エターナルマスターズに収録される全てのカードが公開されてPauperが沸いている。
本当になんの誇張もなくこのセットはPauperマスターズだったっぽい。
エタマスがPauperに与える影響として、大雑把には「既存の高額コモンの再録によるデッキ価格の低下」と「新たにコモンになったカードを使った新デッキの登場」があるでしょう。
・再録された高額コモン
《目くらまし/Daze》
《水流破/Hydroblast》
《無垢の血/Innocent Blood》
《Chain Lightning》
《炎の稲妻/Firebolt》
《紅蓮破/Pyroblast》
《祖先の仮面/Ancestral Mask》
《怨恨/Rancor》
1チケ以上する(していた)ものはざっと8枚。《Chain Lightning》はMOでは安いけれど紙が高かった。特に《目くらまし》、《水流破》、《紅蓮破》は「こいつらが高くてデッキの完成が9割で止まっている」という人が多かったんじゃなかろうか。
今まであった敷居の一番高いところを均されたのでこの機会にPauperをする人が増えるのを期待している。
欲を言えば《連合儀仗兵》じゃなくて《軍旗の旗手》を・・・、青赤が呪文唱えるアーキなら《ギタクシア派の調査》も・・・、黒緑がエルフアーキなら《イラクサの歩哨》も・・・ってところか。あと単純に高いから《ゴリラのシャーマン》も欲しかったけど、これ以上を望むのは贅沢か
・コモン落ち
こっちが本編。
[白]
・《先兵の精鋭》
1マナ2/1兵士。白単ウィニーに入ったり入らなかったりするポジションになりそう。《古参兵の武具師》とかでタフネス上げて使いたい
・《お粗末》 懐かしい
・《北風乗り》 かわいい
・《理想主義の修道士》
だいたい《オーラ術師》。アブザンカラーで《死の重み》とか《破滅の印章》とか《回帰の泉》を使いまわすデッキがあるにはある。これを足してよりエンチャ回収のコンセプトに特化するのも良いんじゃない?
・《農民の結集》
白も赤もそれぞれ単色のトークンデッキが存在していて、《戦乱の閃光》が出た時にそれらを合わせたボロストークンを試したけれどなかなか難しいもんだった。
トークン意識せず感電破をタッチしたサイボーグデッキに1,2枚いれるのが強いかも
[青]
・《セファリッドの賢者》
重くて使いにく《海門の神官》は多分ノーチャン
・《氷河の壁》 壁
・《流浪のドレイク》
今回のコモン落ちで一番驚いた。5マナ2/3飛行のフリースペル
今までのファミリアの《フェアリーの大群》をこれに置き換えるだけでも普通に戦えるでしょう。
大群より弱いのは、3ターン目からガチャガチャ動き始められないのとサイクリングできないところか。《散弾の射手》を構えられても問題がないのはメリット、アンタップできる枚数が多いのは既存のファミリアだと大したメリットにはならないと思う。
逆に、《幽霊のゆらめき》よりコストが重いフリースペルということは、使い魔やバウンスランドがなくても《島》5枚と《記憶の壁》と《幽霊のゆらめき》だけで無限マナを達成できるということ。青系デッキに無限ループの勝ち手段をタッチできるとしたらこれってスゴくない?
問題は無限コンボの1ループ毎に土地を5つクリックしなきゃならいってことか。持ち時間制のMOだとこれが結構バカにならない
・《幻影獣》 昔シャンダラーでお世話になった。象亀と一緒に
・《麻痺の感触》
青単が《散弾の射手》や《クォムバッジの魔女》を止めるために使うか、単純にキャントリップオーラだから現実の酸デッキがお守りに使うか。でも多分ほかの選択肢を押しのけるほどではない
・《高波》 防衛もってなければ1回は殴れたんだけどね
・《イーヴォ島の管理人》
飛行生物のコストを軽くする。Pauperは3マナ2/2飛行を出してる場合じゃない環境だと思うけれど、《戦隊の鷹》や《コーの空漁師》、《呪文詰まりのスプライト》が1マナになると聞くとなんだかすごい気もする。夢がある
[黒]
・《夜の囁き》
今後Pauperで使われる可能性で言ったらこれが一番じゃないかなあ。タッチ黒のデッキが2マナ2ドローできるようになったら環境が変わってきそう。
2点ライフを支払うわけだからコントロール側がこれを打っても手札を使いきる前にアグロにひき殺されることはあるだろうし、そういう意味では軽い除去が積める赤系のコントロールが強化されると思う。カルドーサ系はプリズムで黒マナ出すのは簡単そうだ
・《うろつくセンザンコウ》 特には
・《覚醒舞い》
3マナで2/2が2体出たら結構インパクトがある。除去を2枚使わせられそうだし。
青黒で《死せざる邪悪》を使ったデッキとか、黒緑で《屍肉喰らい》が殴るデッキとかは見たことがあるけどあんまり詳しくない。だれかこのカードを活躍させてみて
[赤]
・《アヴァラックス》
後続も引いてこれるし速攻もあるしパワーも上げられるんで無限マナからの勝ち手段としてはなかなか。
・《炭化》
似たカードいくつかと比較すると汎用的なんだけどそのぶん重いから使われない。
・《捨て身の狂乱》
特定のキーカードに依存するデッキでもなければ無作為ディスカードは思ったほど怖くない。
もともと《熟慮》が十分Pauperで使える強さのカードなので、《熟慮》よりちょっと強いこれも使われると思う。ディスカードの部分を生かした青赤デッキが組めればさらに活躍するだろうけど、無作為なのでスレッショルドや探査と組み合わせることになるのかな
・《ドラゴンの卵》
火吹きの2/2ドラゴンが強いというよりも布告除けや生贄の種として活きそう。
・《密林の猿人》
しばらくアグロドメインを使っているがこのカードをすんなり入れる気にはならない。
アグロドメインは《森》のある初手からオーラやフェッチによって色マナを用意するデッキなのでモダンのZooと比べるとはるかに動きが遅い。当たり前だけどPauperには《Taiga》がないので《猿人》を1ターン目に置けることは少ない
なので《猿人》で速攻をかけようとしても《海門の神官》や《アンコウ》で止められてコントロール相手に息切れするのが目に見えてしまう。
・《オークの軍旗》 重くてダメそう
・《死せざる怒り》
+2/+2の修正はPauper常連クリーチャーの戦闘での優劣を覆せるものだし墓地から戻ってくるしで期待できる。
でも3マナ払ってクリーチャー強化して殴る赤いデッキがパッと思いつかない。ゴブリンは点で攻めるより横に並べて奇襲隊のが強いと思うし、カルドーサも相手の生物焼いてからじっくりなぐった方が良さそう。
・《ワイルドファイアの密使》 懐かしい
[緑]
・《エルフの先兵》
2ターン目に出てきてすぐに2/2になって、3ターン目には5/5くらいになってそう。エルフデッキにおいて《電謀》を耐える勝ちにつながるクリーチャーの追加は相当な強化になるんじゃないかと思う。
・《皇帝クロコダイル》 昔の憧れ。感慨深いがちょっと力不足
・《敏捷なマングース》
早目に墓地が肥やせて、除去かカウンターが使えるテンポのいいデッキで活躍するカードと認識している。多色化するとタップインが多くなるのがPauperの辛いところ
・《森の力》
急にトランプルが付くと結構ビックリするのでストンピィに1枚入ってたら怖いかも。
・《ヤヴィマヤの女魔術師》
5枚目以降の《オーラのナーリッド》が欲しくなることはそんなにないかなあ。ナーリッドもその回避能力が売りだったりするし
と、言うわけで期待度順にコモン落ちカードを並べると
1. 《流浪のドレイク》
2. 《夜の囁き》
3. 《エルフの先兵》
4. 《捨て身の狂乱》
5. 《覚醒舞い》
6. 《死せざる怒り》
次点で《密林の猿人》と《敏捷なマングース》ってところ
《夜の囁き》で黒をタッチできるデッキが強化されるが、《流浪のドレイク》を使ったコンボデッキがゆっくりしたゲームプランを許さない環境を作り上げる可能性がある。
《エルフの先兵》が何と入れ替わるのかは知らないがエルフデッキは単純に強化されてメタ上の地位をちょっと上げる、と予想。
本当になんの誇張もなくこのセットはPauperマスターズだったっぽい。
エタマスがPauperに与える影響として、大雑把には「既存の高額コモンの再録によるデッキ価格の低下」と「新たにコモンになったカードを使った新デッキの登場」があるでしょう。
・再録された高額コモン
《目くらまし/Daze》
《水流破/Hydroblast》
《無垢の血/Innocent Blood》
《Chain Lightning》
《炎の稲妻/Firebolt》
《紅蓮破/Pyroblast》
《祖先の仮面/Ancestral Mask》
《怨恨/Rancor》
1チケ以上する(していた)ものはざっと8枚。《Chain Lightning》はMOでは安いけれど紙が高かった。特に《目くらまし》、《水流破》、《紅蓮破》は「こいつらが高くてデッキの完成が9割で止まっている」という人が多かったんじゃなかろうか。
今まであった敷居の一番高いところを均されたのでこの機会にPauperをする人が増えるのを期待している。
欲を言えば《連合儀仗兵》じゃなくて《軍旗の旗手》を・・・、青赤が呪文唱えるアーキなら《ギタクシア派の調査》も・・・、黒緑がエルフアーキなら《イラクサの歩哨》も・・・ってところか。あと単純に高いから《ゴリラのシャーマン》も欲しかったけど、これ以上を望むのは贅沢か
・コモン落ち
こっちが本編。
[白]
・《先兵の精鋭》
1マナ2/1兵士。白単ウィニーに入ったり入らなかったりするポジションになりそう。《古参兵の武具師》とかでタフネス上げて使いたい
・《お粗末》 懐かしい
・《北風乗り》 かわいい
・《理想主義の修道士》
だいたい《オーラ術師》。アブザンカラーで《死の重み》とか《破滅の印章》とか《回帰の泉》を使いまわすデッキがあるにはある。これを足してよりエンチャ回収のコンセプトに特化するのも良いんじゃない?
・《農民の結集》
白も赤もそれぞれ単色のトークンデッキが存在していて、《戦乱の閃光》が出た時にそれらを合わせたボロストークンを試したけれどなかなか難しいもんだった。
トークン意識せず感電破をタッチしたサイボーグデッキに1,2枚いれるのが強いかも
[青]
・《セファリッドの賢者》
重くて使いにく《海門の神官》は多分ノーチャン
・《氷河の壁》 壁
・《流浪のドレイク》
今回のコモン落ちで一番驚いた。5マナ2/3飛行のフリースペル
今までのファミリアの《フェアリーの大群》をこれに置き換えるだけでも普通に戦えるでしょう。
大群より弱いのは、3ターン目からガチャガチャ動き始められないのとサイクリングできないところか。《散弾の射手》を構えられても問題がないのはメリット、アンタップできる枚数が多いのは既存のファミリアだと大したメリットにはならないと思う。
逆に、《幽霊のゆらめき》よりコストが重いフリースペルということは、使い魔やバウンスランドがなくても《島》5枚と《記憶の壁》と《幽霊のゆらめき》だけで無限マナを達成できるということ。青系デッキに無限ループの勝ち手段をタッチできるとしたらこれってスゴくない?
問題は無限コンボの1ループ毎に土地を5つクリックしなきゃならいってことか。持ち時間制のMOだとこれが結構バカにならない
・《幻影獣》 昔シャンダラーでお世話になった。象亀と一緒に
・《麻痺の感触》
青単が《散弾の射手》や《クォムバッジの魔女》を止めるために使うか、単純にキャントリップオーラだから現実の酸デッキがお守りに使うか。でも多分ほかの選択肢を押しのけるほどではない
・《高波》 防衛もってなければ1回は殴れたんだけどね
・《イーヴォ島の管理人》
飛行生物のコストを軽くする。Pauperは3マナ2/2飛行を出してる場合じゃない環境だと思うけれど、《戦隊の鷹》や《コーの空漁師》、《呪文詰まりのスプライト》が1マナになると聞くとなんだかすごい気もする。夢がある
[黒]
・《夜の囁き》
今後Pauperで使われる可能性で言ったらこれが一番じゃないかなあ。タッチ黒のデッキが2マナ2ドローできるようになったら環境が変わってきそう。
2点ライフを支払うわけだからコントロール側がこれを打っても手札を使いきる前にアグロにひき殺されることはあるだろうし、そういう意味では軽い除去が積める赤系のコントロールが強化されると思う。カルドーサ系はプリズムで黒マナ出すのは簡単そうだ
・《うろつくセンザンコウ》 特には
・《覚醒舞い》
3マナで2/2が2体出たら結構インパクトがある。除去を2枚使わせられそうだし。
青黒で《死せざる邪悪》を使ったデッキとか、黒緑で《屍肉喰らい》が殴るデッキとかは見たことがあるけどあんまり詳しくない。だれかこのカードを活躍させてみて
[赤]
・《アヴァラックス》
後続も引いてこれるし速攻もあるしパワーも上げられるんで無限マナからの勝ち手段としてはなかなか。
・《炭化》
似たカードいくつかと比較すると汎用的なんだけどそのぶん重いから使われない。
・《捨て身の狂乱》
特定のキーカードに依存するデッキでもなければ無作為ディスカードは思ったほど怖くない。
もともと《熟慮》が十分Pauperで使える強さのカードなので、《熟慮》よりちょっと強いこれも使われると思う。ディスカードの部分を生かした青赤デッキが組めればさらに活躍するだろうけど、無作為なのでスレッショルドや探査と組み合わせることになるのかな
・《ドラゴンの卵》
火吹きの2/2ドラゴンが強いというよりも布告除けや生贄の種として活きそう。
・《密林の猿人》
しばらくアグロドメインを使っているがこのカードをすんなり入れる気にはならない。
アグロドメインは《森》のある初手からオーラやフェッチによって色マナを用意するデッキなのでモダンのZooと比べるとはるかに動きが遅い。当たり前だけどPauperには《Taiga》がないので《猿人》を1ターン目に置けることは少ない
なので《猿人》で速攻をかけようとしても《海門の神官》や《アンコウ》で止められてコントロール相手に息切れするのが目に見えてしまう。
・《オークの軍旗》 重くてダメそう
・《死せざる怒り》
+2/+2の修正はPauper常連クリーチャーの戦闘での優劣を覆せるものだし墓地から戻ってくるしで期待できる。
でも3マナ払ってクリーチャー強化して殴る赤いデッキがパッと思いつかない。ゴブリンは点で攻めるより横に並べて奇襲隊のが強いと思うし、カルドーサも相手の生物焼いてからじっくりなぐった方が良さそう。
・《ワイルドファイアの密使》 懐かしい
[緑]
・《エルフの先兵》
2ターン目に出てきてすぐに2/2になって、3ターン目には5/5くらいになってそう。エルフデッキにおいて《電謀》を耐える勝ちにつながるクリーチャーの追加は相当な強化になるんじゃないかと思う。
・《皇帝クロコダイル》 昔の憧れ。感慨深いがちょっと力不足
・《敏捷なマングース》
早目に墓地が肥やせて、除去かカウンターが使えるテンポのいいデッキで活躍するカードと認識している。多色化するとタップインが多くなるのがPauperの辛いところ
・《森の力》
急にトランプルが付くと結構ビックリするのでストンピィに1枚入ってたら怖いかも。
・《ヤヴィマヤの女魔術師》
5枚目以降の《オーラのナーリッド》が欲しくなることはそんなにないかなあ。ナーリッドもその回避能力が売りだったりするし
と、言うわけで期待度順にコモン落ちカードを並べると
1. 《流浪のドレイク》
2. 《夜の囁き》
3. 《エルフの先兵》
4. 《捨て身の狂乱》
5. 《覚醒舞い》
6. 《死せざる怒り》
次点で《密林の猿人》と《敏捷なマングース》ってところ
《夜の囁き》で黒をタッチできるデッキが強化されるが、《流浪のドレイク》を使ったコンボデッキがゆっくりしたゲームプランを許さない環境を作り上げる可能性がある。
《エルフの先兵》が何と入れ替わるのかは知らないがエルフデッキは単純に強化されてメタ上の地位をちょっと上げる、と予想。
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