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Modern Masters 2017 in review and Mardu
by Alex Ullman, April 25, 2017
アモンケットの時代が近づいている。王神ニコール・ボーラスはほぼ確実にカード化されるだろうが、おそらくPauperでその威光を示すことはないだろう。新しいセットはモダンマスターズ2017シーズンの終わりを告げるものだ;混乱の4週間半だった。このセットは影響力のある新しいコモンの密度が高かった。トレジャーチェストによって実装されたコンスピラシー:王位争奪の2枚のカード ―《宮殿の歩哨》と《黒薔薇の棘》を含めればその数はさらに多くなる。これらのカードには後々取りかかるとして、まずはもっとも重要なことから話すとしよう。全情報は2017年4月23日からこのシーズンが終わる1日前までに採られたものだ。
1. ストンピィ; 21.09%
2. イゼット・デルバー; 9.9%
3. 親和; 9.58%
4. ディミーア・フリッカー; 8.95%
5. カルドーサ・トークン; 6.07%
6. ディンローヴァ・トロン; 4.47%
7. ムラーサ・トロン; 4.47%
8. レッドデックウィンズ; 4.15%
9. デルバー; 3.51%
10. 呪禁; 3.51%
1. ストンピィ
このフォーマットで優れたデッキの1つに「無料」の2マナ域を与えたらどうなるだろう?それはストンピィになる。このデッキは主に《炎樹族の使者》を背景にして5勝デッキでのシェアを霊気紛争シーズンのおよそ2倍にした。モダンマスターズ2017以前のストンピィは《イラクサの歩哨》と《スカルガンの穴潜み》を組み合わせて2ターン目の終了時にパワー6を場に出すことができた、しかしそれは《チェイナーの布告》系の除去に対してデッキを脆弱にするし、さらに手札を使い切ってしまう可能性があった。《使者》はパワー6を場に出すのを簡単にするだけでなく、別の《使者》が唱えられればさらに上乗せができるようになった。同様に《使者》の後続としては《巣の侵略者》とそれによる0/1のエルドラージ・落とし子が一般的なので、《チェイナーの布告》の有効性を下げるのに役立つ。小さな変化だが爆発的なスタートへとつながるルートを増やしたことで《炎樹族の使者》はストンピィをメタゲームのトップへと押し上げた。
ストンピィが隆盛した結果、その捕食対象がいくらか減ってしまった。Pauperで何年もトップ周辺に居続けた青いデッキであるデルバーはその地位を奪われてしまった。そして何とその力を落としてしまったことだろうか。デルバーは全勝デッキのメタゲームで15%越えから4%以下にまで落ちてしまった。この衰退は、デルバーが一貫してPauperにおける隠れた怪物の役割を果たしていることでより驚かされる。ストンピィは元からデルバーに対して相性が良く、《森》の隆盛は《島》の衰退の兆しになっている。
2.イゼット・デルバー
イゼット・デルバーの問題点はそのマナにある。シャッフル効果と青いキャントリップの枚数によっていくらか緩和できるものの、それでもなお大きな問題となる。適切なマナ配分を得るためには時間とマナが必要なことが多く、イゼット・デルバーが追いつけることもあるが時として挽回できないほどの遅れをとってしまう。
4.ディミーア・フリッカー&ディンローヴァ・トロン
ディンローヴァ・トロンは《ディンローヴァの恐怖》を軸にしている。《騒がしいネズミ》が新しいカードを引くことをロックできるのに対し、《ディンローヴァの恐怖》は単純に場を消滅させてしまう。毎ターン手札を捨てさせながらパーマネントを戻すというのは《時間の亀裂》コンボを思い起こさせる。6マナ域を使いやすくするためにこれらのデッキはウルザトロンのマナベースを採用している。その一方で生き延びるための《一瞬の平和》、《ディンローヴァの恐怖》を探す《激情の共感者》、死んだパーツを復活させる《ムラーサの胎動》の緑に依存している。
統治者デッキはなかなかの猶予を与えてくれる。除去はその重要性を増すし、豊富な除去呪文を考えればゲームで優位な状況を確立することは簡単だ。一たびそうなってしまえば《黒薔薇の棘》を場に出して今や防御側プレイヤーが1ターンに2枚のカードを引くことができる。この追加のカードにより統治者は同じターンに脅威と回答を展開することが可能になり、そうしてる間にますますカードを引くことができる。これは黒単コントロールについての反復を始めたこの議論(https://goo.gl/LEzmiy)へと繋がっている。
赤は《稲妻》と《炎の斬りつけ》(より強い1マナの除去呪文2種)を使うことができる。これらは本当に素晴らしいが、《若き狼》と《嵐縛りの霊》を処理するために僕は《火柱》と《マグマのしぶき》も良いと思った。赤と黒の組み合わせでは《終止》を使うこともできる。かなり高めのマナコストを用意できればこれは本当に素晴らしい選択肢だ。5-0したラクドスデッキを探していて気が付いたのは、彼らがいかに自分自身にダメージを与えているかということだった。《夜の囁き》、《骨読み》そして《エヴィンカーの正義》によりこれらのデッキはカードアドバンテージを得る取り組みの中で自分のライフの3分の1を失っていた。一部のプレイヤーは《血溜まりの洞窟》に加えて《光輝の泉》を採用していた。これは壁に入った1つの亀裂を別の壁から持ってきた石膏で塞ごうとするようなものなので、僕は好きになれなった。《光輝の泉》は《夜の囁き》のライフ損失を緩和してくれるかもしれないが重要な呪文が手札で詰まってしまう可能性を抱えている。もし2点回復できる土地を使うとしたら、僕はタップインする代わりに色マナが出る方を使うね。
僕はライフ回復手段として緑をすぐに切り捨てた。《ムラーサの胎動》は優秀なクリーチャーがいてこそ真価を発揮するし、このデッキには呪文を抑えてまで採用するべきものが入っていない(つまり《熟考漂い》のことだ)。その代わり、僕は白と《アラシンの僧侶》に取りかかった。
そうとも、《アラシンの僧侶》は《孤独な宣教師》に勝る。なぜなら《エヴィンカーの正義》を生き残ることができるからだ。
白によっていくつかの欲しくてたまらなかったサイドボードの選択肢が使えるようになった。いくつかのマッチアップでは統治者であり続けることが非常に重要であり、《アラシンの僧侶》からの《虹色の断片》からの《断片》のフラッシュバックを構えての《黒薔薇の棘》と動けるのは重要なのが分かった。《ムラーサの胎動》を正当化するほど優秀なクリーチャーを使ってはいないものの、アドバンテージになりながら《虹色の断片》をフラッシュバックできる《コーの空漁師》のことは十分に考慮した。何度か練習した後、僕はこれをリーグに持ち込んで3-2の成績を上げた:
除去のラインナップは数回変更したが、もっとも大きいのは小さい脅威を摘み取るためにメインデッキに《弧状の稲妻》を加えたことだ。プレイ動画(https://goo.gl/IeOPcX)をいくつか見たあとでJasonとJonは《モグの戦争司令官》が入っていることに疑問を持った。地上を固める上で素晴らしい仕事をするし、後にクリーチャーを残せるので僕はこのカードの大ファンだった。エコーは欠点だったがそれが大きな障害になったことはない。JasonとJonは、それは多かれ少なかれ何もしないし除去呪文にしたほうが良いと指摘した。さらに2人はこのデッキには4マナの強力呪文を早く唱えるためのマナ加速が必要だとも指摘した。3枚の《印鑑》が加わり、《改革派の地図》はさらなる《炎の斬りつけ》に置き換わった。
除去
《稲妻》が3枚なのはこのフォーマットの大き目のクリーチャーの数を考慮したものだ。その一方で《稲妻》の効かないクリーチャーを殺すことができる《炎の斬りつけ》が3枚入っている。《悲劇的な過ち》はそのターンに別の何かが死亡していれば(まさに《チェイナーの布告》が実現させることだ)最大級のクリーチャーでさえもやっつけることができる。《弧状の稲妻》は小さい脅威3体を摘み取ったり、タフネス2のクリーチャーを除去しながらどこかに1点を飛ばすことができる。《炎の稲妻》は2度にわたって力を発揮するし、また《終止》は何かしら必ず除去すべきものを殺してくれる。《マグマのしぶき》が入っているのは走り回っている《若き狼》の処理に役立つからだ。最後に、このフォーマット最高の全体除去の1つである《エヴィンカーの正義》が入っている。現時点でどれだけ多くのデッキがタフネス2のクリーチャーを採用しているかを考えれば、このカードは3対1やそれ以上の交換ができることが多い。
インスタントスピードの除去は重要であり、フォーマットに対して適していればさらに多くなるかもしれない。統治者になると大量に追加のカードを引くことができる、そして対戦相手のターンにそれを使うことができればターン終了時にやってくる統治者のドローを最大限に活用することができる。
クリーチャー
《アラシンの僧侶》はライフを引き上げながら攻撃を緩和してくれる。《ファイレクシアの憤怒鬼》はいつでもカードが一枚引けるので単純に堅実だ。《甲虫背の酋長》は小さな軍隊を作り出し、後半まで生き延びるのに役立つ。その一方で《グルマグのアンコウ》がゲームを締めくくる。《巣穴のこそ泥》は《正義》を生き残り、君の最良のクリーチャーを取り戻してもくれる(そしてたまに速攻を持つ)、そして後半に《コーの空漁師》と一緒に威力を発揮する。《空漁師》と言えばこの馬車馬は、このデッキに入った「戦場に出たとき」効果を再利用するのに役立つ。《黒薔薇の棘》は非常に素晴らしいブロッカーであり、統治者になれるおかげでカードの数で上回るのに役立つ。
ドロー
《ファイレクシアの憤怒鬼》、《巣穴のこそ泥》そして《棘》に加えてこのデッキには3枚の《骨読み》と1枚の《回帰の泉》が入っている。《泉》は後半にデッキを再装填したり、ゲームに勝利するだけの十分なパワーを確実に用意するのに役立つ。《骨読み》は信じられないくらい強力なカードで4枚分のカードを掘ることができるし、ゲームの中盤と終盤において息切れを防ぐのに役立つ。
マナ
《印鑑》を含んだこのマナベースは1ターン目と2ターン目に除去を使うことを目指して設計したものだ。そしてさらに除去やブロッカーによってゲームを巻き返せるように十分に高いライフを保てるようにしている。
マルドゥはミッドレンジデッキだが絶対にコントロールデッキではない。その高品質なカードが動き始めるまで生き延びる必要がある。ゲーム後半で統治者がいるときはブロックをすることがより重要になるが、時として序盤にブロックをしなければならないこともあるだろう。ライフのやりくりはこのデッキをプレイする上で最も重要な要素の1つだ。しばしば綱渡りをしなければいけないし、ライフを取り戻し始めるために低いライフへと突入しなければならないこともある。時としてすべてを除去してゲームを逃げ切ることができるだろう。そうでなければ、爪を噛みながら相手が自分を負かす最後のピースを持っていないことを祈ることになる。
というわけで僕はまだこのデッキが今後数週間、素晴らしいものになると考えている。アモンケットは物事をそれほど揺さぶるようには見えない、そしてもし君が《黒薔薇の棘》を入手できたならマルドゥは統治者であることをアドバンテージとする素晴らしい手段だ。このデッキの核は《棘》と《正義》を一緒に使うことにある ―後はとにかく生き残ることだ。このデッキには決定事項は1つもないが、Pauperには優秀な除去が豊富に存在するから進化するメタゲームにデッキを適応させるのは簡単になるはずだ。ああ、それから ―たまにテーブルの反対側の生物を一掃するのは単純に楽しいものだよ。
Modern Masters 2017 in review and Mardu
by Alex Ullman, April 25, 2017
アモンケットの時代が近づいている。王神ニコール・ボーラスはほぼ確実にカード化されるだろうが、おそらくPauperでその威光を示すことはないだろう。新しいセットはモダンマスターズ2017シーズンの終わりを告げるものだ;混乱の4週間半だった。このセットは影響力のある新しいコモンの密度が高かった。トレジャーチェストによって実装されたコンスピラシー:王位争奪の2枚のカード ―《宮殿の歩哨》と《黒薔薇の棘》を含めればその数はさらに多くなる。これらのカードには後々取りかかるとして、まずはもっとも重要なことから話すとしよう。全情報は2017年4月23日からこのシーズンが終わる1日前までに採られたものだ。
1. ストンピィ; 21.09%
2. イゼット・デルバー; 9.9%
3. 親和; 9.58%
4. ディミーア・フリッカー; 8.95%
5. カルドーサ・トークン; 6.07%
6. ディンローヴァ・トロン; 4.47%
7. ムラーサ・トロン; 4.47%
8. レッドデックウィンズ; 4.15%
9. デルバー; 3.51%
10. 呪禁; 3.51%
1. ストンピィ
このフォーマットで優れたデッキの1つに「無料」の2マナ域を与えたらどうなるだろう?それはストンピィになる。このデッキは主に《炎樹族の使者》を背景にして5勝デッキでのシェアを霊気紛争シーズンのおよそ2倍にした。モダンマスターズ2017以前のストンピィは《イラクサの歩哨》と《スカルガンの穴潜み》を組み合わせて2ターン目の終了時にパワー6を場に出すことができた、しかしそれは《チェイナーの布告》系の除去に対してデッキを脆弱にするし、さらに手札を使い切ってしまう可能性があった。《使者》はパワー6を場に出すのを簡単にするだけでなく、別の《使者》が唱えられればさらに上乗せができるようになった。同様に《使者》の後続としては《巣の侵略者》とそれによる0/1のエルドラージ・落とし子が一般的なので、《チェイナーの布告》の有効性を下げるのに役立つ。小さな変化だが爆発的なスタートへとつながるルートを増やしたことで《炎樹族の使者》はストンピィをメタゲームのトップへと押し上げた。
ストンピィepermono, 5-0 Pauper League一部の人は《炎樹族の使者》を取り上げていない。これらのプレイヤーはその代わりに、より伝統的な緑のアグロデッキの構築を頼りにしている。これはぶっ壊れたドローの可能性をいくらか減らしてしまっているが、2ターン目における柔軟性をいくらか向上させている。2ターン目には《使者》から《侵略者》を狙うよりも緑1マナの脅威を2体場に出す方が重要なんだ。これらのバージョンは最新の型ほどの人気はないが依然として使われている。
クリーチャー(30)
2 《リバー・ボア/River Boa》
2 《大霊堂のスカージ/Vault Skirge》
2 《野生の雑種犬/Wild Mongrel》
4 《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary》
4 《巣の侵略者/Nest Invader》
4 《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel》
4 《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》
4 《スカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulk》
4 《若き狼/Young Wolf》
インスタント(10)
3 《地うねり/Groundswell》
3 《吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack》
4 《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
エンチャント(4)
4 《怨恨/Rancor》
土地(16)
16 《森/Forest》
サイドボード(15)
2 《象の導き/Elephant Guide》
2 《勇壮な対決/Epic Confrontation》
2 《部族養い/Feed the Clan》
2 《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》
3 《散弾の射手/Scattershot Archer》
4 《上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage》
ストンピィが隆盛した結果、その捕食対象がいくらか減ってしまった。Pauperで何年もトップ周辺に居続けた青いデッキであるデルバーはその地位を奪われてしまった。そして何とその力を落としてしまったことだろうか。デルバーは全勝デッキのメタゲームで15%越えから4%以下にまで落ちてしまった。この衰退は、デルバーが一貫してPauperにおける隠れた怪物の役割を果たしていることでより驚かされる。ストンピィは元からデルバーに対して相性が良く、《森》の隆盛は《島》の衰退の兆しになっている。
2.イゼット・デルバー
イゼット・デルバーmw_94gA, 5-0 Pauper leagueそういった《島》の一部は《山》に置き換わっている。イゼット・デルバーはその単色の原型における攻撃的なパッケージの一部を利用し、《尖塔のゴーレム》をモダンマスターズ2017のもう一つの傑物である《ボーラスの占い師》で置き換えている。このデッキは依然として同様の一般的なゲームプランに則っていて、早期に脅威を確立させてそのプレッシャーの維持を試みる。赤を足すことでこのデッキは《雪崩し》と《稲妻》の両方で盤面の脅威を取り除いておけるようになった。《稲妻》がゲームを終わらせるのに役立つということは、このどちらにとっても悪くない。イゼット・デルバーは《渦まく知識》と合わせて《灰のやせ地》も使っていて、レガシーでの《渦まく知識》と《沸騰する小湖》を思わせる多大なドローができる。
クリーチャー(19)
3 《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》
4 《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4 《フェアリーの悪党/Faerie Miscreant》
4 《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》
4 《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
インスタント(16)
1 《目くらまし/Daze》
1 《払拭/Dispel》
2 《渦まく知識/Brainstorm》
2 《噴出/Gush》
3 《対抗呪文/Counterspell》
3 《雪崩し/Skred》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
ソーサリー(7)
3 《思案/Ponder》
4 《定業/Preordain》
土地(18)
2 《冠雪の島/Snow-Covered Island》
9 《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
3 《灰のやせ地/Ash Barrens》
4 《進化する未開地/Evolving Wilds》
サイドボード(15)
2 《電謀/Electrickery》
2 《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
2 《水流破/Hydroblast》
2 《渦巻く砂嵐/Swirling Sandstorm》
3 《嵐縛りの霊/Stormbound Geist》
4 《紅蓮破/Pyroblast》
イゼット・デルバーの問題点はそのマナにある。シャッフル効果と青いキャントリップの枚数によっていくらか緩和できるものの、それでもなお大きな問題となる。適切なマナ配分を得るためには時間とマナが必要なことが多く、イゼット・デルバーが追いつけることもあるが時として挽回できないほどの遅れをとってしまう。
4.ディミーア・フリッカー&ディンローヴァ・トロン
ディミーア・フリッカー curryhajj, 5-0 Pauper League
クリーチャー(14)
2 《古術師/Archaeomancer》
4 《騒がしいネズミ/Chittering Rats》
4 《熟考漂い/Mulldrifter》
4 《海門の神官/Sea Gate Oracle》
インスタント(14)
1 《残響する衰微/Echoing Decay》
1 《除外/Exclude》
1 《墓の刈り取り/Reaping the Graves》
2 《見栄え損ない/Disfigure》
2 《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》
3 《破滅の刃/Doom Blade》
4 《対抗呪文/Counterspell》
ソーサリー(9)
1 《発掘/Unearth》
4 《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
4 《定業/Preordain》
エンチャント(1)
1 《死の重み/Dead Weight》
土地(22)
5 《沼/Swamp》
6 《島/Island》
1 《やせた原野/Barren Moor》
1 《孤立した砂州/Lonely Sandbar》
1 《光輝の泉/Radiant Fountain》
4 《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
4 《陰鬱な僻地/Dismal Backwater》
サイドボード(15)
1 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2 《綿密な分析/Deep Analysis》
2 《払拭/Dispel》
2 《嵐縛りの霊/Stormbound Geist》
2 《ヴォーデイリアのゾンビ/Vodalian Zombie》
3 《吐き気/Nausea》
3 《否認/Negate》
ディンローヴァ・トロンatams, 5-0 Pauper leagueこれら2つのデッキをまとめたのは両者が同じ要領で動作するからだ。これらはどちらも《幽霊のゆらめき》を使ったロックデッキであり、マナベースが異なる以外はどちらも《幽霊のゆらめき》とその回収手段と破壊的なクリーチャーとが集まるまでゲームを長引かせようとする。このために、ディミーア・フリッカーは除去と《対抗呪文》を使って脅威を食い止め、《定業》、《海門の神官》そして《熟考漂い》のようなカードで正しいパーツを探し出す。最終的には《古術師》と《幽霊のゆらめき》のコンボを成立させ、最後のパーツを探し出すか《騒がしいネズミ》で勝利に向けて歩み始めるだろう。十分にループを行えば対戦相手の新しいカードの供給を完全にロックすることができる。
クリーチャー(9)
2 《記憶の壁/Mnemonic Wall》
3 《ディンローヴァの恐怖/Dinrova Horror》
4 《熟考漂い/Mulldrifter》
インスタント(20)
1 《破滅の刃/Doom Blade》
2 《卑下/Condescend》
2 《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy》
2 《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》
2 《神秘の指導/Mystical Teachings》
2 《禁制/Prohibit》
2 《ムラーサの胎動/Pulse of Murasa》
3 《輪作/Crop Rotation》
4 《一瞬の平和/Moment’s Peace》
ソーサリー(1)
1 《調査/Probe》
アーティファクト(7)
1 《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
1 《探検の地図/Expedition Map》
1 《シミックの印鑑/Simic Signet》
4 《予言のプリズム/Prophetic Prism》
土地(23)
1 《島/Island》
1 《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
1 《離れ島/Remote Isle》
1 《シミックのギルド門/Simic Guildgate》
1 《未知の岸/Unknown Shores》
2 《ゆらめく岩屋/Shimmering Grotto》
4 《茨森の滝/Thornwood Falls》
4 《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》
4 《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant》
4 《ウルザの塔/Urza’s Tower》
サイドボード(15)
1 《ディンローヴァの恐怖/Dinrova Horror》
1 《ムラーサの胎動/Pulse of Murasa》
1 《古えの遺恨/Ancient Grudge》
1 《青の防御円/Circle of Protection: Blue》
1 《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
1 《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder》
1 《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
1 《天啓の光/Ray of Revelation》
1 《心に静寂/Serene Heart》
1 《屍賊の嘆き/Wail of the Nim》
1 《不憫なグリフ/Wretched Gryff》
2 《払拭/Dispel》
2 《水流破/Hydroblast》
ディンローヴァ・トロンは《ディンローヴァの恐怖》を軸にしている。《騒がしいネズミ》が新しいカードを引くことをロックできるのに対し、《ディンローヴァの恐怖》は単純に場を消滅させてしまう。毎ターン手札を捨てさせながらパーマネントを戻すというのは《時間の亀裂》コンボを思い起こさせる。6マナ域を使いやすくするためにこれらのデッキはウルザトロンのマナベースを採用している。その一方で生き延びるための《一瞬の平和》、《ディンローヴァの恐怖》を探す《激情の共感者》、死んだパーツを復活させる《ムラーサの胎動》の緑に依存している。
ラクドス・ミッドレンジEmilos_de_Carlos, 5-0 Pauper Leagueトップ10に食い込んだアーキタイプは1つもないものの、恒久的なカードアドバンテージ源として《黒薔薇の棘》を採用した様々なデッキがある。以前に議論した黒単コントロールのリストとよく似て、これらのデッキは除去呪文によって戦場をコントロールするように設計されている。最終的に毎ターン追加でカードが引ける恩恵は十分すぎるものになり相手を圧倒する。《黒薔薇の棘》の枚数を探すのに苦労している一部のプレイヤーは代わりに《宮殿の歩哨》に取り組んでいる。
クリーチャー(17)
1 《黒薔薇の棘/Thorn of the Black Rose》
2 《甲虫背の酋長/Beetleback Chief》
2 《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
4 《騒がしいネズミ/Chittering Rats》
4 《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager》
4 《熱錬金術師/Thermo-Alchemist》
インスタント(7)
3 《終止/Terminate》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
ソーサリー(14)
2 《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
2 《炎の稲妻/Firebolt》
2 《炎の斬りつけ/Flame Slash》
2 《火柱/Pillar of Flame》
2 《骨読み/Read the Bones》
4 《夜の囁き/Night’s Whisper》
土地(22)
5 《山/Mountain》
5 《沼/Swamp》
1 《やせた原野/Barren Moor》
1 《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
1 《忘れられた洞窟/Forgotten Cave》
2 《光輝の泉/Radiant Fountain》
3 《ラクドスの肉儀場/Rakdos Carnarium》
4 《血溜まりの洞窟/Bloodfell Caves》
サイドボード(15)
1 《黒薔薇の棘/Thorn of the Black Rose》
1 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
3 《電謀/Electrickery》
3 《紅蓮破/Pyroblast》
3 《破壊的脈動/Shattering Pulse》
4 《強迫/Duress》
オルゾフ・ミドレンジmlovbo, 5-0 Pauper Leagueモダンマスターズ2017はPauperを赤へと駆り立てた。このフォーマットは常に攻撃的ではあるものの、現在はできるだけ早く20点を与えるレースが可能なデッキが上位に着けている。これらのデッキはしばしばデルバーに後れを取っていたが《炎樹族の使者》がそれを変化させた。イゼット・デルバーでさえもアグロとコントロールではアグロ側にいる。ダメージレースはいつでも重要なものだが、《炎樹族》は現在の状況に新たな重要性を与えた。《炎樹族》によってより多くのデッキが高速展開できるようになり、ライフレースがより頻繁に起きるようになった。非常に危険な問題だ。
クリーチャー(18)
1 《墓所のネズミ/Crypt Rats》
3 《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher》
3 《ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpact》
3 《宮殿の歩哨/Palace Sentinels》
4 《スレイベンの検査官/Thraben Inspector》
4 《希望の壁/Wall of Hope》
インスタント(5)
2 《見栄え損ない/Disfigure》
3 《虹色の断片/Prismatic Strands》
ソーサリー(11)
3 《骨読み/Read the Bones》
4 《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
4 《夜の囁き/Night’s Whisper》
エンチャント(4)
4 《黒死病/Pestilence》
土地(22)
6 《平地/Plains》
6 《沼/Swamp》
1 《やせた原野/Barren Moor》
1 《隔離されたステップ/Secluded Steppe》
4 《オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica》
4 《磨かれたやせ地/Scoured Barrens》
サイドボード(15)
2 《墓所のネズミ/Crypt Rats》
2 《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
2 《黒曜石の見習い僧/Obsidian Acolyte》
2 《軍旗の旗手/Standard Bearer》
3 《塵は塵に/Dust to Dust》
4 《強迫/Duress》
統治者デッキはなかなかの猶予を与えてくれる。除去はその重要性を増すし、豊富な除去呪文を考えればゲームで優位な状況を確立することは簡単だ。一たびそうなってしまえば《黒薔薇の棘》を場に出して今や防御側プレイヤーが1ターンに2枚のカードを引くことができる。この追加のカードにより統治者は同じターンに脅威と回答を展開することが可能になり、そうしてる間にますますカードを引くことができる。これは黒単コントロールについての反復を始めたこの議論(https://goo.gl/LEzmiy)へと繋がっている。
黒単コントロールAlex Ullman初めは成功したにも関わらず、数回使った後で僕はこのデッキが失速し始めたのに気がついた。単純に序盤に使える除去が欠けていたんだ。黒は2ターン目になりさえすれば素晴らしい除去を持っている、しかしこの色には1マナの選択肢が欠けている。《死の重み》と《見栄え損ない》は使い道があるが後半には不安定になってしまう。《恐ろしい死》が1ターン目では無意味な一方で、《血の復讐》は積み重ねられるダメージの量を考えるとプレイするリスクが高い。《無垢の血》は《若き狼》がいなければ遥かに強かっただろう。《悲劇的な過ち》は《チェイナーの布告》と組み合わせるには最高だと分かったが複数枚積むには問題があった。《黒薔薇の棘》―《エヴィンカーの正義》デッキを動作させるなら僕は赤をタッチしようと思う。
クリーチャー(19)
1 《墓所のネズミ/Crypt Rats》
3 《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》
3 《黒薔薇の棘/Thorn of the Black Rose》
4 《クォムバッジの魔女/Cuombajj Witches》
4 《リリアナの死霊/Liliana’s Specter》
4 《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager》
インスタント(8)
1 《堕落の触手/Tendrils of Corruption》
1 《悲劇的な過ち/Tragic Slip》
1 《損ない/Unmake》
2 《殺し/Snuff Out》
3 《残響する衰微/Echoing Decay》
ソーサリー(6)
2 《エヴィンカーの正義/Evincar’s Justice》
4 《血の署名/Sign in Blood》
エンチャント(4)
1 《回帰の泉/Font of Return》
3 《死の重み/Dead Weight》
土地(23)
20 《沼/Swamp》
3 《やせた原野/Barren Moor》
赤は《稲妻》と《炎の斬りつけ》(より強い1マナの除去呪文2種)を使うことができる。これらは本当に素晴らしいが、《若き狼》と《嵐縛りの霊》を処理するために僕は《火柱》と《マグマのしぶき》も良いと思った。赤と黒の組み合わせでは《終止》を使うこともできる。かなり高めのマナコストを用意できればこれは本当に素晴らしい選択肢だ。5-0したラクドスデッキを探していて気が付いたのは、彼らがいかに自分自身にダメージを与えているかということだった。《夜の囁き》、《骨読み》そして《エヴィンカーの正義》によりこれらのデッキはカードアドバンテージを得る取り組みの中で自分のライフの3分の1を失っていた。一部のプレイヤーは《血溜まりの洞窟》に加えて《光輝の泉》を採用していた。これは壁に入った1つの亀裂を別の壁から持ってきた石膏で塞ごうとするようなものなので、僕は好きになれなった。《光輝の泉》は《夜の囁き》のライフ損失を緩和してくれるかもしれないが重要な呪文が手札で詰まってしまう可能性を抱えている。もし2点回復できる土地を使うとしたら、僕はタップインする代わりに色マナが出る方を使うね。
僕はライフ回復手段として緑をすぐに切り捨てた。《ムラーサの胎動》は優秀なクリーチャーがいてこそ真価を発揮するし、このデッキには呪文を抑えてまで採用するべきものが入っていない(つまり《熟考漂い》のことだ)。その代わり、僕は白と《アラシンの僧侶》に取りかかった。
そうとも、《アラシンの僧侶》は《孤独な宣教師》に勝る。なぜなら《エヴィンカーの正義》を生き残ることができるからだ。
白によっていくつかの欲しくてたまらなかったサイドボードの選択肢が使えるようになった。いくつかのマッチアップでは統治者であり続けることが非常に重要であり、《アラシンの僧侶》からの《虹色の断片》からの《断片》のフラッシュバックを構えての《黒薔薇の棘》と動けるのは重要なのが分かった。《ムラーサの胎動》を正当化するほど優秀なクリーチャーを使ってはいないものの、アドバンテージになりながら《虹色の断片》をフラッシュバックできる《コーの空漁師》のことは十分に考慮した。何度か練習した後、僕はこれをリーグに持ち込んで3-2の成績を上げた:
マルドゥAlex Ullmanこのデッキは立派にパフォーマンスを発揮し、新たに検討する価値があることをはっきりと示した。僕はこのリストを調整する上で(ムラーサ・トロンの)Jason、(拷問生活の)Jon、そしてColor CommontaryのMikeとAdrainの2人という有識者達と議論した。Jasonはすぐに《火柱》よりも《マグマのしぶき》を提案してこのデッキが機能する上でのインスタント除去の必要性を示してくれた。そのグループは土地の追加を勧めてくれて、僕はためらった。その代わりに僕は大好きな《改革派の地図》を1枚追加した。《地図》は土地の少ない手札をキープしやすくしてくれるし、早いターンに《灰のやせ地》にマナを使うことなくドローの質を高めてくれる。十分なマナのあるゲームでは、デッキを圧縮してドローの質を高めるために自分のアップキープで《地図》を起動する。
クリーチャー(18)
1 《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher》
1 《甲虫背の酋長/Beetleback Chief》
1 《グリクシスの奴隷使い/Grixis Slavedriver》
1 《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
1 《巣穴のこそ泥/Warren Pilferers》
2 《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager》
2 《黒薔薇の棘/Thorn of the Black Rose》
3 《アラシンの僧侶/Arashin Cleric》
3 《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
3 《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal》
インスタント(6)
2 《終止/Terminate》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
ソーサリー(13)
2 《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
2 《エヴィンカーの正義/Evincar’s Justice》
2 《炎の稲妻/Firebolt》
2 《炎の斬りつけ/Flame Slash》
2 《火柱/Pillar of Flame》
3 《骨読み/Read the Bones》
エンチャント(1)
1 《回帰の泉/Font of Return》
土地(22)
1 《平地/Plains》
4 《沼/Swamp》
5 《山/Mountain》
1 《灰のやせ地/Ash Barrens》
1 《ボロスの駐屯地/Boros Garrison(》
1 《カビーラの交差路/Kabira Crossroads》
1 《オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica》
1 《ラクドスの肉儀場/Rakdos Carnarium》
1 《風に削られた岩山/Wind-Scarred Crag》
2 《磨かれたやせ地/Scoured Barrens》
4 《血溜まりの洞窟/Bloodfell Caves》
サイドボード(15)
1 《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
1 《炎の斬りつけ/Flame Slash》
1 《無残な収穫/Grim Harvest》
1 《忘却の輪/Oblivion Ring》
1 《終止/Terminate》
1 《黒薔薇の棘/Thorn of the Black Rose》
2 《残響する衰微/Echoing Decay》
2 《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
2 《虹色の断片/Prismatic Strands》
3 《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
除去のラインナップは数回変更したが、もっとも大きいのは小さい脅威を摘み取るためにメインデッキに《弧状の稲妻》を加えたことだ。プレイ動画(https://goo.gl/IeOPcX)をいくつか見たあとでJasonとJonは《モグの戦争司令官》が入っていることに疑問を持った。地上を固める上で素晴らしい仕事をするし、後にクリーチャーを残せるので僕はこのカードの大ファンだった。エコーは欠点だったがそれが大きな障害になったことはない。JasonとJonは、それは多かれ少なかれ何もしないし除去呪文にしたほうが良いと指摘した。さらに2人はこのデッキには4マナの強力呪文を早く唱えるためのマナ加速が必要だとも指摘した。3枚の《印鑑》が加わり、《改革派の地図》はさらなる《炎の斬りつけ》に置き換わった。
マルドゥ 2.0 Alex Ullman
クリーチャー(15)
1 《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher》
1 《甲虫背の酋長/Beetleback Chief》
1 《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
2 《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager》
2 《黒薔薇の棘/Thorn of the Black Rose》
2 《巣穴のこそ泥/Warren Pilferers》
3 《アラシンの僧侶/Arashin Cleric》
3 《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
インスタント(7)
1 《終止/Terminate》
1 《悲劇的な過ち/Tragic Slip》
2 《マグマのしぶき/Magma Spray》
3 《稲妻/Lightning Bolt》
ソーサリー(12)
1 《弧状の稲妻/Arc Lightning》
1 《炎の稲妻/Firebolt》
2 《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
2 《エヴィンカーの正義/Evincar’s Justice》
3 《炎の斬りつけ/Flame Slash》
3 《骨読み/Read the Bones》
エンチャント(1)
1 《回帰の泉/Font of Return》
Artifacts (3)
1 《ラクドスの印鑑/Rakdos Signet》
2 《オルゾフの印鑑/Orzhov Signet》
土地(22)
1 《平地/Plains》
3 《沼/Swamp》
5 《山/Mountain》
1 《灰のやせ地/Ash Barrens》
1 《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
1 《ボロスの駐屯地/Boros Garrison》
1 《カビーラの交差路/Kabira Crossroads》
1 《オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica》
1 《ラクドスの肉儀場/Rakdos Carnarium》
1 《風に削られた岩山/Wind-Scarred Crag》
2 《磨かれたやせ地/Scoured Barrens》
4 《血溜まりの洞窟/Bloodfell Caves》
サイドボード(15)
1 《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
1 《神への捧げ物/Divine Offering》
1 《電謀/Electrickery》
1 《無残な収穫/Grim Harvest》
1 《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
1 《忘却の輪/Oblivion Ring》
1 《終止/Terminate》
1 《残響する衰微/Echoing Decay》
2 《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
2 《虹色の断片/Prismatic Strands》
3 《紅蓮破/Pyroblast》
除去
《稲妻》が3枚なのはこのフォーマットの大き目のクリーチャーの数を考慮したものだ。その一方で《稲妻》の効かないクリーチャーを殺すことができる《炎の斬りつけ》が3枚入っている。《悲劇的な過ち》はそのターンに別の何かが死亡していれば(まさに《チェイナーの布告》が実現させることだ)最大級のクリーチャーでさえもやっつけることができる。《弧状の稲妻》は小さい脅威3体を摘み取ったり、タフネス2のクリーチャーを除去しながらどこかに1点を飛ばすことができる。《炎の稲妻》は2度にわたって力を発揮するし、また《終止》は何かしら必ず除去すべきものを殺してくれる。《マグマのしぶき》が入っているのは走り回っている《若き狼》の処理に役立つからだ。最後に、このフォーマット最高の全体除去の1つである《エヴィンカーの正義》が入っている。現時点でどれだけ多くのデッキがタフネス2のクリーチャーを採用しているかを考えれば、このカードは3対1やそれ以上の交換ができることが多い。
インスタントスピードの除去は重要であり、フォーマットに対して適していればさらに多くなるかもしれない。統治者になると大量に追加のカードを引くことができる、そして対戦相手のターンにそれを使うことができればターン終了時にやってくる統治者のドローを最大限に活用することができる。
クリーチャー
《アラシンの僧侶》はライフを引き上げながら攻撃を緩和してくれる。《ファイレクシアの憤怒鬼》はいつでもカードが一枚引けるので単純に堅実だ。《甲虫背の酋長》は小さな軍隊を作り出し、後半まで生き延びるのに役立つ。その一方で《グルマグのアンコウ》がゲームを締めくくる。《巣穴のこそ泥》は《正義》を生き残り、君の最良のクリーチャーを取り戻してもくれる(そしてたまに速攻を持つ)、そして後半に《コーの空漁師》と一緒に威力を発揮する。《空漁師》と言えばこの馬車馬は、このデッキに入った「戦場に出たとき」効果を再利用するのに役立つ。《黒薔薇の棘》は非常に素晴らしいブロッカーであり、統治者になれるおかげでカードの数で上回るのに役立つ。
ドロー
《ファイレクシアの憤怒鬼》、《巣穴のこそ泥》そして《棘》に加えてこのデッキには3枚の《骨読み》と1枚の《回帰の泉》が入っている。《泉》は後半にデッキを再装填したり、ゲームに勝利するだけの十分なパワーを確実に用意するのに役立つ。《骨読み》は信じられないくらい強力なカードで4枚分のカードを掘ることができるし、ゲームの中盤と終盤において息切れを防ぐのに役立つ。
マナ
《印鑑》を含んだこのマナベースは1ターン目と2ターン目に除去を使うことを目指して設計したものだ。そしてさらに除去やブロッカーによってゲームを巻き返せるように十分に高いライフを保てるようにしている。
マルドゥはミッドレンジデッキだが絶対にコントロールデッキではない。その高品質なカードが動き始めるまで生き延びる必要がある。ゲーム後半で統治者がいるときはブロックをすることがより重要になるが、時として序盤にブロックをしなければならないこともあるだろう。ライフのやりくりはこのデッキをプレイする上で最も重要な要素の1つだ。しばしば綱渡りをしなければいけないし、ライフを取り戻し始めるために低いライフへと突入しなければならないこともある。時としてすべてを除去してゲームを逃げ切ることができるだろう。そうでなければ、爪を噛みながら相手が自分を負かす最後のピースを持っていないことを祈ることになる。
というわけで僕はまだこのデッキが今後数週間、素晴らしいものになると考えている。アモンケットは物事をそれほど揺さぶるようには見えない、そしてもし君が《黒薔薇の棘》を入手できたならマルドゥは統治者であることをアドバンテージとする素晴らしい手段だ。このデッキの核は《棘》と《正義》を一緒に使うことにある ―後はとにかく生き残ることだ。このデッキには決定事項は1つもないが、Pauperには優秀な除去が豊富に存在するから進化するメタゲームにデッキを適応させるのは簡単になるはずだ。ああ、それから ―たまにテーブルの反対側の生物を一掃するのは単純に楽しいものだよ。
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