僕が所属するクラン「A Piece of Future」でクラン大会をしました。


フォーマットはCYOS(Choose Your Own Standard)。
2サイクル、2chダードとも呼ばれるフォーマットです。

ブロックを2つ、基本セットを1つ選んでその中で構築をするというもので、往年の名デッキと最新のスタンダードがぶつかり合ったりするカジュアルフォーマットです。MOにはマスターズエディションってものがあるんので、基本セットとしてこれを選ぶとかなりレガシーライクなフォーマットになりますかね。





かなり前から告知されていた大会ながらも事前の準備というものが全く出来ず、当日に有り合わせのカードでデッキ構築を始めました。


選択したのはM12-ISDブロック-RAVブロック

もともとイニストラード期にMOを始めたのでこの頃のカードが充実しています。
当時のスタンでもお馴染みだった青いカード達をチョイス。

デルバー、瞬唱、思考掃き、思案、マナ漏出。
このカード群を見てうんざりする方も多いでしょう。


ここにモダンでも使われるカードとして電解、差し戻し。

他に火力として火柱、渋面の溶岩使い。

最後に、強烈な打点を生むルーン唱えの長槍、さらに愛すべきマッドサイエンティスト《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》を入れてデッキ完成。





クリーチャー(14)
4 《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》
4 《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》
4 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》
2 《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(M12)》

呪文(24)
4 《思案/Ponder(M12)》
4 《思考掃き/Thought Scour(DKA)》
4 《マナ漏出/Mana Leak(M12)》
4 《差し戻し/Remand(RAV)》
4 《火柱/Pillar of Flame(AVR)》
2 《電解/Electrolyze(GPT)》
2 《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike(ISD)》

土地(22)
4 《蒸気孔/Steam Vents(GPT)》
4 《硫黄の滝/Sulfur Falls(ISD)》
10 《島/Island(RAV)》
3 《山/Mountain(RAV)》
1 《僻地の灯台/Desolate Lighthouse(AVR)》

サイドボード
《焼却/Combust(M12)》
《電解/Electrolyze(GPT)》
《雲散霧消/Dissipate(ISD)》
《熟慮/Think Twice(ISD)》
《精神の制御/Mind Control(M12)》
《移し変え/Redirect(M12)》


サイドボード適当ですね。






参加人数は10人。
スイスドロー4回戦で行われました。



Round1 ICE-CHK-M12 相殺コマ

デルバーで殴ってたらここに《剣を鍬に/Swords to Plowshares(ICE)》。カウンターしようと思ったら《Force of Will(ALL)》で弾かれるというかなりレガシーライクな動き。さらに《相殺/Counterbalance(CSP)》を着地されてしまうがこっちも《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》が着地。相手のトップが土地だったので火力を重ねて殴り切った。

再びデルバーが農場送りされるスタート。相手に《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top(CHK)》を置かれたので《相殺/Counterbalance(CSP)》を着地されないようにカウンターを構えて動く。マナが伸びたところでデルバー、《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》と着地させる。《赤の防御円/Circle of Protection: Red(ICE)》を出されてしまうが上手く相手をタップアウトに追い込む。ここで呪文を重ねて大量ダメージ。相手はこちらのクロックを止めらずそのまま勝ち。


2度も《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》の攻撃力を生かして勝つことが出来た。こんなに嬉しいことは無い。



Round2 MED-LRW-ALA ジャンド

かなり墓地が肥えて《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike(ISD)》で一撃を狙える場面だったが、《終止/Terminate(ARB)》や《稲妻/Lightning Bolt(MED)》と除去を合わされてしまって殴り切られる。

相手の土地が止まって《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》並べてデルバーも変身して勝ち。

こちらのクロックは除去されてジワジワ殴られる。《移し変え/Redirect(M12)》で除去を跳ね返して凌ぐが《Hymn to Tourach(MED)》で手札が空に。《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》に走られて残り3まで追い込まれたが、最後に《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike(ISD)》を引いてピッタリ15点殴って勝ち。

引きが味方してくれた。


Round3 ME4-LRW-ZEN 青黒フェアリー

どちらもクロックの展開が遅れてカウンターし合う形に。
《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》を通すが返しで《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》が着地。これを落とそうと追加の《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》を展開するが《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》3枚に阻まれてもはやジェイスを止められず負け。

相手の土地がつまったところに淀みなく展開して勝ち。

《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》を展開。返しで《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》にバウンスされたがこれを《火柱/Pillar of Flame(AVR)》で落としつつ竜装者を展開し直す。さらに2体目の竜装者も追加。相手が《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》を出してくるがこれに対応して覇権のためのファアリーを焼いてやる。ここから呪文重ねて唱えて一気に14点殴って勝ち。

竜装者が強くて楽しい。ちなみにこいつもフェアリーである。




Round4 M11-RTR-THS エスパーコン

デルバーは除去されるが《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》を4枚引く。これで《思案/Ponder(M12)》を再利用してアドバンテージを獲り、《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike(ISD)》でガシガシなぐる。2枚目の《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike(ISD)》がついて一気に12点殴る。返しで《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion(THS)》が着地。しかし《火柱/Pillar of Flame(AVR)》本体で止め。

今度は《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》が打消しとハンデスされてアドバンテージが獲れない。しかし相手は土地を引きすぎ、頼みの《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation(RTR)》もカウンターで対処。こちらは遅れてクリーチャーを並べる。《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》は除去されるものの変身したデルバー、3枚目の瞬唱とクロックは十分。唯一怖かった《至高の評決/Supreme Verdict(RTR)》を引かれることも無くそのまま殴り切った。






という訳で全勝して優勝!


かなり趣味によった(特に竜装者)デッキだったにも関わらず、ちゃんと持ち味を生かして勝つことが出来るとは。ハッキリ言って完全に予想外だった。引きが良かったってのは大いにあると思う。勝つときなんてそんなもんだ。

自分が好きである《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》も《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike(ISD)》も意外と強く使うことが出来た。これが非常に嬉しい。ただ、一番強かったのはやはり《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》。当たり前のようにアドバンテージを獲るところ、思考掃きと組み合わさった時の便利さ、そして殴れば2点クロックにまでなるところはおかしいとしか言いようがない。今更言うことでもないのだろうけど、久しぶりに使ってみてその強さが身に染みました。



いつものクラン大会では本番前にクランメンバーとスパーリングをしてデッキ調整をするが、今回はそういったことを一切せずにぶっつけ本番で挑むことになった。そのため、相手のデッキが全く予想がつかなかった。やりこんだフォーマットであれば、相手の置く土地でアーキタイプが判別出来たり、そこからの動きで手札まで推測することが出来るかもしれない。それはそれで楽しいが、今回みたいな遊び方で新鮮さを味わうのも非常に面白い。




我がクランでは毎月独自のフォーマットで大会を開催しています。
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