【翻訳】Impacting Pauper: A Top 10 List by Alex Ullman Pauperに影響を与えたカード10選(後編)
【翻訳】Impacting Pauper: A Top 10 List by Alex Ullman Pauperに影響を与えたカード10選(後編)
【翻訳】Impacting Pauper: A Top 10 List by Alex Ullman Pauperに影響を与えたカード10選(後編)
前編がまだの人はこちら(http://surucucu.diarynote.jp/201401070126264784/)から。
いよいよベスト3の発表になります。















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3.《微光地/Glimmerpost(SOM)》:他の神座を刷ろうと彼らは言った。ライフを得られるように作ろうと彼らは言った。これはひどく終わりがない。

ちょっと待ってくれ。

僕が9月に取り上げたように(http://www.starcitygames.com/article/26909_The-Problem-With-Pauper.html)、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》エンジンはPauperでプレイヤーが出来ることとしては最も堕落したことの1つだった。《微光地/Glimmerpost(SOM)》自身は問題のあるカードではなかったが、それは《雲上の座/Cloudpost(MRD)》デッキに大量のマナを出させてバカげたことをさせる、《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》で相手のパーマネントを全て戻すみたいにね。これは、《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》が解決される前に勝つか呪禁デッキで無視をするかしかないメタゲームを作り上げた。

《微光地/Glimmerpost(SOM)》はPauperの歴史でより支配的なコントロールデッキの1つであるイゼットポストをも生み出し、より熱心なプレイヤーに他の選択肢を排除させた。各デッキが神座使いのテンポロスを狙うために《倒壊/Raze(USG)》を使い始めて自体はさらに悪化した。有難いことに、ウィザーズはキチンと理解して《雲上の座/Cloudpost(MRD)》を使用可能カードリストから排除した。しかし《微光地/Glimmerpost(SOM)》の印刷とそれに伴うデッキは間違いなく3番目の評価に値するよ。
Fissure Post
Jaca
1st Place at Magic Online Daily Event on 8/25/2013

Creatures (15)
4 《フェアリーの大群/Cloud of Faeries(ULG)》
3 《記憶の壁/Mnemonic Wall(ROE)》
4 《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》
3 《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》
1 《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》

Lands (21)
12 《島》
4 《雲上の座/Cloudpost(MRD)》
4 《微光地/Glimmerpost(SOM)》
1 《離れ島/Remote Isle(USG)》

Spells (24)
4 《探検の地図/Expedition Map(ZEN)》
4 《予言のプリズム/Prophetic Prism(ROE)》
3 《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker(AVR)》
4 《断絶/Snap(ULG)》
2 《強迫的な研究/Compulsive Research(RAV)》
4 《定業/Preordain(M11)》
3 《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》

Sideboard
2 《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre(SHM)》
2 《大クラゲ/Man-o’-War(VIS)》
2 《消灯/Curfew(USG)》
2 《払拭/Dispel(WWK)》
4 《水流破/Hydroblast(ICE)》
2 《溶暗/Fade Away(EXO)》
1 《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》


Izzet Post
Alex Ullman

Creatures (8)
1 《記憶の壁/Mnemonic Wall(ROE)》
4 《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》
3 《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》

Lands (24)
8 《島》
5 《山》
4 《雲上の座/Cloudpost(MRD)》
4 《微光地/Glimmerpost(SOM)》
1 《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks(GPT)》
2 《イゼットのギルド門/Izzet Guildgate(RTR)》

Spells (28)
3 《予言のプリズム/Prophetic Prism(ROE)》
1 《鋸刃の矢/Serrated Arrows(TSB)》
1 《噴出の稲妻/Burst Lightning(ZEN)》
1 《転覆/Capsize(TMP)》
3 《卑下/Condescend(5DN)》
2 《電謀/Electrickery(RTR)》
1 《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker(AVR)》
1 《マグマのしぶき/Magma Spray(ALA)》
3 《神秘の指導/Mystical Teachings(TSP)》
3 《禁制/Prohibit(INV)》
1 《綿密な分析/Deep Analysis(TOR)》
3 《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》
4 《思案/Ponder(M12)》
1《とどろく雷鳴/Rolling Thunder(TMP)》

Sideboard
2 《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb(SOM)》
2 《鋸刃の矢/Serrated Arrows(TSB)》
1 《古えの遺恨/Ancient Grudge(ISD)》
2 《水流破/Hydroblast(ICE)》
1 《否認/Negate(M13)》
4 《紅蓮破/Pyroblast(ICE)》
3 《地の裂け目/Earth Rift(ODY)》


2.《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf(NPH)》:1/1?問題は《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf(NPH)》じゃなかった;それは《激励/Invigorate(MMQ)》だった。けれども、《激励/Invigorate(MMQ)》は《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf(NPH)》が印刷される数年前から使うことが出来た。有力な2マナ域と感染を持つ1マナ域の存在が組み合わさり―《荒廃のマンバ/Blight Mamba(SOM)》と《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr(SOM)》―そして《水蓮の花びら/Lotus Petal(TMP)》が感染に着実に2ターンキルさせるようにしてくれた。

このカードは全てを変化させた。そして全てとはみんなが使っていた除去を意味する。《稲妻/Lightning Bolt(M10)》はもはや十分ではなかった。代わりに、《消灯/Curfew(USG)》、《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》、そして《無垢の血/Innocent Blood(ODY)》のようなカードが支配していた。《濃霧/Fog(M12)》が《一瞬の平和/Moment’s Peace(ODY)》よりも見受けられた。感染相手に戦うことは対策カードを求めてマリガンするか一点突破されるかのゲームになってしまった。《激励/Invigorate(MMQ)》が正に反則だった(そして不良品として禁止された)が、それは僕らを数か月間病気に陥れた《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf(NPH)》がもたらしたものだったんだ。
Infect
jsiri84
3rd Place at Magic Online Premier Event on 2/26/2012

Creatures (14)
4 《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr(SOM)》
4 《荒廃のマンバ/Blight Mamba(SOM)》
2 《嚢胞抱え/Cystbearer(SOM)》
4 《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf(NPH)》

Lands (18)
16 《森》
2 《平穏な茂み/Tranquil Thicket(ONS)》

Spells (28)
2 《水蓮の花びら/Lotus Petal(TMP)》
4 《怨恨/Rancor(ULG)》
2 《使徒の祝福/Apostle’s Blessing(NPH)》
4 《地うねり/Groundswell(WWK)》
4 《激励/Invigorate(MMQ)》
4 《変異原性の成長/Mutagenic Growth(NPH)》
4 《巨森の蔦/Vines of Vastwood(ZEN)》
4 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》

Sideboard
1 《嚢胞抱え/Cystbearer(SOM)》
2 《力の印章/Seal of Strength(NEM)》
1 《使徒の祝福/Apostle’s Blessing(NPH)》
3 《濃霧/Fog(4ED)》
4 《スズメバチの一刺し/Hornet Sting(M11)》
2 《捕食者の一撃/Predator’s Strike(MRD)》
2 《砂嵐/Sandstorm(MIR)》


1.《大あわての捜索/Frantic Search(ULG)》:僕が以前に言ったこと(http://www.starcitygames.com/magic/misc/22272_The_Banning_Of_Frantic_Search_And_M12_Thoughts.html)以外にこのカードについて何が言える?正しいデッキではこのカードは2枚の新しいカードをフィルタリングしながら11マナを生み出すことが出来た。《シミックの成長室/Simic Growth Chamber(DIS)》や《陽景学院の使い魔/Sunscape Familiar(PLS)》のようなカードと組み合わされば《大あわての捜索/Frantic Search(ULG)》は2ターンという速さでゲームをブッ飛ばすことが出来た。青単ポストストームよりも、《賢者街の住人/Sage’s Row Denizen(GTC)》コンボよりも前に、《大あわての捜索/Frantic Search(ULG)》はメタゲームの半分を支配した―このデッキを使うか死ぬかさ。《石の雨/Stone Rain(4ED)》は土地の基準となり、緑単ポストが主に《大あわての捜索/Frantic Search(ULG)》デッキを牽制できることで正当化された。

《大あわての捜索/Frantic Search(ULG)》は只のカードじゃなかった―Pauperのとてつもないイベントだった。メタゲームを変化させただけでなく、ウィザーズがそれを禁止したことは彼らがPauperにどうあって欲しいのかの明確な信号となった。彼らは相互作用のあるプレイを発展させたかったんだ。僕らはより後の禁止(《激励/Invigorate(MMQ)》、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》、《ぶどう弾/Grapeshot(TSP)》、《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》)でそれをさらに見ることになったが、《大あわての捜索/Frantic Search(ULG)》はそれらすべての先駆けだったんだ。そして僕らはそれがレガシーでも禁止されてるってことを知っておくべきだね。
Frantic Storm
ChoasLex

Creatures (19)
4 《フェアリーの大群/Cloud of Faeries(ULG)》
1 《記憶の壁/Mnemonic Wall(ROE)》
4 《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》
4 《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar(PLS)》
2 《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》
4 《陽景学院の使い魔/Sunscape Familiar(PLS)》

Lands (22)
6 《島》
2 《平地》
1 《沼》
3 《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery(DIS)》
3 《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct(RAV)》
3 《進化する未開地/Evolving Wilds(M13)》
4 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse(TSP)》

Spells (19)
4 《大あわての捜索/Frantic Search(ULG)》
4 《断絶/Snap(ULG)》
4 《強迫的な研究/Compulsive Research(RAV)》
3 《綿密な分析/Deep Analysis(TOR)》
1 《予感/Foresee(FUT)》
3 《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》


さあこれで出揃った―制定されたPauperでの僕が最も重要だったと思うリリース10個だ。僕は8年もこのフォーマットに熱中していて、30代になってもそしてそれ以上になっても楽しんでいきたいと思っている。

興味がある人の為に、これが20から11までの順位だ:

20.《拷問生活/Tortured Existence(STH)》

19.《発掘/Unearth(ULG)》

18.《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》

17.《捕食スリヴァー/Predatory Sliver(M14)》

16.《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》

15.《凍結燃焼の奇魔/Frostburn Weird(RTR)》

14.《ティタニアの僧侶/Priest of Titania(USG)》

13.《水蓮の花びら/Lotus Petal(TMP)》

12.《モグの略奪者/Mogg Raider(TMP)》

11.《電謀/Electrickery(RTR)》

君たちは僕が何か忘れてると思うかい?教えてくれ!その時まで、誕生日おめでとうオレ、そしてハッピーニューイヤーみんな!

Keep slingin’ commons-

-Alex

SpikeBoyM on Magic Online
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今回は一風変わったPauperの歴史の話と相成りました。

僕がPauperを始めたのが2012年の始めなのでちょうど2年ほど前、Alexさんは8年もPauperをやっているとのことなので大先輩ですね。

かなり貴重な話が聞けた気がします。

個人的には、やはり《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops(DGM)》のランクインが嬉しいところ。特に、《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》で頑張っていた時代を認知してくれているところや、このデッキのクリーチャーを愉快な仲間と称してくれているのが有難いですね。

《電謀/Electrickery(RTR)》や《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker(AVR)》のリリースは実際に目の当たりにしているのでそのランクインにも共感できます。それでも《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》の6位にはビックリしたかな。


実は、1月2日にはすでにAlexさんの新しい記事がアップされています。そんなに長い記事ではないので早速翻訳してお届け出来ればと思っております。

コメント

びすみけっと
2014年1月7日16:47

自分も去年pauperを始めたので、興味深いですね。
pauper環境をもともと支配していたカード以外に割と最近のカードが入っているのはなんか嬉しいもんです。

surucucu
2014年1月8日22:15

>>すみさん、DN始められたんですね!
実装から環境の変化までのタイムラグはカードそれぞれのようですが、何だかんだいって各セット毎に環境を動かすカードはでているみたいですね。

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