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A Pauper Primer: Wrapping up
by Alex Ullman, February 14, 2017



Pauperはとてつもなく多様なフォーマットだ。そしてその入門は、現時点で、主に過去と現在で確立されたデッキに焦点を当てている。詳しく見てきたデッキは1回のリーグで遭遇するとがそれなりに期待されるものだ。あるものは他より多く説明されるだろうが、本当に驚くべきものは1つもない。

もちろんPauperには掲載した18個よりも多くのアーキタイプがある。多くの頑固者が言うほど「デッキビルダーの楽園」ということはないが、それでもオンラインのメタゲームで成功しそうなアーキタイプが非常にたくさんある。

青と赤は協力してイゼットというPauperでも比較的強力な色の組み合わせを作る。《流浪のドレイク》が印刷されて優秀なコンボデッキの支配が始まる前、《秘密を掘り下げる者》、《熟考漂い》そして《海門の神官》を除去と打ち消しで援護することに頼ったミッドレンジデッキが存在した。《ドレイク》が去った後、2つの異なる青赤デッキが現れた、一方はもう一方より人気がある。
イゼット・フェアリー - tedlyted, 5-0 Pauper League
クリーチャー(19)
3 《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》
4 《フェアリーの悪党/Faerie Miscreant》
4 《熟考漂い/Mulldrifter》
4 《海門の神官/Sea Gate Oracle》
4 《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
インスタント(12)
1 《払拭/Dispel》
1 《電謀/Electrickery》
1 《収穫の火/Harvest Pyre》
1 《霊魂放逐/Remove Soul》
4 《対抗呪文/Counterspell》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
ソーサリー(8)
4 《炎の斬りつけ/Flame Slash》
4 《定業/Preordain》
土地(21)
11 《島/Island》
2 《イゼットのギルド門/Izzet Guildgate》
4 《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
4 《急流の崖/Swiftwater Cliffs》
サイドボード(15)
1 《電謀/Electrickery》
3 《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
3 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
4 《水流破/Hydroblast》
4 《紅蓮破/Pyroblast》
《フェアリーの悪党》と《呪文詰まりのスプライト》によるワン・ツーパンチは強力な組み合わせだ。《呪文詰まりのスプライト》は対戦相手の動きを奪いつつ場に戦力を残すことができるので、このフォーマットでもテンポ的効果が高い動きの1つだ。単体では特別なものではないが、それは《深き刻の忍者》を通り抜けさせるための最高の手段の1つだ。残りのクリーチャーは、デルバーの枠組みから《昆虫の逸脱者》を抜いて《熟考漂い》を入れたものだから見覚えがあるはずだ。デルバーにおける多くのバウンスと打ち消しの代わりは《稲妻》と《炎の斬りつけ》のような除去だ。時々デルバーが圧倒されてしまうようなゲームの終盤において、イゼット・フェアリーはゲームを決定づける火力を使うことができる。
イゼット・コントロール - Fuz65, 5-0 Pauper League
クリーチャー(10)
2 《甲虫背の酋長/Beetleback Chief》
4 《熟考漂い/Mulldrifter》
4 《海門の神官/Sea Gate Oracle》
インスタント(19)
1 《払拭/Dispel》
1 《マナ漏出/Mana Leak》
1 《霊魂放逐/Remove Soul》
2 《除外/Exclude》
2 《収穫の火/Harvest Pyre》
4 《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》
4 《対抗呪文/Counterspell》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
ソーサリー(9)
1 《綿密な分析/Deep Analysis》
4 《炎の斬りつけ/Flame Slash》
4 《定業/Preordain》
土地(22)
3 《山/Mountain》
8 《島/Island》
1 《灰のやせ地/Ash Barrens》
2 《憑依された沼墓/Haunted Fengraf》
2 《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
2 《イゼットのギルド門/Izzet Guildgate》
4 《急流の崖/Swiftwater Cliffs》
サイドボード(15)
1 《呪文貫き/Spell Pierce》
2 《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
2 《水流破/Hydroblast》
3 《電謀/Electrickery》
3 《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
4 《紅蓮破/Pyroblast》
《急流の崖》を採用した攻撃性の低いイゼット・コントロールは、とにかく大量のアドバンテージを得ようとする。このデッキは小さいクリーチャーで対戦相手にプレッシャーをかけるより、除去と打ち消しを使って《熟考漂い》で空から勝ちに行けるまで生き延びようとする。これらのデッキは序盤に地上を食い止めたり後半に軍隊を作るために《甲虫背の酋長》に大きく依存してもいる。イゼット・コントロールは《収穫の火》によって墓地を整理できるので《憑依された沼墓》を上手く使えるデッキの1つでもある。
スリヴァー - photonphazer, 5-0 Pauper League
クリーチャー(30)
3 《歩哨スリヴァー/Sentinel Sliver》
3 《紡績スリヴァー/Spinneret Sliver》
4 《筋肉スリヴァー/Muscle Sliver》
4 《板金スリヴァー/Plated Sliver》
4 《捕食スリヴァー/Predatory Sliver》
4 《横這スリヴァー/Sidewinder Sliver》
4 《筋力スリヴァー/Sinew Sliver》
4 《悪性スリヴァー/Virulent Sliver》
インスタント(2)
2 《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
ソーサリー(5)
2 《巣の活性化/Hive Stirrings》
3 《神々との融和/Commune with the Gods》
エンチャント(3)
3 《未達への旅/Journey to Nowhere》
土地(20)
5 《森/Forest》
8 《平地/Plains》
1 《灰のやせ地/Ash Barrens》
2 《カルニの庭/Khalni Garden》
4 《花咲く砂地/Blossoming Sands》
サイドボード(15)
2 《真紅の見習い僧/Crimson Acolyte》
2 《太陽の槍/Sunlance》
2 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
3 《自然のままに/Natural State》
3 《散弾の射手/Scattershot Archer》
3 《若き狼/Young Wolf》
上記のデッキの対極に位置するのがスリヴァーだ。ゴブリンとエルフはかなり部族テーマに沿っているものの、スリヴァーはロード系クリーチャーのおかげで伝統的な部族デッキと最も似ているものの1つだ。《筋肉スリヴァー》、《筋力スリヴァー》そして《捕食スリヴァー》はどれも歩く《栄光の頌歌》であり、それ以前に出した各クリーチャーの質を向上させる。スリヴァーは《悪性スリヴァー》のおかげで毒によって勝利できたり、強化と防御に《巨森の蔦》を使えるという利点がある。スリヴァーは除去の薄い環境で繁栄するが、黒主体のコントロールが強くなると勝つのが難しくなる。
感染 - dvnu, 5-0 Pauper League
クリーチャー(17)
1 《嚢胞抱え/Cystbearer》
2 《ラノワールの占い師/Llanowar Augur》
2 《腐敗狼/Rot Wolf》
4 《荒廃のマンバ/Blight Mamba》
4 《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf》
4 《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》
インスタント(20)
2 《地うねり/Groundswell》
2 《捕食者の一撃/Predator’s Strike》
4 《使徒の祝福/Apostle’s Blessing》
4 《変異原性の成長/Mutagenic Growth》
4 《レインジャーの悪知恵/Ranger’s Guile》
4 《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
エンチャント(4)
4 《怨恨/Rancor》
土地(19)
17 《森/Forest》
2 《カルニの庭/Khalni Garden》
サイドボード(15)
1 《ムルタニの命令/Multani’s Decree》
1 《自然の要求/Nature’s Claim》
2 《植生噴出/Phytoburst》
2 《捕食者の一撃/Predator’s Strike》
2 《死体の野犬/Corpse Cur》
3 《撃墜/Take Down》
4 《勇壮な対決/Epic Confrontation》
《激励》は《ぎらつかせのエルフ》との相互作用からPauperで禁止されたが、感染はまだ時々姿を現す。《巨森の蔦》と《地うねり》のような強力な強化呪文があれば10点を数えるのは20点を数えるのに比べてはるかに簡単だし、感染が勝てる理由がわかるだろう。問題点はクリーチャーが比較的貧弱で、除去を回避できる《墨蛾の生息地》がいないことで、感染は1/1と2/2のクリーチャーにすべてを注いでいる。そうは言っても、それによって2ターンという早さで勝つこともできるので完全に無視することはできない。
レッド・デック・ウィンズ - DarkHellkite, 5-0 Pauper League
クリーチャー(32)
1 《マルドゥの斥候/Mardu Scout》
1 《火花鍛冶/Sparksmith》
2 《ラクドスの切り刻み教徒/Rakdos Shred-Freak》
2 《谷を駆ける者/Valley Dasher》
3 《ゴブリンの踵裂き/Goblin Heelcutter》
3 《内炎の見習い/Inner-Flame Acolyte》
4 《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》
4 《ゴブリンの群勢/Goblin Cohort》
4 《ジャッカルの使い魔/Jackal Familiar》
4 《モグの徴集兵部隊/Mogg Conscripts》
4 《泥騒ぎの群勢/Mudbrawler Cohort》
インスタント(6)
2 《火炎破/Fireblast》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
ソーサリー(3)
1 《稲妻の連鎖/Chain Lightning》
2 《命知らず/Reckless Abandon》
土地(19)
19 《山/Mountain》
サイドボード(15)
2 《火花鍛冶/Sparksmith》
2 《死の火花/Death Spark》
2 《電謀/Electrickery》
3 《溶鉄の雨/Molten Rain》
3 《紅蓮破/Pyroblast》
3 《粉々/Smash to Smithereens》
レッド・デック・ウィンズは《流浪のドレイク》がフォーマットを襲う直前に使われ始めた。部族シナジーの代わりに速攻を活かしていること以外はゴブリンと同じように動く。レッド・デック・ウィンズはPauperが《炎の斬りつけ》や《チェイナーの布告》を当てにしていることに付け込もうとする。戦力を《稲妻》で援護するのが勝利への近道だ。《稲妻》に頼るデッキが多くなるとこのバージョンの赤いデッキは弱くなる。
トークン - sakkra, 5-0 Pauper League
クリーチャー(9)
1 《魂の従者/Soul’s Attendant》
4 《無私の聖戦士/Selfless Cathar》
4 《魂の管理人/Soul Warden》
インスタント(15)
1 《マナの税収/Mana Tithe》
2 《レイモス教の再興/Ramosian Rally》
4 《恩寵借用/Borrowed Grace》
4 《護衛の誓約/Guardians’ Pledge》
4 《急報/Raise the Alarm》
ソーサリー(13)
1 《主の募兵/Cenn’s Enlistment》
4 《金切るときの声/Battle Screech》
4 《町民の結集/Gather the Townsfolk》
4 《三つぞろいの霊魂/Triplicate Spirits》
エンチャント(1)
1 《光糸の場/Lumithread Field》
土地(22)
19 《平地/Plains》
3 《隔離されたステップ/Secluded Steppe》
サイドボード(15)
1 《主の募兵/Cenn’s Enlistment》
1 《マナの税収/Mana Tithe》
1 《虹色の断片/Prismatic Strands》
2 《Holy Light》
2 《未達への旅/Journey to Nowhere》
2 《隔離する成長/Sundering Growth》
3 《魂の従者/Soul’s Attendant》
3 《光糸の場/Lumithread Field》
トークンデッキはどれも同じようなアプローチをとっている、しかし構築にはいくらかの多様性がある。この白単のリストは1枚のカードから複数の戦力を展開することでカードアドバンテージを獲得しようとし、《栄光の頌歌》系の効果によって勝利しようとする。一部のバージョンは再供給の手段として《見張り番》を足している ―エルフの《遠くの旋律》と同じだ。さらに別のバージョンは《入門の儀式》のために赤を足している、新しいカードを手に入れてさらなるダメージのためにそれを投げ捨てるんだ。これらのデッキはデルバーに対する強さから人気があったが、カルドーサ・トークンがそのメタゲーム上の地位をほとんど奪い取ってしまった。
メタル・ホワイト - jphsnake, 5-0 Pauper Leauge
クリーチャー(28)
4 《献身的な補充兵/Ardent Recruit》
4 《オーリオックの太陽追い/Auriok Sunchaser》
4 《宮廷のホムンクルス/Court Homunculus》
4 《金属ガエル/Frogmite》
4 《きらめく鷹/Glint Hawk》
4 《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
4 《スレイベンの検査官/Thraben Inspector》
アーティファクト(14)
2 《改革派の貨物車/Renegade Freighter》
4 《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》
4 《歯車工の組細工/Cogworker’s Puzzleknot》
4 《チス=ゴリアの歯/Tooth of Chiss-Goria》
土地(18)
10 《平地/Plains》
4 《古えの居住地/Ancient Den》
4 《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
サイドボード(15)
2 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2 《チス=ゴリアの鱗/Scale of Chiss-Goria》
3 《孤独な宣教師/Lone Missionary》
4 《断片化/Fragmentize》
4 《軍旗の旗手/Standard Bearer》
《スレイベンの検査官》が作り出すアーティファクトは《献身的な補充兵》と《オーリオックの太陽追い》と非常にうまく調和している。時としてサイボーグと呼ばれるこのデッキは、破格の戦力を作り出すために金属術に大きく依存している。一部のバージョンは《感電破》のために赤をタッチしているが、このデッキが3/3をプレイしているうちに親和は4/4をプレイする。そして《エイトグ》がいる。ああ、それに《投げ飛ばし》だ。
ブルー・ズー - BuddytheFrog, 5-0 Pauper League
クリーチャー(30)
3 《水深の予見者/Fathom Seer》
3 《嵐縛りの霊/Stormbound Geist》
4 《雲ヒレの猛禽/Cloudfin Raptor》
4 《夢で忍び寄るもの/Dream Stalker》
4 《フェアリーの悪党/Faerie Miscreant》
4 《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》
4 《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
4 《尖塔のゴーレム/Spire Golem》
インスタント(6)
1 《対抗呪文/Counterspell》
1 《払拭/Dispel》
2 《目くらまし/Daze》
2 《変異原性の成長/Mutagenic Growth》
ソーサリー(5)
1 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4 《定業/Preordain》
アーティファクト(1)
1 《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》
土地(18)
18 《島/Island》
サイドボード(15)
1 《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》
2 《オーラの変転/Aura Flux》
3 《対抗呪文/Counterspell》
3 《払拭/Dispel》
3 《水流破/Hydroblast》
3 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
ブルー・ズーはデルバーデッキのデルバーを《雲ヒレの猛禽》とすべて入れ替えたらどうなるかを問いかける。このデッキは《猛禽》をドラゴン並みの鳥に成長させるために大量のクリーチャーを使っていて、そこには攻撃の大御所たる《夢で忍び寄るもの》も含まれている。このデッキはカードを順番通りに引けないと苦戦してしまい、攻めがかなり貧弱になることがある。
黒緑アリストクラッツ - Kruppe1, 5-0 Pauper League
クリーチャー(23)
3 《血の座の吸血鬼/Bloodthrone Vampire》
4 《膨れ鞘/Blisterpod》
4 《斑の子猪/Brindle Shoat》
4 《屍肉喰らい/Carrion Feeder》
4 《巣の侵略者/Nest Invader》
4 《若き狼/Young Wolf》
インスタント(8)
1 《墓の刈り取り/Reaping the Graves》
3 《吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack》
4 《悲劇的な過ち/Tragic Slip》
ソーサリー(3)
1 《消耗の儀式/Rite of Consumption》
2 《骨読み/Read the Bones》
エンチャント(4)
4 《怨恨/Rancor》
アーティファクト(2)
2 《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》
土地(20)
6 《森/Forest》
7 《沼/Swamp》
1 《やせた原野/Barren Moor》
2 《カルニの庭/Khalni Garden》
4 《ジャングルのうろ穴/Jungle Hollow》
サイドボード(15)
1 《押し寄せる砂/Choking Sands》
1 《ドルイドの講話/Druid’s Deliverance》
2 《汚染された地/Contaminated Ground》
2 《部族養い/Feed the Clan》
2 《上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage》
2 《無垢の血/Innocent Blood》
2 《減縮/Shrivel》
3 《自然のままに/Natural State》
《屍肉喰らい》は、生け贄シナジーと突発的なダメージを軸にしたデッキを試す強い動機になる。《血の座の吸血鬼》が一撃の力を与えてくれる一方で、《吠え群れの飢え》と《怨恨》はパワーを積み重ねることができる。他の2色の攻撃的戦略と同じように、このデッキは自分の引きの勝負になることがある。
ドメイン・ズー - wasteman, 5-0 Pauper League
クリーチャー(20)
4 《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid》
4 《密林の猿人/Kird Ape》
4 《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
4 《マトカの暴動者/Matca Rioters》
4 《野生のナカティル/Wild Nacatl》
インスタント(4)
4 《稲妻/Lightning Bolt》
ソーサリー(4)
4 《部族の炎/Tribal Flames》
エンチャント(12)
4 《豊かな成長/Abundant Growth》
4 《ナイレアの存在/Nylea’s Presence》
4 《怨恨/Rancor》
土地(20)
1 《島/Island》
1 《平地/Plains》
1 《沼/Swamp》
2 《山/Mountain》
8 《森/Forest》
3 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
4 《進化する未開地/Evolving Wilds》
サイドボード(15)
1 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2 《孤独な宣教師/Lone Missionary》
4 《古えの遺恨/Ancient Grudge》
4 《電謀/Electrickery》
4 《隠れたる蜘蛛/Hidden Spider》
《部族の炎》は速やかにゲームを終わらせることができるし、《ナイレアの存在》があれば2ターン目に5種類すべての基本土地タイプを揃えることが可能だ。《存在》は《野生のナカティル》と《マトカの暴動者》を深刻な脅威へと変える。ドメイン・ズーはローグデッキとしてはまあまあ入賞をしているが、2回というのは本格的な入賞デッキとしては振るわなすぎる。
赤緑トロン - prolin, 5-0 Pauper League
クリーチャー(14)
1 《大槌の接合者/Maul Splicer》
2 《成し遂げた自動機械/Accomplished Automaton》
2 《激情の共感者/Fierce Empath》
2 《不憫なグリフ/Wretched Gryff》
3 《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher》
4 《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder》
インスタント(5)
1 《ムラーサの胎動/Pulse of Murasa》
4 《輪作/Crop Rotation》
ソーサリー(6)
2 《とどろく雷鳴/Rolling Thunder》
4 《古きものの活性/Ancient Stirrings》
アーティファクト(16)
4 《彩色の宝球/Chromatic Sphere》
4 《彩色の星/Chromatic Star》
4 《探検の地図/Expedition Map》
4 《予言のプリズム/Prophetic Prism》
土地(19)
1 《山/Mountain》
1 《憑依された沼墓/Haunted Fengraf》
1 《セジーリのステップ/Sejiri Steppe》
1 《未知の岸/Unknown Shores》
3 《伝承の樹/Tree of Tales》
4 《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》
4 《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant》
4 《ウルザの塔/Urza’s Tower》
サイドボード(15)
1 《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
2 《平穏/Tranquility》
3 《電謀/Electrickery》
3 《部族養い/Feed the Clan》
3 《紅蓮破/Pyroblast》
3 《石の雨/Stone Rain》
ウルザトロン(《ウルザの鉱山》、《ウルザの魔力路》そして《ウルザの塔》)に頼ったもう1つのデッキ、赤緑トロンは緑単色のバージョンから進化したデッキだ。カラデシュシーズンの後半で、このデッキはよくある《ファングレンの匪賊》と《ウラモグの破壊者》に加えて《大槌の接合者》と《不憫なグリフ》を《激情の共感者》というツールボックスに入れて出現した。《海門の神官》と《熟考漂い》を諦めたことで赤緑トロンは中盤に息切れする可能性がある。
デルバーMUC - dd_fan, 5-0 Pauper League
クリーチャー(10)
1 《水深の予見者/Fathom Seer》
1 《海門の神官/Sea Gate Oracle》
4 《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4 《尖塔のゴーレム/Spire Golem》
インスタント(28)
2 《剥奪/Deprive》
2 《払拭/Dispel》
2 《除外/Exclude》
2 《ウーナの寵愛/Oona’s Grace》
2 《禁制/Prohibit》
2 《撤廃/Repeal》
4 《対抗呪文/Counterspell》
4 《誤算/Miscalculation》
4 《海賊の魔除け/Piracy Charm》
4 《熟慮/Think Twice》
土地(22)
18 《島/Island》
4 《流砂/Quicksand》
サイドボード(15)
1 《鋼の妨害/Steel Sabotage》
2 《払拭/Dispel》
2 《凍結燃焼の奇魔/Frostburn Weird》
2 《水流破/Hydroblast》
2 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
3 《沿岸の見張り/Coast Watcher》
3 《血まみれの書の呪い/Curse of the Bloody Tome》
《秘密を掘り下げる者》はドロー・ゴー型の青いデッキにも居場所があるくらい強力な戦力だ。デルバーMUC(青単コントロール/Mono-Bule Control)はスタックにのったものすべてを打ち消そうとする。《秘密を掘り下げる者》が最後のダメージを与えるまで、場に出るものはすべて《尖塔のゴーレム》にブロックされるだろう。デルバーを使うもっとも遅い青デッキは、パーマネントを実際に処理する手段に欠けているので劣勢を跳ね返すのに苦戦することがある。
スノー・ゴー - BEAFy, 5-0 Pauper League
クリーチャー(2)
1 《戦場のたかり屋/Battlefield Scrounger》
1 《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
インスタント(34)
1 《電謀/Electrickery》
1 《マグマのしぶき/Magma Spray》
1 《禁制/Prohibit》
1 《ムラーサの胎動/Pulse of Murasa》
1 《大量の芽吹き/Sprout Swarm》
2 《対抗呪文/Counterspell》
3 《記憶の欠落/Memory Lapse》
4 《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《除外/Exclude》
4 《神秘の指導/Mystical Teachings》
4 《巻き直し/Rewind》
4 《雪崩し/Skred》
土地(24)
1 《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp》
2 《ゆらめく岩屋/Shimmering Grotto》
2 《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
3 《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
4 《灰のやせ地/Ash Barrens》
4 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
8 《冠雪の島/Snow-Covered Island》
サイドボード(15)
1 《転覆/Capsize》
1 《電謀/Electrickery》
1 《心に静寂/Serene Heart》
3 《古えの遺恨/Ancient Grudge》
3 《水流破/Hydroblast》
3 《紅蓮破/Pyroblast》
3 《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
もう1つのドロー・ゴー型のデッキであるスノー・ゴーは、《雪崩し》で大きめの脅威を処理して、《神秘の指導》で状況にあった回答を探すことに頼っている。カードドローとカード選択でまとめられたスノー・ゴーはクリーチャーの少なさが別次元に達していて、メインの勝ち手段は《大量の芽吹き》と《戦場のたかり屋》のたった2枚だ。これら2枚を処理することでこのデッキを骨抜きにすることが可能だ。
ターボ・フォグ - basking_devil, 5-0 Pauper League
インスタント(42)
2 《噴出/Gush》
2 《誤算/Miscalculation》
2 《中休み/Respite》
4 《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》
4 《秘儀の否定/Arcane Denial》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《一瞬の平和/Moment’s Peace》
4 《交錯の混乱/Muddle the Mixture》
4 《もつれ/Tangle》
4 《思案/Ponder》
4 《棚卸し/Take Inventory》
4 《ジェイスの消去/Jace’s Erasure》
土地(18)
3 《森/Forest》
8 《島/Island》
1 《伝承の樹/Tree of Tales》
2 《進化する未開地/Evolving Wilds》
4 《灰のやせ地/Ash Barrens》
サイドボード(15)
1 《自然のままに/Natural State》
2 《払拭/Dispel》
2 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
3 《滋養/Nourish》
3 《物静かな破損/Quiet Disrepair》
4 《散弾の射手/Scattershot Archer》
Pauperが攻撃的になるとすべての突撃を鈍らせる手段としてターボ・フォグが浮上する。このデッキはダメージで勝利する代わりに《蓄積した知識》やその他のドロー呪文を《ジェイスの消去》の燃料とする。このデッキは準備していない相手に対してゲームのルールを変えてしまうことができる。しかしながら、打ち消し呪文には苦戦させられるしライブラリーを削る以外の勝ち手段を持っていない。
ゴルガリ拷問生活 - emacs, 5-0 Pauper League
クリーチャー(27)
1 《苛性イモムシ/Caustic Caterpillar》
1 《煙霧吐き/Fume Spitter》
1 《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》
1 《吸血犬/Vampire Hounds》
2 《尊大なワーム/Arrogant Wurm》
2 《墓所のネズミ/Crypt Rats》
2 《ゴルガリの茶鱗/Golgari Brownscale》
2 《墓を掻き回すもの/Grave Scrabbler》
2 《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
3 《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》
3 《療養所の骸骨/Sanitarium Skeleton》
3 《胞子カエル/Spore Frog》
4 《野生の雑種犬/Wild Mongrel》
インスタント(3)
1 《破滅の刃/Doom Blade》
1 《忌まわしい回収/Grisly Salvage》
1 《過去との取り組み/Grapple with the Past》
ソーサリー(3)
3 《神々との融和/Commune with the Gods》
エンチャント(5)
1 《死の重み/Dead Weight》
4 《拷問生活/Tortured Existence》
土地(22)
4 《森/Forest》
7 《沼/Swamp》
2 《やせた原野/Barren Moor》
2 《進化する未開地/Evolving Wilds》
3 《ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm》
4 《ジャングルのうろ穴/Jungle Hollow》
サイドボード(15)
1 《ゴルガリの茶鱗/Golgari Brownscale》
1 《破滅の刃/Doom Blade》
1 《最後の儀式/Last Rites》
1 《散弾の射手/Scattershot Archer》
1 《殺し/Snuff Out》
2 《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
2 《強迫/Duress》
2 《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
2 《骨までの齧りつき/Gnaw to the Bone》
2 《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》
マルドゥ拷問生活 - EightSixEightSix, 5-0 Pauper League
クリーチャー(20)
1 《甲虫背の酋長/Beetleback Chief》
1 《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
1 《孤独な宣教師/Lone Missionary》
1 《禿鷹エイヴン/Vulturous Aven》
2 《墓所のネズミ/Crypt Rats》
2 《ゴルガリの茶鱗/Golgari Brownscale》
2 《墓を掻き回すもの/Grave Scrabbler》
3 《理想主義の修道士/Monk Idealist》
3 《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》
4 《戦隊の鷹/Squadron Hawk》
インスタント(4)
1 《死の火花/Death Spark》
1 《虹色の断片/Prismatic Strands》
2 《終止/Terminate》
ソーサリー(4)
4 《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
エンチャント(10)
1 《未達への旅/Journey to Nowhere》
1 《破滅の印章/Seal of Doom》
2 《死の重み/Dead Weight》
2 《炎の印章/Seal of Fire》
4 《拷問生活/Tortured Existence》
土地(22)
2 《山/Mountain》
2 《平地/Plains》
4 《沼/Swamp》
2 《オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica》
2 《ラクドスの肉儀場/Rakdos Carnarium》
3 《血溜まりの洞窟/Bloodfell Caves》
3 《磨かれたやせ地/Scoured Barrens》
4 《灰のやせ地/Ash Barrens》
サイドボード(15)
1 《墓所のネズミ/Crypt Rats》
1 《死の重み/Dead Weight》
1 《死の火花/Death Spark》
1 《虹色の断片/Prismatic Strands》
1 《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher》
1 《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
1 《鋳塊かじり/Ingot Chewer》
2 《紅蓮破/Pyroblast》
2 《浄化の印章/Seal of Cleansing》
4 《最後の儀式/Last Rites》
《拷問生活》はPauperで使える数少ないエンジンカードの1つだ。このストロングホールドのエンチャントは蓄えられた墓地すべてをツールボックスへと変えることができる。これらのデッキは長期戦を見据えて構築され、デッキ名になっているエンチャント無しでは非常に苦しむ傾向がある。この弱点を利点に変えるには《墓を掻き回すもの》を使ったいくつかの操作が必要になる、しかし長期戦で拷問生活に適うデッキはほとんどいない。これらのデッキはかなり人気があるが、技術を要するために無敗のリストに現れることはめったにない。

たくさんのデッキがある。Pauperは、言ったように、とてつもなく多様なフォーマットだ。時々「デッキビルターの楽園」と呼ばれるが、それは誤った呼び方だと思う。もっとも高いレベルにおいてPauperのメタゲームはよく定義されている、そして多くの選択肢が選べる一方で依然として良いかもしれないことが制限されている。次なる一大事を見つけ出すことを目指して、一部の際立って健全なカードをいかに「ぶっ壊す」かという議論がたくさん存在している。けれど、時々ものごとは競技レベルではとても機能しないものだ。

Pauperは競技フォーマットとしての立ち位置を見つけるのに苦労している。これは一部には紙とデジタルの世界との大きなギャップのせいだ。僕は依然としてMagic Onlineに準拠したカードプールへの統合を主張している。オンラインの方がより厳密にテストされているからね。これは使用可能の範囲外にあるカードを取り残してしまうことになるだろうが、デスクトップ上や心地良い地方のゲームショップで同じようにPauperを遊べるようにする上で大きな役割を果たす。

この統合はフォーマットのカバレージにとっても利益になるかもしれない。どうすればPauperについて多くの言葉が語られるようになるかを知るには、最近のフロンティアのコンテンツの拡散を見ればいい。フォーマットにより多くの目が集まれば潜在的により多くのコンテンツが生み出され、その結果デッキの進歩や発展を見つめる上での恩恵となるだろう。

Pauperは現時点で素晴らしい場所にいて、そしてまた別の何かの端に存在している。このシリーズで見たようにPauperには幅広く多様な戦略があり、それなりの戦略的深みがある。瞬きする間にゲームが終わったり、最後のカードを引くまでゲームが長引くこともある。Pauperが今まで以上に必要とするのはさらなる注目を浴びることだ。この入門は導入となることを意図している、そして願わくば君がコモンの世界に身を投じるきっかけになることを。

コメント

Pechiko
2017年2月20日10:47

気長に待つつもりが一気に最後まで翻訳が上がっててびっくりしました。
お疲れ様です。

前に一回5-0してたデルバーと熱錬金術師を使った青赤バーンをちょいちょいいじっててまあまあ勝率は良いんですが、動きのもっさり感からかどうもしっくり来ないです。
5-0の常連になるほどのアーキタイプを作り出すってほんと難しいっすよねー。

surucucu
2017年2月21日1:16

ローグデッキの記事はリストが多くて訳す量が少なかったのはありますね。でもまあ勢いに乗って訳し終えられて良かったです

既存のデッキに勝つためには除去の量とかテンポの良さとか、求められる水準がありますからね~。Pauperにもいろんなデッキがありますが、新規カードや禁止改訂のタイミング以外で新しいデッキが現れるってことはかなり珍しい気がしますね(スパイくらいか...?)

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