)》
4 《殺戮角/Slaughterhorn(GTC)》
4 《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》
Lands (22)
10 《冠雪の森/Snow-Covered Forest(CSP)》
10 《冠雪の山/Snow-Covered Mountain(CSP)》
2 《憑依された沼墓/Haunted Fengraf(DKA)》
Spells (14)
2 《骨断ちの矛槍/Bonesplitter(MRD)》
4 《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》
4 《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
4 《雪崩し/Skred(CSP)》
このデッキの2つの事が僕に好印象を与えた。まずは《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》と《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》のエンジンだ。これはなかなかの爆発的スタートとデッキを瞬間的に4マナ域まで伸ばすことを可能にさせる。第2に、僕は《憑依された沼墓/Haunted Fengraf(DKA)》が素晴らしく働くのが大好きだった。僕はJosh Silvestriによってこのカードに気付いた。このカードが土地の枠を最大限にパワフルにしてくれることから、彼はどれだけこのカードが好きかを語っていた。Pauperは比較的パワーレベルが均一だ、そして消耗戦でクリーチャーが戻ってくることは助けになる。
立ち止まるしかない。このデッキはやることをやっていれば良かった―クリーチャーを出して、除去をする―でもこれは何も特別じゃない。僕は赤から去って、Zvi Mowshowitzのハイパーマナデッキ構築の記事(http://www.starcitygames.com/article/26607_Hypermana-Deckbuilding.html)を読んだ後に作った緑単デッキへと移った。僕は「全てのカードがマナか生物でなければならない」というルールから抜け出せなくなり、大きく生物に依存したデッキを作り上げた(でもそのどれも素晴らしくはなかった)。
ありがたいことに、僕は途方に暮れた。
運命的な練習試合で、対戦相手と僕は同じスタートを切った―僕は《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》と《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》、彼は《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》、《繁茂/Wild Growth(ICE)》、そして《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》。僕は、古き緑単ポストのデッキリストの禁止カードを《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》/《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》と《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》/《繁茂/Wild Growth(ICE)》のマナエンジンで置き換えたものの登場によって打ちのめされ始めた。そこから続くダンスは括目したものだった。
いくつかの考えがすぐに頭に浮かんだ。最初に浮かんだのはZviのハイパーマナの記事を再び読む必要があるということだった。2つ目は僕を踏みつけるようなマナエンジンのパワーだった。2つのリストを思い返した。1つ目は第一回Casting Commns Pauperイベントで2位になったコンボデッキのリストだ:
Freed Combo
shinolikesbugs
2nd Place at Miscellaneous on 11/23/2013
Creatures (10)
4 《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》
1 《古術師/Archaeomancer(M13)》
1 《幻の漂い/Drift of Phantasms(RAV)》
4 《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》
Lands (16)
9 《森》
4 《島》
3 《進化する未開地/Evolving Wilds(ROE)》
Spells (34)
4 《豊かな成長/Abundant Growth(AVR)》
4 《肥沃な大地/Fertile Ground(USG)》
4 《現実からの遊離/Freed from the Real(SOK)》
4 《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》
1 《転覆/Capsize(TMP)》
4 《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy(ISD)》
1 《万の眠り/Gigadrowse(GPT)》
1 《ケアヴェクの火吹き/Kaervek’s Torch(MIR)》
4 《思案/Ponder(M12)》
4 《定業/Preordain(M11)》
3 《思考訓練/Train of Thought(GPT)》
Sideboard
4 《オーロクスの獣群/Aurochs Herd(CSP)》
4 《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》
4 《散弾の射手/Scattershot Archer(CON)》
1 《ヤヴィマヤの古老/Yavimaya Elder(UDS)》
1 《万の眠り/Gigadrowse(GPT)》
1 《思考訓練/Train of Thought(GPT)》
2つ目のリストは僕が組んだ緑単ポストだ:
Eldrazi Green
Alex Ullman
Creatures (32)
4 《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》
4 《オーロクスの獣群/Aurochs Herd(CSP)》
4 《シタヌールの樹木読み/Citanul Woodreaders(PLC)》
2 《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder(MBS)》
4 《ラノワールの歩哨/Llanowar Sentinel(WTH)》
4 《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》
3 《ナイレアの信奉者/Nylea’s Disciple(THS)》
3 《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》
4 《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》
Lands (20)
18 《森》
2 《憑依された沼墓/Haunted Fengraf(DKA)》
Spells (8)
4 《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》
4 《繁茂/Wild Growth(ICE)》
Sideboard
3 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》
3 《鋸刃の矢/Serrated Arrows(TSB)》
1 《ナイレアの信奉者/Nylea’s Disciple(THS)》
3 《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder(EVE)》
2 《一瞬の平和/Moment’s Peace(ODY)》
3 《闘技/Pit Fight(GTC)》
Freedコンボによるマナエンジンはとても簡単に《雲上の座/Cloudpost(MRD)》エンジンと置き換わった。けれども、エルフとオーラは呪文であり土地ではないので、変換の際に失われるものがあるだろう。つまりは土地破壊一式だ。僕がSentinel Greenの記事を書いた当時、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》デッキはどこにでもいた。今やそのカードは禁止されて、基本でない土地のマナエンジンに頼るデッキの数は青赤緑トロンとエスパーセージコンボへと減少した。パワフルではあるが、これら2つのデッキは他人のリソースを破壊することに注力するデッキとしてそこまで流行っていない。
これはこれら2つのデッキの子孫として僕が取り組み始めたものだ:
Eldrazi Green
Alex Ullman
Creatures (32)
4 《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》
4 《オーロクスの獣群/Aurochs Herd(CSP)》
4 《シタヌールの樹木読み/Citanul Woodreaders(PLC)》
2 《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder(MBS)》
4 《ラノワールの歩哨/Llanowar Sentinel(WTH)》
4 《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》
3 《ナイレアの信奉者/Nylea’s Disciple(THS)》
3 《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》
4 《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》
Lands (20)
18 《森》
2 《憑依された沼墓/Haunted Fengraf(DKA)》
Spells (8)
4 《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》
4 《繁茂/Wild Growth(ICE)》
Sideboard
3 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》
3 《鋸刃の矢/Serrated Arrows(TSB)》
1 《ナイレアの信奉者/Nylea’s Disciple(THS)》
3 《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder(EVE)》
2 《一瞬の平和/Moment’s Peace(ODY)》
3 《闘技/Pit Fight(GTC)》
このデッキを進化させていく前に、僕はPauperのハイパーマナのデッキ構築についてもっと語りたいと思う。もし君が読んでないなら、Zviの記事を強く勧めるよ、もう1回リンクするね(http://www.starcitygames.com/article/26607_Hypermana-Deckbuilding.html)。Zviはマナブーストからデッキを構築する方法の詳細に取り組んでいて、それはとても啓発的なものだ。彼の理論の信条がこの調整にどうやって適応出来るかを見てみよう:
「1.あなたのマナ基盤は、あなたの色を含み、鉄壁でなければならない。」
このデッキは20枚の土地で回り、その内18枚が1ターン目に緑マナを生み出す。緑の呪文を唱えるだけであれば色への制約は問題ではない。判決:合格
「2.あなたのマナカードをそれ自身の力でパワフルな武器に変えられなければならない。」
痛いね。《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》は戦闘において素晴らしいクリーチャーであるが、《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》と《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》はいまひとつ物足りない。そうは言っても、パワー1のクリーチャーで攻撃することは最悪というわけではない。しかしながら8枚の土地オーラはダメージを与えることは全くできない。これらのカードは戦略的に不可欠であり代用が聞かないが、武器化することも出来ない。判決:不合格
「3.あなたが加速した先の脅威はそれ自身でゲームに勝てなければならない。」
《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》は《破滅の刃/Doom Blade(M12)》で死んでしまうかもしれないが、それでもゲームを決めることは出来る。このデッキは3ターンという早さでエルドラージを場に出せるし、その後ゲームは速やかに終わるだろう。1枚の《オーロクスの獣群/Aurochs Herd(CSP)》もその友人たちを連れてくるので取引を固める能力がある、そして《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder(MBS)》は親和(特にエイトグ)とトロン(《彩色の星/Chromatic Star(TSP)》と《探検の地図/Expedition Map(ZEN)》)にとって厄介の塊だ。判決:合格
「4.最大の脅威は対戦相手を圧倒するのに十分パワフルでなければならない。」
序盤の《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》はいかなるゲームプランを妨害するのにも十分だ。ほとんどのPauperデッキは序盤に場を溢れさせることは出来ないので、破壊者は直ぐに土地を食べ始めるだろう。《オーロクスの獣群/Aurochs Herd(CSP)》もPauperデッキが手頃に用意できるいかなるブロッカーも食べることが出来るのでこの役割を果たす。判決:合格
「5.攻撃に対して自分のカードが自分を生かすようにする必要がある。」
上記のデッキはこの分野で優れている。《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》は序盤の複数の展開と相打ちできるいいサイズであり、エルドラージ・落とし子トークンはチャンプブロックでいい役割を果たす。《ラノワールの歩哨/Llanowar Sentinel(WTH)》はフォーマットの2/2達に対して生き残ることが出来て信じられないくらい良いブロッカーだ。2ターン目に2体出したり3ターン目に3体出すということもあり得る。
上記のリストの《シタヌールの樹木読み/Citanul Woodreaders(PLC)》は《角海亀/Horned Turtle(TMP)》のようにも働く(最終的にそれらは交換されてしまうけれどね)。このデッキでの真の発見は《ナイレアの信奉者/Nylea’s Disciple(THS)》だった。このカードは2ターンという早さで場に出て来る(そしてその過程で4点のライフを得られる)。《丘巨人/Hill Giant(4ED)》サイズの体格は相当良いが、ライフ回復こそが輝きだ。《ナイレアの信奉者/Nylea’s Disciple(THS)》はこのデッキのキーカードの1つだ(そしてすぐ後の構築で分かるように4枚に増やされている)。判決:合格
「6.全てのカードはマナか脅威かだ。」
後で見るように、Eldrazi Greenのメインデッキ全てのカードはマナか脅威のどちらかになっているよ。判決:合格
「7.全体除去でやられないための方法が必要だ。」
良いニュース:全体除去はPauperにはほとんど存在しないんだ!《電謀/Electrickery(RTR)》は《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》のお蔭で僕らを壊滅させはしない。《黒死病/Pestilence(USG)》と《墓所のネズミ/Crypt Rats(7ED)》は問題になり得るが、これらのデッキと戦うことは特にそれらのカードへの脆弱性を減らすようなプレイの仕方に変更することが求められる(よって《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》と《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》に大きく依存しない)。また、これらのカードはそのコントローラーを殺すことなく《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》を排除するのに非常に苦労するはずだ。判決:合格
ほとんど単色の環境であるが故にPauperでのハイパーマナは理に適っている。利用可能な土地の性質は単独で魅力的な提案へ向かう。《堕落/Corrupt(USG)》、《火炎破/Fireblast(VIS)》、《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》、《噴出/Gush(MMQ)》、そして《尖塔のゴーレム/Spire Golem(DST)》は全て「一辺倒な」マナベースへの魅力を持っている。強いデュアルランド無しでは、君の呪文の能力を高めるにはカラーパイ上の1点を中心に構築することだけが理に適っているんだ。ハイパーマナはそれによる制限よりもむしろ制限によるアドバンテージによってこの分野で魅力的になる。
Pauper2人構築と8人構築の挑戦を通して、このデッキ使うことの意義を証明した。このデッキをどう扱うかを学んだ後(何度かの試みが必要だった)、僕は改良を始めた、そして《シタヌールの樹木読み/Citanul Woodreaders(PLC)》を中心に考えた。この緑の《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》はいつも良いものだが素晴らしくは無かった。僕はこの枠からもっと良いものが得られると感じた。僕は4枚目の《ナイレアの信奉者/Nylea’s Disciple(THS)》のために1枚をカットした、これは様々な対戦でキーカードになるからね。
僕はその後《激情の共感者/Fierce Empath(SCG)》の為に別の2枚をカットし、デッキに1枚を残した。これは僕の記事のSentinel Greenの時に見捨てていた良いカードだったが、ここでは遥かにうなずけるものだ。Sentinel Greenでは脅威は2次的なものだった―土地破壊で時間を稼いだ。現在そのような贅沢はないので、《激情の共感者/Fierce Empath(SCG)》は仕事のための良きツールとなれる。僕はそれに満足していたし、それらは素晴らしいチャンプブロックもしてくれるんだ。
僕はその後最後の《シタヌールの樹木読み/Citanul Woodreaders(PLC)》を《クローサの大牙獣/Krosan Tusker(ONS)》と入れ替えた。大牙獣は単なるブロックに加えて全てにおいて明らかに優れている。《クローサの大牙獣/Krosan Tusker(ONS)》は打ち消せないカードドローでありマナを見付けてくれる。その上、それ自体が強力な脅威なんだ。《シタヌールの樹木読み/Citanul Woodreaders(PLC)》は愛着のあるカードなんだが、時にはお気に入りを切り捨てなければならない。
何回戦かの後、僕は《鋸刃の矢/Serrated Arrows(TSB)》を使っていなかったことを思い出した、そしてフェアリースナイパーの為の枠を何とか作った。僕は《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder(MBS)》をサイドに下げもした、《クローサの大牙獣/Krosan Tusker(ONS)》はクリーチャーとして同じような利便性があるからね。もし親和がメタゲームを埋め尽くすようなら、僕は2枚目の《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder(MBS)》を60枚の枠に戻すことを考えるよ。
Eldrazi Green
Alex Ullman
Creatures (32)
4 《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》
4 《オーロクスの獣群/Aurochs Herd(CSP)》
1 《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder(MBS)》
2 《激情の共感者/Fierce Empath(SCG)》
2 《クローサの大牙獣/Krosan Tusker(ONS)》
4 《ラノワールの歩哨/Llanowar Sentinel(WTH)》
4 《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》
4 《ナイレアの信奉者/Nylea’s Disciple(THS)》
3 《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》
4 《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》
Lands (20)
18 《森》
2 《憑依された沼墓/Haunted Fengraf(DKA)》
Spells (8)
4 《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》
4 《繁茂/Wild Growth(ICE)》
Sideboard
1 《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder(MBS)》
4 《散弾の射手/Scattershot Archer(CON)》
3 《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder(EVE)》
2 《一瞬の平和/Moment’s Peace(ODY)》
1 《心なごむ詩句/Calming Verse(PCY)》
4 《Thermokarst(ICE)》
Eldrazi Greenは3つの部分に分かれる:核、取り換え不可能な物、そして柔軟性のある枠だ。まずは核となる部分だ:
18 《森》
4 《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》
4 《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》
4 《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》
4 《繁茂/Wild Growth(ICE)》
これらはデッキを動かすために必要なカードで、数は変えようがない。《森》の枚数は君に1ターン目に必ず緑マナにアクセスさせてくれるだろう。エルフとオーラの構造も爆発的なスタートのための最高のチャンスだ。Erdrazi Greenが進めるようにするには、これらのカードは必要不可欠だ。
これらは、僕が触れないと考える唯一のカードだ。以下のカードは、十分なテスト無しでは変えては行けないカードだ。
《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》は働いてくれる。それは2マナ域とトークンをくれる―2つの物が、君のより重要なクリーチャーを《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》から守ってくれるんだ。《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》は信心を稼ぎブロックもしてくれる、ビートダウンと戦うときはどちらも便利なものだ。もし黒の布告効果が無い機会が来たなら、僕は《根の壁/Wall of Roots(MIR)》に変えてみるかもしれない、けれど今は《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》がトップだ。
《ナイレアの信奉者/Nylea’s Disciple(THS)》は3/3を遥かに超えている。このデッキでは、君はいつも少なくとも4点のライフを得ることが出来るだろう。《ナイレアの信奉者/Nylea’s Disciple(THS)》は《尖塔のゴーレム/Spire Golem(DST)》と《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》以外とは相打ちが取れるから基本的には《堕落の触手/Tendrils of Corruption(TSP)》になる。これが2ターン目に着地出来るという事実が僕の中でこいつの枠を固定させているよ。
《オーロクスの獣群/Aurochs Herd(CSP)》と《ラノワールの歩哨/Llanowar Sentinel(WTH)》は君がカードアドバンテージを得るための主な手段だ。《オーロクスの獣群/Aurochs Herd(CSP)》は4/4達の安定した流れをくれて、それはPauperでの最大のクリーチャーと戦ったり速やかにゲームを決めることが出来るものだ。《ラノワールの歩哨/Llanowar Sentinel(WTH)》は小さいがより早く登場する。僕は序盤に7マナあったら平気で《ラノワールの歩哨/Llanowar Sentinel(WTH)》を唱えるよ(繰り返す、これはしばしば3ターン目に起きるんだ)。多くのデッキはゲーム序盤の3体で6のパワーを処理することが出来ない。それが出来るデッキに対しては、《ラノワールの歩哨/Llanowar Sentinel(WTH)》は怪物が登場するまでの時間稼ぎになってくれる。
怪物について話すと、僕は《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》を2枚以下にすることはないだろうね。エルドラージは回答を迫るものだ―出来なければ、ゲームは速やかに終わる。その内の1枚に3ターン目にアクセスすることはどんな回答も締め出す素晴らしい行為だ。
《激情の共感者/Fierce Empath(SCG)》も切り捨てることを戸惑うカードだ。このカードは君のデッキのあらゆるファッティの更なるコピーだ。それは《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》やその同類の餌でもある。僕はこのチューターエルフの3枚目も考慮したがまだスペースが見つからなかった。
《クローサの大牙獣/Krosan Tusker(ONS)》は批判されうるものだが、コイツは役に立つ。マナが欲しい時も怪物が欲しい時も、対戦相手がリソースを使い果たそうとしているような対戦でのこのカードが大好きだ。そういうデッキが普及することが僕にこれをメインに2枚入れされたんだ。これを更に入れることも、全く入れないことも考えられるよ。
2枚の《クローサの大牙獣/Krosan Tusker(ONS)》、3枚の《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》、《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder(MBS)》、そして2枚の《憑依された沼墓/Haunted Fengraf(DKA)》で6枚の自由な枠が残った。つまり多くの余地があるわけではない。僕の目を惹くような潜在性を持つカードは以下の通りだ:
《木立を歩むもの/Walker of the Grove(MOR)》:モダンマスターズによってコモンになったカードだ。このカードは《激情の共感者/Fierce Empath(SCG)》で持ってくることが出来て5マナで使うことが出来る。除去重視のデッキには2体の怪物となる。今のところは枠を見付けられていないが、候補リストにはある。
《ネシアンのアスプ/Nessian Asp(THS)》と《歩哨蜘蛛/Sentinel Spider(M13)》:デルバーは、君の防御を飛び越えてくるので易しい対戦ではない。この暴漢たちはフェアリーの群れを止めることが出来るんだ。アスプは大きくなれる(このデッキとっては簡単だ)から好きだし、蜘蛛は警戒があるから好きだ。選択がずっと簡単になるから、どれか1つが6マナであることを願うよ。
このデッキは大体は単純だ。君の初手は爆発的である必要がある―もし3ターン目までに何の加速も出来ないのならマリガンした方がいいだろう。最初の7枚(か6枚か5枚)で最も重要なのは、何をトップデッキしてもそれを場に出せるだけのマナ基盤を確立する能力だ。
このデッキのキーターンは1ターン目と2ターン目だ。もし初手に《東屋のエルフ/Arbor Elf(M13)》があるなら、相手が1ターン目の除去を取っている場合を「除いて」それを最初に出したい。取っている場合は、可能ならば《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》か《繁茂/Wild Growth(ICE)》からスタートしたい―これは2,3ターン目の君のランプを守ってくれるだろう。ゲーム1では、1つの土地に沢山のオーラを貼るのは大抵許される、今のところ《石の雨/Stone Rain(4ED)》効果をメインから取っているデッキは無いからね(このデッキが取り上げられたら変わるかもしれないね)。
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後半(http://surucucu.diarynote.jp/201401311829007105)サイドボーディングプランへ続く!
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