元記事URL(http://www.gatheringmagic.com/alexullman-04042017-the-world-is-burning/)
The World is Burning
by Alex Ullman, April 4, 2017
《炎樹族の使者》がここにあり、そしてすべてを変えてしまった。このフォーマットにギルド門侵犯のアンコモンからの追加があったことで、少なくとも当面の間、ストンピィはデルバーを押しのけてトップの座に君臨している。デルバーはかなりの期間頂点に立っていたからこれは一大事だ。《炎樹族の使者》はテンポの観点からフォーマットの質感を変化させ、その結果としてすべてを変更してしまった。
テンポを使ってゲーム全体のペースについて議論しようと思う。もう少し正確に言おう:多くの僕より優れたプレイヤーやライター達がこの議題にまあまあの結果で取り組もうとしてきた、なので僕はこの定義について注目する気はない。僕にとって(そして僕の理解において)、テンポとは平衡状態に関連してゲームに目を向けたものだ。何かしら盤面のバランスを一方向へ変化させるものはマッチアップのテンポに影響を与える、と言うことができる(そしてそれは君たちがそうなって欲しいと思うものだ)。Reid Duke は彼の公式での入門記事Level One(https://goo.gl/uE94VW)においてこの議題に関して素晴らしい記事を書いてくれていて、それを(同様に彼が書いたものすべてを)チェックするのを強く勧める。
そういったことから、Pauperに関連してバランスを取る行為について話すことができる。このフォーマットが最初に制定されたときのトップのデッキは黒単コントロールだった。攻撃的なデッキがあふれた世界では《墓所のネズミ》や《堕落の触手》を使えるデッキは最高潮だった。初期の黒単コントロールは序盤のあらゆるものを除去で否定しながら《触手》によってライフを水増ししていた。最終的にこのコントロールデッキは十分な《沼》を戦場に出して致命的な《堕落》を唱えたものだった。《墓所のネズミ》が複数のクリーチャーを処理できた一方で、当時の黒単をデッキたらしめていたのは《堕落の触手》だった。複数回の攻撃を無効にしながら相手の投資を取り消し、それからアンタップしてクリーチャーや除去につなげられることで《触手》は致命的なカードになった。テンペストがオンラインにやって来るまで黒単コントロールはトップにとどまっていた。
《モグの略奪者》がこの計算を変化させた。《ゴブリンのそり乗り》はすでに存在していたものの、《略奪者》によってゴブリンはより安定した動きを手に入れた。黒単をその座から叩き落とす上で重要なのは《触手》の効率を下げることであり、このデュオは正にそれを成し遂げた。4マナのインスタントの対象を生け贄に捧げることでライフ回復が阻止されることになる。突然、複数の重い除去呪文の機会費用は高すぎるものになり、Pauperは変化した。この相互作用だけでなく、《モグの戦争司令官》によって場を埋め尽くして《ゴブリンの奇襲隊》で何もないところから勝利できることでゴブリンはトップの座を奪い取った。
このことを持ち出したのは、Pauperのトップティアにおいて劇的なテンポの変化が起きたのはこれが最後だったからだ。《堕落の触手》が除去の控えに降格したことは多大な影響を及ぼした。小さいクリーチャーに頼ったデッキが戦うのはより簡単になった。《ギルドパクトの守護者》のようなカードは遅すぎて問題にならないとされ、マナカーブは下降し続けた。こうして遅めのデッキが現在の黒主体のコントロールデッキのように、4ターン目に単に《触手》を唱えるより《ファイレクシアの憤怒鬼》と除去を唱えられるようになった。その代わりこれらのコントロールデッキは自らの回復手段を後のターンへと後退させ、ゲームの進展におけるギャップができてしまった。
この押し合いの中で前へ出たのがデルバーだ。このデッキは《呪文づまりのスプライト》のおかげでフォーマットの中でも軽いマナカーブでアドバンテージを取る独特な立ち位置にいた。当初はこれが《フェアリーの大群》で補完されていて、相手に何もさせない初動が存在した ―《秘密を掘り下げる者》から《呪文づまり》を構えながらの《大群》― 、しかし《フェアリーの大群》が禁止されてもなお《呪文づまりのスプライト》は大きなテンポプレイであり続けている。
《流浪のドレイク》の時代を除いて、デルバーはPauperの基準のデッキであり続けている。何年もの間、他のすべてのデッキを測るための基準になっている。《秘密を掘り下げる者》、《尖塔のゴーレム》、《対抗呪文》、《噴出》そして《思案》-《定業》のデュオと大量の強力カードが使われている。それでもこのデッキの長期間の成功のカギとなっているカードの名前を一つ挙げるとするなら、プレイのペースを決定づける能力をもつ《呪文づまりのスプライト》になるだろう。どれだけ小さくても呪文を打ち消しながら戦力を展開することには大きな価値がある。《スプライト》を基準に用いることでデルバーはゲームのテンポをコントロールしようとしていた。《蒸気の絡みつき》、《断絶》そして《対抗呪文》を使って盤面のアドバンテージを維持しながら《昆虫の逸脱者》でプレッシャーをかけることが多かった。しかし《炎樹族の使者》は有意義な方法でこの力学を変えてしまった。
Pauperに新しいカードが導入されたとき、僕はよく慣性と運動量の話をする。既存のカードの重み ―慣性― に対して新しい選択肢が影響を及ぼすにはかなりの力が必要だ。時間とともにこれらのカードが雪だるま効果 ―運動量― を生み出すことでデッキは次のレベルへと進むことができる。ストンピィはここ数年連続してカードを獲得し続けていて、すでにデルバーとのマッチアップには強い。《炎樹族の使者》はその限界を超えさせる。デルバーがゲームの進行をコントロールしようとするところで、新しい構築のストンピィは台本を完全に無視して独自のやり方で進もうとする。
これだけでは大転換とは言えないかもしれないが、フォーマットを制限する要素は以前の《堕落の触手》のようにある程度の力を失ってしまった。《呪文づまりのスプライト》を唱えた後でも戦場に出たものに干渉できることが、デルバーの成功の一端を担っていた。《炎樹族の使者》単体は《蒸気の絡みつき》で戻されるかもしれないが、《使者》のマナで唱えたものに対してはバウンスは何もしない。《炎樹族の使者》が解決されることでデルバーは対等を維持するのが困難になる。
ストンピィはすでに幾つかの苦手があるトップティアデッキだった。それが《炎樹族の使者》の追加によって(僕の意見では)デルバーを追い越した。Pauperはまだこの新しい基準のデッキに完全には適応していないし、Pauperにおいてこれが何を意味するのかを僕らは表面的にしかわかっていない。ストンピィが早い段階で順位表の先頭を走ることは予想できた ―正しい答えを出すより質問する方が簡単だ。現在の戦いを勝ち抜くために2つのデッキが現れた。最初のデッキは前シーズンの終わりに現れたものだが、モダンマスタース2017の発売後に本当の盛り上がりを見せた。
《炎樹族の使者》は驚くほど強力なカードでありストンピィを頂点へと押し上げた。Pauperは今現在この新しい支配者に対して適応し始めているところだ:しかし、もしイゼット・デルバーとディンローヴァ・トロンが何らかの兆候であるとするなら今後数週間は面白いデッキが見られそうだ。そしてアモンケットはすぐそこまで来ている。
The World is Burning
by Alex Ullman, April 4, 2017
《炎樹族の使者》がここにあり、そしてすべてを変えてしまった。このフォーマットにギルド門侵犯のアンコモンからの追加があったことで、少なくとも当面の間、ストンピィはデルバーを押しのけてトップの座に君臨している。デルバーはかなりの期間頂点に立っていたからこれは一大事だ。《炎樹族の使者》はテンポの観点からフォーマットの質感を変化させ、その結果としてすべてを変更してしまった。
テンポを使ってゲーム全体のペースについて議論しようと思う。もう少し正確に言おう:多くの僕より優れたプレイヤーやライター達がこの議題にまあまあの結果で取り組もうとしてきた、なので僕はこの定義について注目する気はない。僕にとって(そして僕の理解において)、テンポとは平衡状態に関連してゲームに目を向けたものだ。何かしら盤面のバランスを一方向へ変化させるものはマッチアップのテンポに影響を与える、と言うことができる(そしてそれは君たちがそうなって欲しいと思うものだ)。Reid Duke は彼の公式での入門記事Level One(https://goo.gl/uE94VW)においてこの議題に関して素晴らしい記事を書いてくれていて、それを(同様に彼が書いたものすべてを)チェックするのを強く勧める。
そういったことから、Pauperに関連してバランスを取る行為について話すことができる。このフォーマットが最初に制定されたときのトップのデッキは黒単コントロールだった。攻撃的なデッキがあふれた世界では《墓所のネズミ》や《堕落の触手》を使えるデッキは最高潮だった。初期の黒単コントロールは序盤のあらゆるものを除去で否定しながら《触手》によってライフを水増ししていた。最終的にこのコントロールデッキは十分な《沼》を戦場に出して致命的な《堕落》を唱えたものだった。《墓所のネズミ》が複数のクリーチャーを処理できた一方で、当時の黒単をデッキたらしめていたのは《堕落の触手》だった。複数回の攻撃を無効にしながら相手の投資を取り消し、それからアンタップしてクリーチャーや除去につなげられることで《触手》は致命的なカードになった。テンペストがオンラインにやって来るまで黒単コントロールはトップにとどまっていた。
《モグの略奪者》がこの計算を変化させた。《ゴブリンのそり乗り》はすでに存在していたものの、《略奪者》によってゴブリンはより安定した動きを手に入れた。黒単をその座から叩き落とす上で重要なのは《触手》の効率を下げることであり、このデュオは正にそれを成し遂げた。4マナのインスタントの対象を生け贄に捧げることでライフ回復が阻止されることになる。突然、複数の重い除去呪文の機会費用は高すぎるものになり、Pauperは変化した。この相互作用だけでなく、《モグの戦争司令官》によって場を埋め尽くして《ゴブリンの奇襲隊》で何もないところから勝利できることでゴブリンはトップの座を奪い取った。
このことを持ち出したのは、Pauperのトップティアにおいて劇的なテンポの変化が起きたのはこれが最後だったからだ。《堕落の触手》が除去の控えに降格したことは多大な影響を及ぼした。小さいクリーチャーに頼ったデッキが戦うのはより簡単になった。《ギルドパクトの守護者》のようなカードは遅すぎて問題にならないとされ、マナカーブは下降し続けた。こうして遅めのデッキが現在の黒主体のコントロールデッキのように、4ターン目に単に《触手》を唱えるより《ファイレクシアの憤怒鬼》と除去を唱えられるようになった。その代わりこれらのコントロールデッキは自らの回復手段を後のターンへと後退させ、ゲームの進展におけるギャップができてしまった。
この押し合いの中で前へ出たのがデルバーだ。このデッキは《呪文づまりのスプライト》のおかげでフォーマットの中でも軽いマナカーブでアドバンテージを取る独特な立ち位置にいた。当初はこれが《フェアリーの大群》で補完されていて、相手に何もさせない初動が存在した ―《秘密を掘り下げる者》から《呪文づまり》を構えながらの《大群》― 、しかし《フェアリーの大群》が禁止されてもなお《呪文づまりのスプライト》は大きなテンポプレイであり続けている。
《流浪のドレイク》の時代を除いて、デルバーはPauperの基準のデッキであり続けている。何年もの間、他のすべてのデッキを測るための基準になっている。《秘密を掘り下げる者》、《尖塔のゴーレム》、《対抗呪文》、《噴出》そして《思案》-《定業》のデュオと大量の強力カードが使われている。それでもこのデッキの長期間の成功のカギとなっているカードの名前を一つ挙げるとするなら、プレイのペースを決定づける能力をもつ《呪文づまりのスプライト》になるだろう。どれだけ小さくても呪文を打ち消しながら戦力を展開することには大きな価値がある。《スプライト》を基準に用いることでデルバーはゲームのテンポをコントロールしようとしていた。《蒸気の絡みつき》、《断絶》そして《対抗呪文》を使って盤面のアドバンテージを維持しながら《昆虫の逸脱者》でプレッシャーをかけることが多かった。しかし《炎樹族の使者》は有意義な方法でこの力学を変えてしまった。
Pauperに新しいカードが導入されたとき、僕はよく慣性と運動量の話をする。既存のカードの重み ―慣性― に対して新しい選択肢が影響を及ぼすにはかなりの力が必要だ。時間とともにこれらのカードが雪だるま効果 ―運動量― を生み出すことでデッキは次のレベルへと進むことができる。ストンピィはここ数年連続してカードを獲得し続けていて、すでにデルバーとのマッチアップには強い。《炎樹族の使者》はその限界を超えさせる。デルバーがゲームの進行をコントロールしようとするところで、新しい構築のストンピィは台本を完全に無視して独自のやり方で進もうとする。
ストンピィ - Ichisuka, 5-0 Pauper Leagueこの新しいタイプのストンピィは爆発的なスタートを切る能力がある。2ターン目の《炎樹族の使者》は《巣の侵略者》や、緑の1マナ域と《大霊堂のスカージ》、あるいは別の《炎樹族の使者》へと繋げることができる。昔のゴブリンデッキは1ターン目に《ゴブリンのそり乗り》を出したら《モグの戦争司令官》で追い打ちをかけるだけだった。ストンピィは1/1ではなく2/2で同じ動きができるし、それは倍以上優れたことだ。これらを引くことでストンピィは従来のゲーム進行の段階を無視して即座に有利な態勢へと加速することができる。《クウィリーオン・レインジャー》が使えるということは《森》1枚だけでこういった初動ができるということだ。
クリーチャー(29)
1 《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker》
2 《大霊堂のスカージ/Vault Skirge》
2 《野生の雑種犬/Wild Mongrel》
4 《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary》
4 《巣の侵略者/Nest Invader》
4 《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel》
4 《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》
4 《スカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulk》
4 《若き狼/Young Wolf》
インスタント(8)
2 《地うねり/Groundswell》
2 《吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack》
4 《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
ソーサリー(1)
1 《勇壮な対決/Epic Confrontation》
エンチャント(4)
4 《怨恨/Rancor》
アーティファクト(2)
2 《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》
土地(16)
16 《森/Forest》
サイドボード(15)
1 《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》
2 《勇壮な対決/Epic Confrontation》
2 《部族養い/Feed the Clan》
2 《一瞬の平和/Moment’s Peace》
4 《上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage》
4 《散弾の射手/Scattershot Archer》
これだけでは大転換とは言えないかもしれないが、フォーマットを制限する要素は以前の《堕落の触手》のようにある程度の力を失ってしまった。《呪文づまりのスプライト》を唱えた後でも戦場に出たものに干渉できることが、デルバーの成功の一端を担っていた。《炎樹族の使者》単体は《蒸気の絡みつき》で戻されるかもしれないが、《使者》のマナで唱えたものに対してはバウンスは何もしない。《炎樹族の使者》が解決されることでデルバーは対等を維持するのが困難になる。
ストンピィはすでに幾つかの苦手があるトップティアデッキだった。それが《炎樹族の使者》の追加によって(僕の意見では)デルバーを追い越した。Pauperはまだこの新しい基準のデッキに完全には適応していないし、Pauperにおいてこれが何を意味するのかを僕らは表面的にしかわかっていない。ストンピィが早い段階で順位表の先頭を走ることは予想できた ―正しい答えを出すより質問する方が簡単だ。現在の戦いを勝ち抜くために2つのデッキが現れた。最初のデッキは前シーズンの終わりに現れたものだが、モダンマスタース2017の発売後に本当の盛り上がりを見せた。
イゼット・デルバー - kungfutress, 5-0 Pauper Leagueイゼット・デルバーは単色のバージョンと同様の原理で動いている。しかしながら、《雪崩し》と《稲妻》のおかげで現在のメタゲームでは有利な位置にいる。デルバーがクリーチャーをバウンスしても後で唱えなおされるの見ていることしかできないのに対し、イゼット・デルバーは実際にそいつを殺すことができる。これらのカードによって対等を維持してゲームの中盤から後半を見据えることができる。このデッキはわずかに高いレベルのパワーを持っているが、赤いカードを使いこなすためにマナベースにある程度の譲歩をしなければならない。
クリーチャー(19)
3 《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》
4 《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4 《フェアリーの悪党/Faerie Miscreant》
4 《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》
4 《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
インスタント(17)
1 《目くらまし/Daze》
1 《払拭/Dispel》
1 《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》
2 《渦まく知識/Brainstorm》
2 《雪崩し/Skred》
3 《対抗呪文/Counterspell》
3 《噴出/Gush》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
ソーサリー(6)
3 《思案/Ponder》
3 《定業/Preordain》
土地(18)
3 《灰のやせ地/Ash Barrens》
4 《進化する未開地/Evolving Wilds》
2 《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
9 《冠雪の島/Snow-Covered Island》
サイドボード(15)
1 《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》
1 《対抗呪文/Counterspell》
1 《渦巻く砂嵐/Swirling Sandstorm》
2 《雪崩し/Skred》
2 《電謀/Electrickery》
2 《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
2 《水流破/Hydroblast》
2 《紅蓮破/Pyroblast》
2 《嵐縛りの霊/Stormbound Geis》
ディンローヴァ・トロン - RainmakerLuke, 5-0 Pauper Leagueこのコントロール・トロンデッキの新しい試みはまた話が違う。ディンローヴァ・トロンは除去によって盤面をコントロールしようとする代わりに、《幽霊のゆらめき》で《ディンローヴァの恐怖》を使いまわして対戦相手の場を食い尽くせるマナが溜まるまで、毎ターン《一瞬の平和》を唱えられる状態にしようとする。ディンローヴァ・トロンは完全に別の軸で戦うことで《炎樹族の使者》を無力化しようとしている。このデッキが気にするのは完全な優位を築くまで生き残るライフを維持することだけだ。《一瞬の平和》はライフを守る最高の手段の一つであり、《輪作》はこのデッキが早いターンに確実にウルザトロンを揃えるのに役立つ。《神秘の指導》と《禁忌の錬金術》の組み合わせは互いにコンボを織りなしている。デッキ全体が《炎樹族の使者》タイプのストンピィに対してアドバンテージを取りやすくなっているが、この新しいコモンを赤いデッキが採用するとなると不安定になるかもしれない。
クリーチャー(12)
2 《記憶の壁/Mnemonic Wall》
3 《ディンローヴァの恐怖/Dinrova Horror》
3 《海門の神官/Sea Gate Oracle》
4 《熟考漂い/Mulldrifter》
インスタント(18)
1 《ムラーサの胎動/Pulse of Murasa》
2 《卑下/Condescend》
2 《輪作/Crop Rotation》
2 《除外/Exclude》
2 《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy》
2 《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》
2 《神秘の指導/Mystical Teachings》
2 《禁制/Prohibit》
3 《一瞬の平和/Moment’s Peace》
アーティファクト(7)
1 《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
2 《探検の地図/Expedition Map》
4 《予言のプリズム/Prophetic Prism》
土地(23)
2 《島/Island》
1 《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
1 《離れ島/Remote Isle》
3 《ゆらめく岩屋/Shimmering Grotto》
4 《茨森の滝/Thornwood Falls》
4 《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》
4 《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant》
4 《ウルザの塔/Urza’s Tower》
サイドボード(15)
1 《輪作/Crop Rotation》
1 《一瞬の平和/Moment’s Peace》
1 《調査/Probe》
1 《ムラーサの胎動/Pulse of Murasa》
1 《光輝の泉/Radiant Fountain》
1 《天啓の光/Ray of Revelation》
2 《古えの遺恨/Ancient Grudge》
2 《電謀/Electrickery》
2 《水流破/Hydroblast》
3 《払拭/Dispel》
《炎樹族の使者》は驚くほど強力なカードでありストンピィを頂点へと押し上げた。Pauperは今現在この新しい支配者に対して適応し始めているところだ:しかし、もしイゼット・デルバーとディンローヴァ・トロンが何らかの兆候であるとするなら今後数週間は面白いデッキが見られそうだ。そしてアモンケットはすぐそこまで来ている。
コメント
タイミングよく晴れる屋にテンポの記事があったりして個人的かなりタイムリーでした。
有志の翻訳記事はあっても全部を網羅しているものがなくて辛いです
非常に役立つ記事で助かります。
トモハルさんの記事は具体例が豊富で分かりやすかったですねえ。そこでも《炎樹族の使者》が出てきていてちょっと噛み合った感じがしますw
>>すずくまさん
検索したらDNでLevel Oneを翻訳している方がいるんですね。たしかにこういう入門記事は公式でまとめて翻訳してほしいもんですね
>>シュガーさん
お役に立てば幸いです。コメントありがとうございます!