【翻訳】Going Mad for Pauper by Alex Ullman Pauperに狂気を
【翻訳】Going Mad for Pauper by Alex Ullman Pauperに狂気を
Going Mad for Pauper(http://www.starcitygames.com/magic/standard/28559-Going-Mad-for-Pauper.html


ALEX ULLMAN
5/26/14

良く眠ることが出来ないある夜。僕は夜中の間違った時間に起きて、よろめきながらバスルームへと歩く。水を一杯飲んで酔っぱらったようにベッドへ戻った後、点滅するアラートを止める他の理由でもなければ僕は相変わらず電話をチェックするだろう。ほとんどの夜、それは下らないeメールやたまのMetsの更新情報だから、僕はその音を無視できる。

2週間後、僕は何について騒いでいるのかチェックすることに決めた。Gavin Verheyは彼の新しい記事(http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/rc/299)に関して僕をタグ付けしてくれた。言うまでも無く、僕はその夜喜んで自分の更新を確認した。

ヴィンテージマスターズはいくつかのカードをMagic Onlineで初めてコモンとしてリリースしてくれただけでなく、デジタルオンリーのセットはプロツアー由来のいくつかの真剣なカードを与えてくれる。すなわち:
U/G Madness
Ken Ho
1st Place at Pro Tour on 2/15/2002
Odyssey Block

Creatures (19)
4 《アクアミーバ/Aquamoeba(TOR)》
4 《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TOR)》
4 《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla(TOR)》
3 《熊人間/Werebear(ODY)》
4 《野生の雑種犬/Wild Mongrel(ODY)》

Lands (23)
13 《森》
9 《島》
1 《色あせた城塞/Tarnished Citadel(ODY)》Tarnished Citadel

Spells (18)
3 《リスの巣/Squirrel Nest(ODY)》
4 《行き詰まり/Standstill(ODY)》
4 《堂々巡り/Circular Logic(TOR)》
4 《ワームの咆哮/Roar of the Wurm(ODY)》
3 《激動/Upheaval(ODY)》

Sideboard
3 《ナントゥーコの病木刈り/Nantuko Blightcutter(TOR)》
2 《説得/Persuasion(ODY)》
3 《動かぬ生/Still Life(ODY)》
4 《オーラの移植/Aura Graft(ODY)》
3 《一瞬の平和/Moment’s Peace(ODY)》

このデッキはかつての2002年オデッセイブロックのプロツアーを書き留めたものだ。Pauperは2セットのブロックよりも大きなカードプールを持っているが、そのカードのパワーレベルは低くなっている、例えば、《激動/Upheaval(ODY)》だ。現代のPauperにこのデッキを適応させる上で魅力的なのは、6月13日のヴィンテージマスターズのリリースによってクリーチャー一式が全てPauperで使えるようになるということだ。

全てを開示しよう:僕は以前にPauperで青緑マッドネスを作ろうとしたことがある。ずっと以前の2006年におけるこのサイトでの僕の最初の記事(http://www.starcitygames.com/magic/misc/11733_Pauper_Deck_Challenge_The_Best_Format_You_Havent_Heard_Of_Yet.html)で、僕はその時取り組んでいたこのデッキのリストを載せた。出資金は少なくカードプールは狭かったが、そのデッキは当時のプレイヤー主催のイベントでかなりのシェアを獲得していた:
PDC U/G Madness
Alex Ullman
2nd Place at Miscellaneous on 4/23/2006
Casual

Creatures (19)
3 《アクアミーバ/Aquamoeba(TOR)》
4 《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla(TOR)》
2 《ゴルガリの茶鱗/Golgari Brownscale(RAV)》
2 《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours(BOK)》
4 《熊人間/Werebear(ODY)》
4 《野生の雑種犬/Wild Mongrel(ODY)》

Lands (23)
10 《森》
11 《島》
1 《孤立した砂州/Lonely Sandbar(ONS)》
1 《平穏な茂み/Tranquil Thicket(ONS)》

Spells (18)
4 《対抗呪文/Counterspell(TMP)》
3 《魔力消沈/Power Sink(USG)》
4 《送還/Unsummon(4ED)》
3 《入念な研究/Careful Study(ODY)》
4 《綿密な分析/Deep Analysis(TOR)》

Sideboard
1 《ゴルガリの茶鱗/Golgari Brownscale(RAV)》
3 《無効/Annul(USG)》
3 《ブーメラン/Boomerang(5ED)》
4 《残響する真実/Echoing Truth(DST)》
4 《隔離する活力/Sundering Vitae(RAV)》

もしこのデッキが少し奇妙に見えたとしたら、その通りだ。《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct(RAV)》のようなラヴニカランドがどこにでも居て(最新のセットに入っていた)、その結果《ブーメラン/Boomerang(5ED)》をはるかに魅力的なカードにしていた。フォーマットがはるかに攻撃的だったので、《ゴルガリの茶鱗/Golgari Brownscale(RAV)》は《火葬/Incinerate(ICE)》の普及に対する譲歩だった(この頃は《稲妻/Lightning Bolt(M10)》が戻ってきていなかったんだ)。

やれやれ、2006年は奇妙なものだったね。

では、オデッセイブロックとPDC2006が持っていないもので、2014年のPauperが提供できるものは何だろうか?

―より良いマナ:現在のPauperは《シミックのギルド門/Simic Guildgate(GTC)》という本当のデュアルランドを持っていて、カードアドバンテージ源の《シミックの成長室/Simic Growth Chamber(DIS)》も持っている。このデッキは《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse(TSP)》と《進化する未開地/Evolving Wilds(ROE)》にもアクセスできる。2色であることの負担は今の時代では緩和されている。

―さらなる墓地メカニズム:時のらせんとイニストラードブロックは両方ともメカニズムとしてフラッシュバックを取り上げていた。《熟慮/Think Twice(TSP)》や《静かな旅立ち/Silent Departure(ISD)》のようなカードは墓地の価値を探し求めるどんな出来にも重要な選択肢を与えてくれる。《ウーナの寵愛/Oona’s Grace(EVE)》は、動作に大量のマナを必要としない全てのデッキにとっては堅実な選択肢だ。へっ、《蠢く甲虫/Drudge Beetle(RTR)》と《カターリの金切り声上げ/Kathari Screecher(ALA)》でもやりたいことを大いにやることが出来る。

もちろん、2014年のPauperはKen Hoのチャンピオンデッキで使うことの出来る、いくつかのゲームをひっくり返す呪文にはアクセスできない。《ワームの咆哮/Roar of the Wurm(ODY)》はヴィンテージマスターズで登場する予定だが、そのレアリティはまだ分からない。カードのパワーレベルを考えると、いくら高品質なセットと言えども、僕はそれがコモンで印刷されるとは思えないね[訳注:やっぱりアンコモンでした]。

少年は夢を見ることが出来るんだけどね。

手元の作業に戻ると、何故僕らは現在のPauperフォーマットでこのデッキを構築しようと試みるのかという問題が存在する。僕にとっては、立証済みの戦略の深さを探求するために2つの特筆すべき理由がある。

第一に《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TOR)》だ。素のコストでは、《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TOR)》は何も特別なことはないだろう:《暴走するサイ/Stampeding Rhino(M12)》と《ファングレンの狩人/Fangren Hunter(MRD)》の両者が存在し、使われていない。《野生の雑種犬/Wild Mongrel(ODY)》、《アクアミーバ/Aquamoeba(TOR)》、《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter(EXO)》そして《波止場の用心棒/Waterfront Bouncer(MMQ)》にアクセスすれば、やれやれ、馬鹿げた事態になる。《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TOR)》は《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》テスト失格だが、インスタントスピードで唱えられるとしたらそのことは大した問題かな?僕の推測では違う。《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》を使うデッキは純粋な殴り手と戦うためにそれを使っていて、《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TOR)》もそのクラブの一員だ:しかしながら、対戦相手のターン終了時に場に出てただちに攻撃出来る事は重要だ。Pauperのブロッカーの大部分はタフネスが4以下で、高タフネスかつ同等のパワーを持っているものは稀だ。このことで、《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TOR)》はそれ自身が手におえない脅威となる。

しかしながら、それは依然として除去には脆い。緑単でワームを《巨森の蔦/Vines of Vastwood(ZEN)》と《レインジャーの悪知恵/Ranger’s Guile(M14)》と組み合わせるのは魅力的だが、青の潜在的なドローとより大局的な打消し呪文には大きな強みがある。《堂々巡り/Circular Logic(TOR)》は青単でないデッキに精力的な打消し呪文を与えるし、《綿密な分析/Deep Analysis(TOR)》と《熟慮/Think Twice(TSP)》は我らがマッドネスコンビを使うためのカードと非常に上手く働く。

このデッキを構築するもう一つの理由は、Pauperのメタゲームに新しい血液を注入するためだ。《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TOR)》はフォーマットでは強力な脅威に見えるし、評価に値するだろう。新しいデッキはいつだってフォーマットにとって良いものだし、Pauperは今現在助けを必要としているんだ。定期的に開催されるイベントが無いのは良くない事だ。去年の8月までのフォーマットの活気を考慮すると(クラッシュ前としても知らている)、おそらくPauperをしようと戻ってくるプレイヤーの土台はあるだろう。これらのカードが使えるようになるとアナウンスしたのと同じ記事では、Pauperが補足的な製品としてR&Dに注目されているという見え透いたヒントもこぼしてくれた、それはフォーマットにとって良い兆候だ。僕は新しい選択肢の魅力が、いくつかの強力なカードのように、コモンで遊ぶMagicに人々を呼び戻してくれることを期待している。 

話を戻して、もし僕らがこのデッキを構築するとしたら、自分たちの兵器が何をしようとしているのかを確認することが必要だろう。長期的な答えは「ビートダウン」だろうが、直近の答えは生き残ることだ。結局の目標が《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TOR)》と《野生の雑種犬/Wild Mongrel(ODY)》でライフを減らすことであろうとも、これらのクリーチャーを守らなければならない。

このデッキのエンジンはディスカードすることに基づいている。もっとも直接的なバージョンを構築するとまずは以下のものを4枚積むことになる:
《野生の雑種犬/Wild Mongrel(ODY)》
《アクアミーバ/Aquamoeba(TOR)》
《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla(TOR)》
《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TOR)》

《熊人間/Werebear(ODY)》はどうだろうか?僕は僕たちが熊人間デッキなのかどうか良く判らない。墓地を満たす作業は、それらのカードが6/6クリーチャーになるような場合は有望な副業だが、この路線は現在のオプションほど興奮しない。このように、僕らは《綿密な分析/Deep Analysis(TOR)》のようなカードから更なる価値を引きだそうとすることが出来るが、墓地を満たすことに焦点をあてるのは向かうべき方向ではないかもしれない。そうは言っても更なる4/4は素晴らしいし、1,2枚はデッキに居場所を見つけるかもしれない。

チームの保護は《堂々巡り/Circular Logic(TOR)》と相方の肩にかかっている。《対抗呪文/Counterspell(TMP)》こそが否を示す最良の方法だが、僕はより色拘束が緩いことから《マナ漏出/Mana Leak(STH)》からテストし始める可能性が高いね。ダブルシンボルの呪文は2色デッキにおいて僕をヒヤヒヤさせるし、加えてそのマナは重要な初期ターンに必要とされるんだ。《マナ漏出/Mana Leak(STH)》は依然として素晴らしいカードであり、初期投資を保護する上でいい働きをしてくれるだろう。

《綿密な分析/Deep Analysis(TOR)》は自然と投入されそうに見えるが、僕は2枚より多い枚数で始めるのは躊躇するよ、手札の捨て口がなければ出だしのドローが行き詰るだろうからね。《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TOR)》をマッドネスするというインスタントスピードのテーマを考慮すれば、《熟慮/Think Twice(TSP)》と《ウーナの寵愛/Oona’s Grace(EVE)》の両者がアドバンテージ獲得の妥当な選択肢になってくれる。

こうして得られた出発点が:

4 《アクアミーバ/Aquamoeba(TOR)》
4 《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TOR)》
4 《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla(TOR)》
4 《野生の雑種犬/Wild Mongrel(ODY)》
4 《堂々巡り/Circular Logic(TOR)》
2 《綿密な分析/Deep Analysis(TOR)》
4 《マナ漏出/Mana Leak(STH)》
3 《熟慮/Think Twice(TSP)》
1 《ウーナの寵愛/Oona’s Grace(EVE)》

おそらく土地が22枚要るとすれば、デッキを完成させるのに8枚分の枠があることになる。

まず第一に、このデッキは攻撃を通す方法が必要だろう。このアーキタイプの前身は、自軍を空に飛ばす《不可思議/Wonder(JUD)》にアクセス出来た。Pauperにそんなカードは無い。代わりに、コモンのフォーマットはいくつかの強力なバウンスにアクセス出来る。《残響する真実/Echoing Truth(DST)》はカードアドバンテージを得られる可能性もある堅実な汎用呪文だ。《波止場の用心棒/Waterfront Bouncer(MMQ)》はマッドネスと相性の良いもう1つのカードで、盤面を行き詰らせるのに役立つ。2枚と1枚に分けるところがおそらく僕の出発点だ。

最後の5枚の枠はいくらかの柔軟性をくれる。《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》が依然として強力な戦略であることを考慮すると、このデッキには五月蝿い虫への早期の回答がいくつか要るだろう。《海賊の魔除け/Piracy Charm(PLC)》はいざと言うときに瞬速ワームを可能にする足掛かりになることが出来るので面白いが、僕は、単にバウンスの有用性をどれだけ勧められるものか確認するために、《蒸気の絡みつき/Vapor Snag(NPH)》と《送還/Unsummon(4ED)》を1枚ずつに分けるところから試させてもらいたい。最後の3枚の枠は、対戦相手をやっつける僕らのプランを後押しする追加のクリーチャーであるべきだと思う。2枚の《熊人間/Werebear(ODY)》を追加の4/4として採用だ。単にデッキが瞬速とのハイブリッドのようなものに発展出来るかどうかを見るために、僕は《シュラバザメ/Shambleshark(GTC)》も1枚試してみたい。

こうして出来た最終的なリストが:
Pauper Madness
Alex Ullman

Creatures (20)
4 《アクアミーバ/Aquamoeba(TOR)》
4 《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TOR)》
4 《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla(TOR)》
1 《シュラバザメ/Shambleshark(GTC)》
1 《波止場の用心棒/Waterfront Bouncer(MMQ)》
2 《熊人間/Werebear(ODY)》
4 《野生の雑種犬/Wild Mongrel(ODY)》

Lands (22)
9 《森》
9 《島》
2 《シミックのギルド門/Simic Guildgate(GTC)》
2 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse(TSP)》

Spells (18)
4 《堂々巡り/Circular Logic(TOR)》
2 《残響する真実/Echoing Truth(DST)》
4 《マナ漏出/Mana Leak(STH)》
1 《ウーナの寵愛/Oona’s Grace(EVE)》
3 《熟慮/Think Twice(TSP)》
1 《送還/Unsummon(4ED)》
1 《蒸気の絡みつき/Vapor Snag(NPH)》
2 《綿密な分析/Deep Analysis(TOR)》

このリストは全くの出来立てで、実験的な選択肢がたくさんある。結果によって、このデッキにはいくつもの異なる方向性が見られる。

最初の選択肢は《熊人間/Werebear(ODY)》のプランをさらに進める事だ。もし《ワームの咆哮/Roar of the Wurm(ODY)》がコモンになれば、いくつかのカードを《思考掃き/Thought Scour(DKA)》や《静かな旅立ち/Silent Departure(ISD)》と入れ替えて、《熊人間/Werebear(ODY)》と《ワームの咆哮/Roar of the Wurm(ODY)》に更なる価値を与えるのも良いだろう。

もし《シュラバザメ/Shambleshark(GTC)》に枠を割く価値があると判れば、青緑瞬速が選択肢になる。この構築では、多分《象の待ち伏せ/Elephant Ambush(ODY)》と《待ち伏せのバイパー/Ambush Viper(ISD)》なんかのシミックのエース達をもっと入れるために《熊人間/Werebear(ODY)》は追いやられてしまいそうだ。《ファーディヤーの予見者/Fa’adiyah Seer(PLC)》を(ちょっとぎこちないけど)追加のマッドネス源として入れ替えれば、純正緑単の瞬速ストンピィに行くことも(ちょっと理性的ではないが)完全に可能だ。
Stompy Flash
Alex Ullman

Creatures (28)
4 《待ち伏せのバイパー/Ambush Viper(ISD)》
4 《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TOR)》
4 《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla(TOR)》
4 《ファーディヤーの予見者/Fa’adiyah Seer(PLC)》
4 《うなる類人猿/Simian Grunts(ULG)》
4 《熊人間/Werebear(ODY)》
4 《野生の雑種犬/Wild Mongrel(ODY)》

Lands (20)
20 《森》

Spells (12)
4 《怨恨/Rancor(ULG)》
4 《地うねり/Groundswell(WWK)》
4 《巨森の蔦/Vines of Vastwood(ZEN)》

青緑マッドネスが実は緑の《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》デッキだというのも完全に有り得る。《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》はクロック第一のクリーチャーであるので(少なくともPauperでは)《熊人間/Werebear(ODY)》と似たような役割を果たす。これはもちろんデッキをより呪文に偏らせ、今度は《海賊の魔除け/Piracy Charm(PLC)》のようなカードがより魅力的になる。
Delver Madness
Alex Ullman

Creatures (18)
2 《アクアミーバ/Aquamoeba(TOR)》
4 《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TOR)》
4 《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla(TOR)》
4 《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》
4 《野生の雑種犬/Wild Mongrel(ODY)》

Lands (22)
9 《森》
10 《島》
1 《シミックの成長室/Simic Growth Chamber(DIS)》
2 《シミックのギルド門/Simic Guildgate(GTC)》

Spells (20)
4 《堂々巡り/Circular Logic(TOR)》
4 《海賊の魔除け/Piracy Charm(PLC)》
2 《熟慮/Think Twice(TSP)》
4 《巨森の蔦/Vines of Vastwood(ZEN)》
2 《入念な研究/Careful Study(ODY)》
4 《思案/Ponder(M12)》

デルバーマッドネスが最適に機能するためにはおそらくもっと呪文が必要だろう。もし僕が本物のシミックの気分で何かミュータントのハイブリッドのようなものを作りたければ、これが僕の進む道だ。

僕は《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TOR)》と《堂々巡り/Circular Logic(TOR)》がPauperの世界に追加されたことで信じられないくらい興奮している。青緑マッドネスに加えて、これら2枚のカードは青赤《コー追われの物あさり/Looter il-Kor(TSP)》デッキ、青黒マッドネスデッキ、そして黒緑《吸血犬/Vampire Hounds(EXO)》にもメリットをくれる。フォーマットが開放されてわずかに狂気に満ちることは大いにためになるだろう。


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この記事の時点ではヴィンテージマスターズのレアリティだけが不明でした。《堂々巡り/Circular Logic(TOR)》、《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TOR)》、そして《ゴブリンの将軍/Goblin General(P02)》がコモン落ちすることしか分かっていなかったので、青緑に焦点を当てた記事となっています。

自分も当時のスタンダードで《堂々巡り/Circular Logic(TOR)》と《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TOR)》にはお世話になっていて、Pauperでもぜひ使ってやろうと思ったんですが、今のところマッドネスのコンセプトがPauperでやっていけるという手応えがつかめてないですね。

Pauperでは、使える共鳴者が限られるので、マッドネスをメインの戦略として特化し過ぎると質の低いカードを使わなければいけないか、さもなければ安定しないといった問題が出てきます。マッドネス戦略自体が、上手くブン回ったとしても3ターン目に4/4と2/2と1/1が並ぶくらいで、そんなにパワーのある戦略でもない。Pauperのメタに存在するデッキはブン回れば3ターン目でほぼ勝利を決めているか実際に勝っていたりしますからね。

ヴィンテージマスターズが実装されてから色々試してはいますが、「マッドネスデッキ」なるものを新たに確立するのは難しそうなので既存のデッキにマッドネスをちょっと足して強化出来ないかな、とか考えたりしています。

《野生の雑種犬/Wild Mongrel(ODY)》レベルの共鳴者が他にもいれば、と思わざるを得ない。

コメント

ぴぃ
2014年6月17日22:09

スタンダードの頃と比べると不可思議とワームの咆哮の存在が大きいですね。そのままだとギミックに特化してるだけで特に強い動きを感じないので、入念な研究やマーフォークの物あさり等のアドバンテージ源が欲しいなぁ。

緑のフラッシュは正直弱いw(経験談)

surucucu
2014年6月20日1:32

3ターン目の4/4でゲームが決まるかっていうとそうでも無いんで、単純にテンポをとるためのマッドネスはそんなに強くなかったですね。

前半は構える形にして相手を抑え込みつつ、ルーターで手札を減らさずにワームを叩きつけていければ強いかなあ。除去コンタッチワームとか、クロパタッチワームを考えてみたいです。

あと最近Just for Funで《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》積んでる人多くて拷問生活は涙目です

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