《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》をフューチャーしたゴルガリデッキを特集。
メタゲームを考えたソリューション的なデッキであるのでメタ分析の部分だけでも読む価値があるかもしれません。
拙訳ですがよろしければどうぞ
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Leeches: They’re Good For What Ails Ya(http://www.starcitygames.com/article/27293_Leeches-Theyre-Good-For-What-Ails-Ya.html)
ALEX ULLMAN
11/07/13
僕らは《雲上の座/Cloudpost(MRD)》/《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》が去ったPauperで1か月以上過ごした、そして僕はこのフォーマットを素晴らしいと言わざるを得ない。黒単コントロール(《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》、《堕落/Corrupt(USG)》、《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》を大量投入したもの)、親和(《エイトグ/Atog(MRD)》と《投げ飛ばし/Fling(STH)》を備えている)、そしてデルバー(相変わらずの青い呪文)のようなデッキはトップ周辺に居るにも関わらず、これらのデッキは最近禁止された違反者の支配的な敵ではない。むしろ親和とデルバーは、黒単コンがよりコンスタントにいる一方でトップティアを出たり入ったりしている(「勝てる」能力をもった灰色商人と堕落によるものだろう)。
過去4週間のPauperではバーンとRUGトロンの隆盛が見受けられ、《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》/《現実の酸/Reality Acid(PLC)》デッキが浮き沈みして再度浮上してきたのも目の当たりにした。ウィニーとストンピィは結果を出し続けているが、現在スリヴァーに押されている。そして《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops(DGM)》/《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》デッキは?ああ、それらはフォーマットで最高のパフォーマンスのデッキからマイナーな厄介者になってしまった。
簡単に言えば、Pauperは長い間で初めてダイナミックなメタゲームを持ったということだ―もはや一枚岩ではない。週毎にハッキリと描かれた敵が存在するわけだからこれはいいニュースだ。僕の目標は的を射とめることだ。
Pauperで新しいデッキを準備するとき、僕は黒単コントロールデッキ、超攻撃的な親和、そしてデルバーデッキのコントロール要素への対策を明確にしておきたい。これらは依然として巨大な3つなんだ。スリヴァーのような大群デッキとミッドレンジの消耗戦デッキ(《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》と《現実の酸/Reality Acid(PLC)》)デッキと相対するときのプランを覚えておくことは依然として重要だが、トップティアのデッキとの戦いに備えることは他の競争相手との戦闘での良きツールを持つことを意味するだろう。
トップティアデッキはどうやって動くのだろうか?黒単コンは沼/信心エンジンを基にしている。毎ターン土地を展開することが理想で、唱えるコストにより多く黒マナシンボルがあるのが望ましい。これは《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》と《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》がカギだということを意味する。これらのデッキはそのクリーチャーを場に残そうとする(灰色商人でゲームを終わらせるためだ)。ブロックすることは理想的ではない(その序盤のプレイングは大体不安定だからね)、だからこれらのデッキは大量の除去を積む傾向にある。黒単コンと戦うためには、タフネス4のクリーチャーを抜けて殴ることができながら除去耐性もあり、灰色商人の大量のライフドレインにも取り組まないといけない。
親和は《マイアの処罰者/Myr Enforcer(MRD)》と《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger(SOM)》を展開して沢山殴ってくる。もしくはじっと耐えてから《エイトグ/Atog(MRD)》で盤面を食べつくして君の顔面に《投げ飛ばし/Fling(STH)》てくる。これは強力なドローである《物読み/Thoughtcast(MRD)》、新しく加わった《危険な研究/Perilous Research(CSP)》そして《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》(《エイトグ/Atog(MRD)》との相性もいい)によって繋げられている。親和と戦うことは君のライフ総量を高く保ち、奴らのモンスターをテーブルの外に退けておくことを意味する。加えて、《投げ飛ばし/Fling(STH)》が決められる前に《エイトグ/Atog(MRD)》に対処することが鍵となる。ライフゲインは悪い選択肢ではない(でも最高でもないよ)そしてバーンデッキの存在によって更なる価値がある。
デルバーと戦をすることはやつらの脅威をもてあそんでやることを意味する。《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》はうっかりハマるようなカードではなく出てくることが予期できるカードである。《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》と戦う最高の方法は、マナカーブを発展させカウンターしづらい脅威を唱えることだ。そうだ、デルバーは《対抗呪文/Counterspell(TMP)》(そしてたまに《剥奪/Deprive(ROE)》)を持っているが、《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》を回避できるようにすることは勝利に不可欠だ。別の手法は単純にカウンターの下を進み、出来るだけ多くの脅威の展開を試みることだ。最後に、青い使い手のリソースを使い切らせてやろうとすることが出来るデッキだ。
これらのパラメータを心に留めつつ、僕の黒と緑の精神は《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》へと速やかにジャンプすることを決意した。いつでもフォーマットが変化するときは、僕は黒緑を動かそうと試みる、ファリカにどうしようもなく入れ込んでいるからだ。今回は、しかしながらヒルが足を持っていると感じたよ。
《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》はもの凄く意味のあるクリーチャータイプであるゾンビを持っている。今のところもっとも一般的な除去の1つは《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》で、これは上手いことにヒルを除去出来ない。それは黒でもあるし《破滅の刃/Doom Blade(M12)》にも耐性がある。最後に、ヒル自体は《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》や同類を躱せないが、デッキの他の構成要素が生け贄効果の痛みを軽減するのに役立つ。コストが黒緑であるので、素晴らしい布告除けである《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》を使うことを後押しする。《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》とヒルの組み合わせは《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》の範囲の外へデッキを加速させてもくれるし、《対抗呪文/Counterspell(TMP)》に対して複数の脅威を展開することも出来る。
ゴルガリを使うということは潜在的にデッキが強固な黒の除去一式にアクセス出来るということだ。《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》が躱すことが出来る除去カードは、黒でないクリーチャーに対して便利だ。これが黒単コントロールにとってどんなデッキも潜在的に簡単にさせる一方で、《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》(まさにそのようなデッキに耐性がある)の投入はその事実を軽減するのに十分だろう。
前述の通り、僕はゴルガリだ、なので《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》をひいき目で見ていることを完全に認めよう。君がただ他の人よりそれが好きだという理由でそのカードを使わないことは重要だが、お気に入りのカードを使うのは「それが使うべき正しいカードである」場合には楽しいことだ。今のところ僕はヒルが使うべきカードだと信じている。だからもちろんそうするしザ・ロックを組んだんだ。
これは僕の《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》デッキの最初の道のりであり、キーカードの名前に沿ったものだ。僕はエルフから《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》からヒルやヒルからネズミへとカーブを繋げて除去で進路をキレイにしてゲームに勝つと思っている。《ネシアンのアスプ/Nessian Asp(THS)》か《よじれた嫌悪者/Twisted Abomination(TSB)》は実際の殺戮を沢山こなし、最高のフィニッシャーは《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》だ。
《ヤヴィマヤの古老/Yavimaya Elder(UDS)》は素晴らしいカードだがいくつかの問題を抱えている。優しいおじいちゃんは1緑緑で信じられないほどマナ拘束がキツい(さらに2マナがフルの値だ)。また、1黒黒を出しながら1緑緑を出そうとするのは非常によくばりだった。これは《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(CHK)》を入れることに繋がったが、複数のゲームで大量のマナ生成カードを引きつつそれらが何もしない状態に陥った。フラッドに陥ってしまうことは、トップティアのデッキが18枚以下の土地で回っていることを考えると良くないので、沼を引くごとに引きの勝負になる可能性が高い。
《エルフの幻想家/Elvish Visionary(M13)》は見損なうことの無かったカードだった。それはデッキを掘り下げてくれて《マイアの処罰者/Myr Enforcer(MRD)》と《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger(SOM)》への重要なチャンプブロッカーとなる。《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》も同様にキーカードだった。2ターン目のまともな殴り手でありデルバーの大体の脅威と交換できつつ後半にも生きるカードとなる。ドライアドは後半にタフネス4のブロッカーを越えられるようクリーチャーを大きくしてくれながら、除去への保険も持っている。
僕は除去には満足した。《死の重み/Dead Weight(ISD)》は《エイトグ/Atog(MRD)》と《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》に対して素晴らしいし、フォーマットの他の様々なクリーチャーに対しても便利だ。《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》はマナがキツいが複数のデッキに対して使う価値がある。黒単コントロールに対してもそれは価値がある、ゾンビである《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》自体よりも《クォムバッジの魔女/Cuombajj Witches(CHR)》と《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》を対象にしてその衝撃を弱めることが出来るからね。
このバージョンのザ・ロックは序盤にプレッシャーを掛けられるときには素晴らしかったが、ゲーム後半ではバラバラになってしまった。序盤にプレッシャーを掛けつつ、それを除去でバックアップする必要があったんだ。上記のリストは脅威を除去することにはるかに優れていて、巨大な怪物で勝とうとする。枚数の微調整とリストの合理化が必要とされていた。
では何が作用していただろうか?《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》はキーカードだった、それは敵を叩きのめせるしフォーマットの複数のクリーチャーと優位に戦うことが出来る。《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》を入れる場合には、《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》も同伴することになる。これは僕のデッキをゴルガリの闇の部分へと誘うだろう。そのようにして、僕は《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》を入れることが出来るようになるだろう。
余談:《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》からの2ターン目の《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》は相当に汚いよ、キーボードの横にハンドソープを置いときたいくらいだ。
《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》は最初の反復練習では強かったので、僕はもっと攻撃的なバージョンに入れておきたいと思った。5ターン目の商人が良かったなら、4ターン目の商人もなおの事良いだろう。マナカーブの頂点に《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》を投入するということは黒いビートダウンカードをより入れる必要があるということだ。
《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》は死角を考慮する黒の除去呪文だから、他の攻撃的なゾンビが居ることで意味を成していた。《死の歓楽者/Dead Reveler(RTR)》を入れよう。3/4はPauperの3マナクリーチャーのカーブでは秀でている。それは僕の戦った多くのデッキが2ターン目の歓楽者を処理するには準備不足であったから、《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》に追加の役割をくれた。
《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》も新しいリストへと進んで行く。今のところ除去は広く普及している、そしてドライアドの序盤に攻撃できる能力と後半に意味のあるボーナスをくれる能力の両方は信じられないくらい魅力的だ。《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》か《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》にドライアドを着せればデルバーデッキや《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》の勝利への攻撃を困難にさせることもできる。
ラフなリストで戦った後、僕はこの現在の武装で落ち着いた:
最後のカード達のちょっとしたメモだ:
《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》:僕は他に「大体なんでも殺せる」呪文を探していた。JasonSirichokeはこのカードを後半にぶらぶらしている《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》を使う方法として勧めてくれた。このカードは今のところ立派にやっているが、除去全体のセットはメタゲームに依存するから、今後の枠が約束されているというわけではない。
《よろめく殻/Shambling Shell(RAV)》:ときどきこのデッキは勝つために何らかの脅威をトップデッキすることが必要な状態に陥るだろう。《よろめく殻/Shambling Shell(RAV)》は発掘によって墓地から帰ってきて殴ったりより重要な脅威を育てることが出来る。それはゾンビでもあるし、2/2達が《死の重み/Dead Weight(ISD)》に対抗するのを助けてくれる。
《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》:僕はドローが出来る追加のクリーチャーが欲しかった。《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager(APC)》は実際にカードを引かせてくれるが、僕はすでに十分にダメージを食らっている。《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》は常に土地を引くこと以外は5番目の《エルフの幻想家/Elvish Visionary(M13)》として機能する。2ターン目に黒緑、3ターン目に黒黒を必要とするデッキにおいてこれは悪い効果ではない。
このデッキを最高に表現するのはビートダウンしている内はビートダウンデッキだということだ。ミッドレンジの攻撃的リストと同様に、GolGrayは序盤にプレッシャーをかけて除去と混乱とで追撃したいんだ。この混乱の大部分は単に巨大なクリーチャーを出すことだ。《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》か《死の歓楽者/Dead Reveler(RTR)》はPauperで良く使われる脅威を処理するのに十分だし、《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》と組んだときは、それはもう大きくなる。ある時点で盤面は安定し、ライフを狙える。その時点で、小さなアドバンテージの為に攻撃をし、ゲームを決められるドレインを可能するために《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》を残すことで《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》を引くゲームプランへと移行することが出来る。
事態がビートダウンのプランに沿わない時、目的はブロックして機会を待つことだ。君の軍勢の方が大きくなるまで完全に防御的なメンバーとして《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》を展開しよう。《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》は戦闘を君に有利にするので重要だ。
ここからはサイドボードについてだ。過去数か月とは違って、Pauperはダイナミックなメタゲームとなったので追加の15枚の枠は9月よりはるかに流動的だろう。予想されるメタゲームはというと・・・
デルバー:唯一の最高のデッキとしての数週間の後、デルバーは再びトップに躍り出た。君のクリーチャーがただ盤面で殴るのに優れていたとしても、問題は《対抗呪文/Counterspell(TMP)》や《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》を越えられるかということだ。いくつかのリストは2枚の《目くらまし/Daze(NEM)》を積んでいて、脅威を展開していくのも厳しいのが解る。《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》はテンポを与える上で君を非常に助けてくれるし《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》は奴らの脅威を止めるのに良く働く。
《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》は鍵だがそれが最も重要というわけではない。殴っていくのは長い道のりだが、奴らはバウンスや《睡眠発作/Narcolepsy(ROE)》がつかえる。残念なことに《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》は《珊瑚の網/Coral Net(TOR)》の妨害も受けてしまう。トップデッキとは別にして、これは最もキツいマッチアップだ。
サイドボード:+2《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi(BOK)》,+1,《無残な収穫/Grim Harvest(CSP)》+1《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》,-1《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》,-3《死の重み/Dead Weight(ISD)》
ゲーム2と3では君は出来るだけ立て続けに展開をしていきたい。ソーサリースピードの除去はここでは重要ではない(そして2体の商人を2枚の《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》の為にサイドアウトするのが正解かもしれない)。君の理想の初動は《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》と複数の脅威だ。沿岸が空いていれば攻撃して忍びで忍術して疑似《荒廃稲妻/Blightning(ALA)》を叩きこもう。もしゲームが長引けば、君はそれらを《無残な収穫/Grim Harvest》のもとで埋葬することができる―復活コストのマナ無しでやらないようにだけ気を付けてくれ。
黒単コントロール:君たちの両者が《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》デッキであったとしても、君はいくつ明確なアドバンテージがある。君の最高のクリーチャーは奴らの除去を回避し、君の方が先に《灰色商人》にアクセスできる。これはこのデッキにとって有利なマッチの1つだ。1/1の雑魚たちは奴らの《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》の糧として使い、《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》は《死の重み/Dead Weight(ISD)》に気を付けて使おう。
サイドボード:+1《無残な収穫/Grim Harvest(CSP)》,+4《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》,-3《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》,-1《破滅の刃/Doom Blade(M12)》,-1《死の重み/Dead Weight(ISD)》
サイドボード後のゲームは依然として奴らの除去に耐性を持っていたいが長期戦で勝てる選択肢も持っておきたい。再度、《無残な収穫/Grim Harvest(CSP)》が輝く。
親和:別のなかなか良いマッチアップだ。もう一度、君のクリーチャーは奴らのものに対して上手く攻勢をとる。ここでの最大のクリーチャーは《感電破/Galvanic Blast(SOM)》や《投げ飛ばし/Fling(STH)》によって焼かれてしまう。ここでの目標は《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》をエンチャントしたクリーチャーで一方的に攻撃できるようになるでライフを十分高く保つことだ。
サイドボード:+3《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder(EVE)》,+1《死の重み/Dead Weight(ISD)》,-1《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》,-1《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》,-1《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager(APC)》,-1《骨読み/Read the Bones(THS)》
君が取り除いたカードは機械たちと戦うために悪いわけじゃないけれど、投入したカードの方がより重要なんだ。もし対する親和が特に攻撃的な構築をしていたら、《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》と《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》を《斑の猪/Brindle Boar(M14)》の為に抜いて、《灰色商人》を残すために《骨読み/Read the Bones(THS)》を抜こう。
バーン:Pauperの上座に最近追加されたものだ。これは全くのレースで、君が全力ですべきことは君のライフを高く保つことだけだ。時に奴らがきっちり引いてしまったら、君に出来ることは本当に何もないんだ。
サイドボード:(《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》無し)-3《死の重み/Dead Weight(ISD)》,-1《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》,-1《骨読み/Read the Bones(THS)》,+2《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi(BOK)》,+2《斑の猪/Brindle Boar(M14)》,+2《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》
(《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》有り)-2《骨読み/Read the Bones(THS)》,-1《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager(APC)》,-1《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》,-2《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》,+1《死の重み/Dead Weight(ISD)》,+2《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi(BOK)》,+2《斑の猪/Brindle Boar(M14)》,+1《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》
《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》有りのバージョンではカードを止める必要がある。どちらのバージョンに対しても1つ必須事項がある:生き残れ。《忍び》は溜めこんだ火力を落としてくれる。この対戦では君を多大な痛みから守るために《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》は概ねただの1/1になる。《エルフ》を使う唯一のタイミングは2ターン目の《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》が可能な時で、これはショックの半分のコストで時間稼ぎをすることが出来る。
シータトロン:かつて《雲上の座/Cloudpost(MRD)》が占めていたビッグマナデッキの空白を何かが埋める必要があった、そしてRUGトロンのリストがそれを達成しようとしている。有難いことに奴らは実際には10以下の呪文しかなく、準備に3,4ターンかかる。奴らは《探検の地図/Expedition Map(ZEN)》を持っていて、僕らはマナクリーチャーを持っている―僕らの方が早い。
サイドボード:-3《死の重み/Dead Weight(ISD)》,-1《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》,-1《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》,+2《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi(BOK)》,+1《無残な収穫/Grim Harvest(CSP)》,+2《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder(EVE)》
《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder(MBS)》と《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》の為に君の除去を温存しよう―それらは実際の破滅をもたらす唯一のカードだ。これらのデッキの多くが2枚の《とどろく雷鳴/Rolling Thunder(TMP)》を積んでいるから、盤面に展開し過ぎるのには慎重になろう。《枝細工下げ》はよく登場する《緑の防御円/Circle of Protection: Green(4ED)》と戦うのを助ける。もしシータトロンが更なる《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》を積んでいたら、《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》を守るために別の《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》を積む価値があるだろう。
スリヴァー:今のところ良い攻撃的デッキの1つであり、実際により堅牢な軍隊を集めることが出来る。しかし我々は黒いデッキであり、奴らの怪物を破壊することが出来る。《虹色の断片/Prismatic Strands(JUD)》を考慮して賢くブロックしよう。
サイドボード:-1《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager(APC)》,-2《骨読み/Read the Bones(THS)》,-1《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》,-1《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》,+1《死の重み/Dead Weight(ISD)》,+4《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》
目標は全ての怪物を破壊し、君の良き仲間の戦闘を不利にするようなスリヴァーの攻撃を防ぐことだ。ライフを支払ってカードを引くことは、5/5警戒のワーム捕食者を相手にするときには印象が弱いね。
白ウィニー:僕はこの対戦について多くの経験をしていない。それでも僕は白ウィニーは今のところ信じられないくらい良い位置に居ると信じている(そしてこのデッキは今後も上手くやるだろう)、他のデッキほど人気がある訳ではないにしろね。有難いことに、《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》は奴らの最高の脅威である《ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpact(DIS)》に対処できるし、《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》は《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》と《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》への保険になってくれる。
サイドボード:-3《死の重み/Dead Weight(ISD)》,-1《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》,+3《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder(EVE)》,+1《無残な収穫/Grim Harvest(CSP)》
ここで君が確実にやりたいのは最後に《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》を残すことだ、そして《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder(EVE)》は《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》を吹き飛ばしてくれる。それは《ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpact(DIS)》と《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》を相打ちにさせる《骨断ちの矛槍/Bonesplitter(MRD)》をもつまみ出してくれる。もし白ウィニーが《黒曜石の見習い僧/Obsidian Acolyte(INV)》を投入するなら、除去を《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》へとスイッチさせたいね。君は全ての怪物を破壊する戦略へと転換する必要があるかもしれない。この場合、2枚の《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》と、1枚の《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager(APC)》と《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》を《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》の為に抜こう。
さあ君はこれで手に入れた―新しいメタゲームのための新しい構築だ。明らかに強力なデッキの不在はメタゲームが進化し穴を悪用する機会があるだろう。GolGrayはトップデッキに定着するだろうか?かもしれない、けど僕はこれだけは言える―もし対戦相手が1ターン目に沼を置いたなら、僕は《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》を使いたいって分かってるってことだ。
Keep slingin’ commons-
-Alex
SpikeBoyM on Magic Online
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いかがだったでしょうか。現在のメタゲームの分析とそれに対するデッキの構築、戦略の組み立て方の参考になればと思います。うーんしかし、このタイミングで全く新しいデッキを構築してくるAlexさんは流石ですねえ。しかも結構強そうだし・・・
Pauperのクリーチャーって基本サイズがそんなに大きくないので、親和の4/4は別にしても《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》や《死の歓楽者/Dead Reveler(RTR)》でガンガン攻めて来られると不利な交換せざるを得ないと思います。さらにそれを除去でバックアップというのは理に適っていますね
Pauper愛の差を見せつけられた感があってちょっと劣等感です。僕ももっとPauperを頑張りたいところ。現在のメタゲームは結構流動的なところがあるので、隙をついて全く新しいデッキを試してみたい欲望はありますね。今のPauperは禁止が増えてだいぶ調整されてきた感があります。モダンのように、アドバンテージの獲れるカード、純粋にカードパワーの高いカード、汎用性の高いカードなどが重要になってくるのでしょうか。
メタゲームを考えたソリューション的なデッキであるのでメタ分析の部分だけでも読む価値があるかもしれません。
拙訳ですがよろしければどうぞ
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Leeches: They’re Good For What Ails Ya(http://www.starcitygames.com/article/27293_Leeches-Theyre-Good-For-What-Ails-Ya.html)
ALEX ULLMAN
11/07/13
僕らは《雲上の座/Cloudpost(MRD)》/《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》が去ったPauperで1か月以上過ごした、そして僕はこのフォーマットを素晴らしいと言わざるを得ない。黒単コントロール(《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》、《堕落/Corrupt(USG)》、《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》を大量投入したもの)、親和(《エイトグ/Atog(MRD)》と《投げ飛ばし/Fling(STH)》を備えている)、そしてデルバー(相変わらずの青い呪文)のようなデッキはトップ周辺に居るにも関わらず、これらのデッキは最近禁止された違反者の支配的な敵ではない。むしろ親和とデルバーは、黒単コンがよりコンスタントにいる一方でトップティアを出たり入ったりしている(「勝てる」能力をもった灰色商人と堕落によるものだろう)。
過去4週間のPauperではバーンとRUGトロンの隆盛が見受けられ、《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》/《現実の酸/Reality Acid(PLC)》デッキが浮き沈みして再度浮上してきたのも目の当たりにした。ウィニーとストンピィは結果を出し続けているが、現在スリヴァーに押されている。そして《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops(DGM)》/《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》デッキは?ああ、それらはフォーマットで最高のパフォーマンスのデッキからマイナーな厄介者になってしまった。
簡単に言えば、Pauperは長い間で初めてダイナミックなメタゲームを持ったということだ―もはや一枚岩ではない。週毎にハッキリと描かれた敵が存在するわけだからこれはいいニュースだ。僕の目標は的を射とめることだ。
Pauperで新しいデッキを準備するとき、僕は黒単コントロールデッキ、超攻撃的な親和、そしてデルバーデッキのコントロール要素への対策を明確にしておきたい。これらは依然として巨大な3つなんだ。スリヴァーのような大群デッキとミッドレンジの消耗戦デッキ(《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》と《現実の酸/Reality Acid(PLC)》)デッキと相対するときのプランを覚えておくことは依然として重要だが、トップティアのデッキとの戦いに備えることは他の競争相手との戦闘での良きツールを持つことを意味するだろう。
トップティアデッキはどうやって動くのだろうか?黒単コンは沼/信心エンジンを基にしている。毎ターン土地を展開することが理想で、唱えるコストにより多く黒マナシンボルがあるのが望ましい。これは《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》と《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》がカギだということを意味する。これらのデッキはそのクリーチャーを場に残そうとする(灰色商人でゲームを終わらせるためだ)。ブロックすることは理想的ではない(その序盤のプレイングは大体不安定だからね)、だからこれらのデッキは大量の除去を積む傾向にある。黒単コンと戦うためには、タフネス4のクリーチャーを抜けて殴ることができながら除去耐性もあり、灰色商人の大量のライフドレインにも取り組まないといけない。
親和は《マイアの処罰者/Myr Enforcer(MRD)》と《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger(SOM)》を展開して沢山殴ってくる。もしくはじっと耐えてから《エイトグ/Atog(MRD)》で盤面を食べつくして君の顔面に《投げ飛ばし/Fling(STH)》てくる。これは強力なドローである《物読み/Thoughtcast(MRD)》、新しく加わった《危険な研究/Perilous Research(CSP)》そして《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》(《エイトグ/Atog(MRD)》との相性もいい)によって繋げられている。親和と戦うことは君のライフ総量を高く保ち、奴らのモンスターをテーブルの外に退けておくことを意味する。加えて、《投げ飛ばし/Fling(STH)》が決められる前に《エイトグ/Atog(MRD)》に対処することが鍵となる。ライフゲインは悪い選択肢ではない(でも最高でもないよ)そしてバーンデッキの存在によって更なる価値がある。
デルバーと戦をすることはやつらの脅威をもてあそんでやることを意味する。《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》はうっかりハマるようなカードではなく出てくることが予期できるカードである。《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》と戦う最高の方法は、マナカーブを発展させカウンターしづらい脅威を唱えることだ。そうだ、デルバーは《対抗呪文/Counterspell(TMP)》(そしてたまに《剥奪/Deprive(ROE)》)を持っているが、《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》を回避できるようにすることは勝利に不可欠だ。別の手法は単純にカウンターの下を進み、出来るだけ多くの脅威の展開を試みることだ。最後に、青い使い手のリソースを使い切らせてやろうとすることが出来るデッキだ。
これらのパラメータを心に留めつつ、僕の黒と緑の精神は《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》へと速やかにジャンプすることを決意した。いつでもフォーマットが変化するときは、僕は黒緑を動かそうと試みる、ファリカにどうしようもなく入れ込んでいるからだ。今回は、しかしながらヒルが足を持っていると感じたよ。
《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》はもの凄く意味のあるクリーチャータイプであるゾンビを持っている。今のところもっとも一般的な除去の1つは《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》で、これは上手いことにヒルを除去出来ない。それは黒でもあるし《破滅の刃/Doom Blade(M12)》にも耐性がある。最後に、ヒル自体は《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》や同類を躱せないが、デッキの他の構成要素が生け贄効果の痛みを軽減するのに役立つ。コストが黒緑であるので、素晴らしい布告除けである《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》を使うことを後押しする。《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》とヒルの組み合わせは《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》の範囲の外へデッキを加速させてもくれるし、《対抗呪文/Counterspell(TMP)》に対して複数の脅威を展開することも出来る。
ゴルガリを使うということは潜在的にデッキが強固な黒の除去一式にアクセス出来るということだ。《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》が躱すことが出来る除去カードは、黒でないクリーチャーに対して便利だ。これが黒単コントロールにとってどんなデッキも潜在的に簡単にさせる一方で、《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》(まさにそのようなデッキに耐性がある)の投入はその事実を軽減するのに十分だろう。
前述の通り、僕はゴルガリだ、なので《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》をひいき目で見ていることを完全に認めよう。君がただ他の人よりそれが好きだという理由でそのカードを使わないことは重要だが、お気に入りのカードを使うのは「それが使うべき正しいカードである」場合には楽しいことだ。今のところ僕はヒルが使うべきカードだと信じている。だからもちろんそうするしザ・ロックを組んだんだ。
The Rock
Alex Ullman
Creatures (28)
4 《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》
3 《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》
2 《エルフの幻想家/Elvish Visionary(M13)》
1 《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》
1 《クローサの大牙獣/Krosan Tusker(ONS)》
2 《ネシアンのアスプ/Nessian Asp(THS)》
4 《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》
2 《裂き爪のトロウ/Rendclaw Trow(EVE)》
4 《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(CHK)》
1 《よじれた嫌悪者/Twisted Abomination(TSB)》
3 《ヤヴィマヤの古老/Yavimaya Elder(UDS)》
1 《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》
Lands (23)
9 《森》
9 《沼》
1 《進化する未開地/Evolving Wilds(ROE)》
2 《ゴルガリのギルド門/Golgari Guildgate(RTR)》
2 《ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm(RAV)》
Spells (9)
3 《死の重み/Dead Weight(ISD)》
1 《破滅の刃/Doom Blade(M12)》
1 《無残な収穫/Grim Harvest(CSP)》
1 《殺し/Snuff Out(MMQ)》
1 《堕落の触手/Tendrils of Corruption(TSP)》
2 《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》
Sideboard
2 《シルヴォクの生命杖/Sylvok Lifestaff(SOM)》
1 《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》
2 《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi(BOK)》
3 《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder(EVE)》
1 《死の重み/Dead Weight(ISD)》
1 《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》
2 《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》
1 《無残な収穫/Grim Harvest(CSP)》
2 《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》
これは僕の《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》デッキの最初の道のりであり、キーカードの名前に沿ったものだ。僕はエルフから《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》からヒルやヒルからネズミへとカーブを繋げて除去で進路をキレイにしてゲームに勝つと思っている。《ネシアンのアスプ/Nessian Asp(THS)》か《よじれた嫌悪者/Twisted Abomination(TSB)》は実際の殺戮を沢山こなし、最高のフィニッシャーは《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》だ。
《ヤヴィマヤの古老/Yavimaya Elder(UDS)》は素晴らしいカードだがいくつかの問題を抱えている。優しいおじいちゃんは1緑緑で信じられないほどマナ拘束がキツい(さらに2マナがフルの値だ)。また、1黒黒を出しながら1緑緑を出そうとするのは非常によくばりだった。これは《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(CHK)》を入れることに繋がったが、複数のゲームで大量のマナ生成カードを引きつつそれらが何もしない状態に陥った。フラッドに陥ってしまうことは、トップティアのデッキが18枚以下の土地で回っていることを考えると良くないので、沼を引くごとに引きの勝負になる可能性が高い。
《エルフの幻想家/Elvish Visionary(M13)》は見損なうことの無かったカードだった。それはデッキを掘り下げてくれて《マイアの処罰者/Myr Enforcer(MRD)》と《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger(SOM)》への重要なチャンプブロッカーとなる。《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》も同様にキーカードだった。2ターン目のまともな殴り手でありデルバーの大体の脅威と交換できつつ後半にも生きるカードとなる。ドライアドは後半にタフネス4のブロッカーを越えられるようクリーチャーを大きくしてくれながら、除去への保険も持っている。
僕は除去には満足した。《死の重み/Dead Weight(ISD)》は《エイトグ/Atog(MRD)》と《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》に対して素晴らしいし、フォーマットの他の様々なクリーチャーに対しても便利だ。《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》はマナがキツいが複数のデッキに対して使う価値がある。黒単コントロールに対してもそれは価値がある、ゾンビである《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》自体よりも《クォムバッジの魔女/Cuombajj Witches(CHR)》と《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》を対象にしてその衝撃を弱めることが出来るからね。
このバージョンのザ・ロックは序盤にプレッシャーを掛けられるときには素晴らしかったが、ゲーム後半ではバラバラになってしまった。序盤にプレッシャーを掛けつつ、それを除去でバックアップする必要があったんだ。上記のリストは脅威を除去することにはるかに優れていて、巨大な怪物で勝とうとする。枚数の微調整とリストの合理化が必要とされていた。
では何が作用していただろうか?《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》はキーカードだった、それは敵を叩きのめせるしフォーマットの複数のクリーチャーと優位に戦うことが出来る。《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》を入れる場合には、《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》も同伴することになる。これは僕のデッキをゴルガリの闇の部分へと誘うだろう。そのようにして、僕は《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》を入れることが出来るようになるだろう。
余談:《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》からの2ターン目の《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》は相当に汚いよ、キーボードの横にハンドソープを置いときたいくらいだ。
《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》は最初の反復練習では強かったので、僕はもっと攻撃的なバージョンに入れておきたいと思った。5ターン目の商人が良かったなら、4ターン目の商人もなおの事良いだろう。マナカーブの頂点に《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》を投入するということは黒いビートダウンカードをより入れる必要があるということだ。
《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》は死角を考慮する黒の除去呪文だから、他の攻撃的なゾンビが居ることで意味を成していた。《死の歓楽者/Dead Reveler(RTR)》を入れよう。3/4はPauperの3マナクリーチャーのカーブでは秀でている。それは僕の戦った多くのデッキが2ターン目の歓楽者を処理するには準備不足であったから、《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》に追加の役割をくれた。
《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》も新しいリストへと進んで行く。今のところ除去は広く普及している、そしてドライアドの序盤に攻撃できる能力と後半に意味のあるボーナスをくれる能力の両方は信じられないくらい魅力的だ。《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》か《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》にドライアドを着せればデルバーデッキや《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》の勝利への攻撃を困難にさせることもできる。
ラフなリストで戦った後、僕はこの現在の武装で落ち着いた:
GolGary
Alex Ullman
Creatures (29)
4 《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》
4 《死の歓楽者/Dead Reveler(RTR)》
4 《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》
4 《エルフの幻想家/Elvish Visionary(M13)》
3 《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》
1 《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager(APC)》
4 《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》
1 《よろめく殻/Shambling Shell(RAV)》
1 《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》
3 《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》
Lands (21)
9 《森》
9 《沼》
3 《ゴルガリのギルド門/Golgari Guildgate(RTR)》
Spells (10)
3 《死の重み/Dead Weight(ISD)》
1 《破滅の刃/Doom Blade(M12)》
3 《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》
1 《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》
2 《骨読み/Read the Bones(THS)》
Sideboard
2 《斑の猪/Brindle Boar(M14)》
2 《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi(BOK)》
3 《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder(EVE)》
1 《死の重み/Dead Weight(ISD)》
1 《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》
4 《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》
1 《無残な収穫/Grim Harvest(CSP)》
最後のカード達のちょっとしたメモだ:
《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》:僕は他に「大体なんでも殺せる」呪文を探していた。JasonSirichokeはこのカードを後半にぶらぶらしている《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》を使う方法として勧めてくれた。このカードは今のところ立派にやっているが、除去全体のセットはメタゲームに依存するから、今後の枠が約束されているというわけではない。
《よろめく殻/Shambling Shell(RAV)》:ときどきこのデッキは勝つために何らかの脅威をトップデッキすることが必要な状態に陥るだろう。《よろめく殻/Shambling Shell(RAV)》は発掘によって墓地から帰ってきて殴ったりより重要な脅威を育てることが出来る。それはゾンビでもあるし、2/2達が《死の重み/Dead Weight(ISD)》に対抗するのを助けてくれる。
《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》:僕はドローが出来る追加のクリーチャーが欲しかった。《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager(APC)》は実際にカードを引かせてくれるが、僕はすでに十分にダメージを食らっている。《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》は常に土地を引くこと以外は5番目の《エルフの幻想家/Elvish Visionary(M13)》として機能する。2ターン目に黒緑、3ターン目に黒黒を必要とするデッキにおいてこれは悪い効果ではない。
このデッキを最高に表現するのはビートダウンしている内はビートダウンデッキだということだ。ミッドレンジの攻撃的リストと同様に、GolGrayは序盤にプレッシャーをかけて除去と混乱とで追撃したいんだ。この混乱の大部分は単に巨大なクリーチャーを出すことだ。《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》か《死の歓楽者/Dead Reveler(RTR)》はPauperで良く使われる脅威を処理するのに十分だし、《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》と組んだときは、それはもう大きくなる。ある時点で盤面は安定し、ライフを狙える。その時点で、小さなアドバンテージの為に攻撃をし、ゲームを決められるドレインを可能するために《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》を残すことで《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》を引くゲームプランへと移行することが出来る。
事態がビートダウンのプランに沿わない時、目的はブロックして機会を待つことだ。君の軍勢の方が大きくなるまで完全に防御的なメンバーとして《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》を展開しよう。《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》は戦闘を君に有利にするので重要だ。
ここからはサイドボードについてだ。過去数か月とは違って、Pauperはダイナミックなメタゲームとなったので追加の15枚の枠は9月よりはるかに流動的だろう。予想されるメタゲームはというと・・・
デルバー:唯一の最高のデッキとしての数週間の後、デルバーは再びトップに躍り出た。君のクリーチャーがただ盤面で殴るのに優れていたとしても、問題は《対抗呪文/Counterspell(TMP)》や《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》を越えられるかということだ。いくつかのリストは2枚の《目くらまし/Daze(NEM)》を積んでいて、脅威を展開していくのも厳しいのが解る。《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》はテンポを与える上で君を非常に助けてくれるし《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》は奴らの脅威を止めるのに良く働く。
《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》は鍵だがそれが最も重要というわけではない。殴っていくのは長い道のりだが、奴らはバウンスや《睡眠発作/Narcolepsy(ROE)》がつかえる。残念なことに《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》は《珊瑚の網/Coral Net(TOR)》の妨害も受けてしまう。トップデッキとは別にして、これは最もキツいマッチアップだ。
サイドボード:+2《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi(BOK)》,+1,《無残な収穫/Grim Harvest(CSP)》+1《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》,-1《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》,-3《死の重み/Dead Weight(ISD)》
ゲーム2と3では君は出来るだけ立て続けに展開をしていきたい。ソーサリースピードの除去はここでは重要ではない(そして2体の商人を2枚の《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》の為にサイドアウトするのが正解かもしれない)。君の理想の初動は《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》と複数の脅威だ。沿岸が空いていれば攻撃して忍びで忍術して疑似《荒廃稲妻/Blightning(ALA)》を叩きこもう。もしゲームが長引けば、君はそれらを《無残な収穫/Grim Harvest》のもとで埋葬することができる―復活コストのマナ無しでやらないようにだけ気を付けてくれ。
黒単コントロール:君たちの両者が《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》デッキであったとしても、君はいくつ明確なアドバンテージがある。君の最高のクリーチャーは奴らの除去を回避し、君の方が先に《灰色商人》にアクセスできる。これはこのデッキにとって有利なマッチの1つだ。1/1の雑魚たちは奴らの《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》の糧として使い、《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》は《死の重み/Dead Weight(ISD)》に気を付けて使おう。
サイドボード:+1《無残な収穫/Grim Harvest(CSP)》,+4《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》,-3《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》,-1《破滅の刃/Doom Blade(M12)》,-1《死の重み/Dead Weight(ISD)》
サイドボード後のゲームは依然として奴らの除去に耐性を持っていたいが長期戦で勝てる選択肢も持っておきたい。再度、《無残な収穫/Grim Harvest(CSP)》が輝く。
親和:別のなかなか良いマッチアップだ。もう一度、君のクリーチャーは奴らのものに対して上手く攻勢をとる。ここでの最大のクリーチャーは《感電破/Galvanic Blast(SOM)》や《投げ飛ばし/Fling(STH)》によって焼かれてしまう。ここでの目標は《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》をエンチャントしたクリーチャーで一方的に攻撃できるようになるでライフを十分高く保つことだ。
サイドボード:+3《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder(EVE)》,+1《死の重み/Dead Weight(ISD)》,-1《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》,-1《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》,-1《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager(APC)》,-1《骨読み/Read the Bones(THS)》
君が取り除いたカードは機械たちと戦うために悪いわけじゃないけれど、投入したカードの方がより重要なんだ。もし対する親和が特に攻撃的な構築をしていたら、《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》と《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》を《斑の猪/Brindle Boar(M14)》の為に抜いて、《灰色商人》を残すために《骨読み/Read the Bones(THS)》を抜こう。
バーン:Pauperの上座に最近追加されたものだ。これは全くのレースで、君が全力ですべきことは君のライフを高く保つことだけだ。時に奴らがきっちり引いてしまったら、君に出来ることは本当に何もないんだ。
サイドボード:(《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》無し)-3《死の重み/Dead Weight(ISD)》,-1《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》,-1《骨読み/Read the Bones(THS)》,+2《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi(BOK)》,+2《斑の猪/Brindle Boar(M14)》,+2《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》
(《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》有り)-2《骨読み/Read the Bones(THS)》,-1《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager(APC)》,-1《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》,-2《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》,+1《死の重み/Dead Weight(ISD)》,+2《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi(BOK)》,+2《斑の猪/Brindle Boar(M14)》,+1《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》
《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》有りのバージョンではカードを止める必要がある。どちらのバージョンに対しても1つ必須事項がある:生き残れ。《忍び》は溜めこんだ火力を落としてくれる。この対戦では君を多大な痛みから守るために《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》は概ねただの1/1になる。《エルフ》を使う唯一のタイミングは2ターン目の《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》が可能な時で、これはショックの半分のコストで時間稼ぎをすることが出来る。
シータトロン:かつて《雲上の座/Cloudpost(MRD)》が占めていたビッグマナデッキの空白を何かが埋める必要があった、そしてRUGトロンのリストがそれを達成しようとしている。有難いことに奴らは実際には10以下の呪文しかなく、準備に3,4ターンかかる。奴らは《探検の地図/Expedition Map(ZEN)》を持っていて、僕らはマナクリーチャーを持っている―僕らの方が早い。
サイドボード:-3《死の重み/Dead Weight(ISD)》,-1《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》,-1《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》,+2《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi(BOK)》,+1《無残な収穫/Grim Harvest(CSP)》,+2《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder(EVE)》
《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder(MBS)》と《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》の為に君の除去を温存しよう―それらは実際の破滅をもたらす唯一のカードだ。これらのデッキの多くが2枚の《とどろく雷鳴/Rolling Thunder(TMP)》を積んでいるから、盤面に展開し過ぎるのには慎重になろう。《枝細工下げ》はよく登場する《緑の防御円/Circle of Protection: Green(4ED)》と戦うのを助ける。もしシータトロンが更なる《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》を積んでいたら、《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》を守るために別の《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》を積む価値があるだろう。
スリヴァー:今のところ良い攻撃的デッキの1つであり、実際により堅牢な軍隊を集めることが出来る。しかし我々は黒いデッキであり、奴らの怪物を破壊することが出来る。《虹色の断片/Prismatic Strands(JUD)》を考慮して賢くブロックしよう。
サイドボード:-1《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager(APC)》,-2《骨読み/Read the Bones(THS)》,-1《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》,-1《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》,+1《死の重み/Dead Weight(ISD)》,+4《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》
目標は全ての怪物を破壊し、君の良き仲間の戦闘を不利にするようなスリヴァーの攻撃を防ぐことだ。ライフを支払ってカードを引くことは、5/5警戒のワーム捕食者を相手にするときには印象が弱いね。
白ウィニー:僕はこの対戦について多くの経験をしていない。それでも僕は白ウィニーは今のところ信じられないくらい良い位置に居ると信じている(そしてこのデッキは今後も上手くやるだろう)、他のデッキほど人気がある訳ではないにしろね。有難いことに、《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》は奴らの最高の脅威である《ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpact(DIS)》に対処できるし、《葉冠のドライアド/Leafcrown Dryad(THS)》は《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》と《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》への保険になってくれる。
サイドボード:-3《死の重み/Dead Weight(ISD)》,-1《骨の粉砕/Bone Splinters(AVR)》,+3《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder(EVE)》,+1《無残な収穫/Grim Harvest(CSP)》
ここで君が確実にやりたいのは最後に《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》を残すことだ、そして《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder(EVE)》は《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》を吹き飛ばしてくれる。それは《ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpact(DIS)》と《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》を相打ちにさせる《骨断ちの矛槍/Bonesplitter(MRD)》をもつまみ出してくれる。もし白ウィニーが《黒曜石の見習い僧/Obsidian Acolyte(INV)》を投入するなら、除去を《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》へとスイッチさせたいね。君は全ての怪物を破壊する戦略へと転換する必要があるかもしれない。この場合、2枚の《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》と、1枚の《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager(APC)》と《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》を《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》の為に抜こう。
さあ君はこれで手に入れた―新しいメタゲームのための新しい構築だ。明らかに強力なデッキの不在はメタゲームが進化し穴を悪用する機会があるだろう。GolGrayはトップデッキに定着するだろうか?かもしれない、けど僕はこれだけは言える―もし対戦相手が1ターン目に沼を置いたなら、僕は《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》を使いたいって分かってるってことだ。
Keep slingin’ commons-
-Alex
SpikeBoyM on Magic Online
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いかがだったでしょうか。現在のメタゲームの分析とそれに対するデッキの構築、戦略の組み立て方の参考になればと思います。うーんしかし、このタイミングで全く新しいデッキを構築してくるAlexさんは流石ですねえ。しかも結構強そうだし・・・
Pauperのクリーチャーって基本サイズがそんなに大きくないので、親和の4/4は別にしても《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》や《死の歓楽者/Dead Reveler(RTR)》でガンガン攻めて来られると不利な交換せざるを得ないと思います。さらにそれを除去でバックアップというのは理に適っていますね
Pauper愛の差を見せつけられた感があってちょっと劣等感です。僕ももっとPauperを頑張りたいところ。現在のメタゲームは結構流動的なところがあるので、隙をついて全く新しいデッキを試してみたい欲望はありますね。今のPauperは禁止が増えてだいぶ調整されてきた感があります。モダンのように、アドバンテージの獲れるカード、純粋にカードパワーの高いカード、汎用性の高いカードなどが重要になってくるのでしょうか。
コメント
カードの役割を考えていけば自然と記事のようになるかもしれませんが、やはり先入観とか固定観念は怖いです・・・。
面白いデッキですね。ライフ供給源の灰色商人と強化兼生物の葉冠のドライアドでデッキが引き締まってる感じ。ヒル昔使ってたんですけど、青全盛期の時はバウンスがキツくて活躍できなかったんですが、Alexの紹介の通り今の方がメタに合ってるのかな。
忍者と幻想家、葉冠のシナジーがよさそう。特に葉冠と忍者交換してから忍者を強化する動きが青相手にかなり効きそう。
なるほど《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi(BOK)》でそういった動きもありますね。忍術のタイミングが《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow(RAV)》で1ターン早まるのも噛み合ってそうです
Pauperに興味があるのでリンクさせて頂きました。
宜しくお願い致します。
Pauper人口が増えることほど嬉しいことはありません。
駄文ばかりではありますがどうぞご覧になって行って下さい
リンクさせて頂きました よろしくです
こちらこそ宜しくおねがいします