テーロスのコモンカードがちょこっとずつしか公開されないのでもどかしい毎日を送っているところですが、新セットの登場と言えば新カードの登場に加えて禁止改訂というイベントも待っているわけです。今回はWizardsとの交流もあるAlexさんが禁止改訂を大胆予想
拙訳ですがよろしければどうぞ
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The Problem With Pauper(http://www.starcitygames.com/article/26909_The-Problem-With-Pauper.html)
ALEX ULLMAN
9/12/13
Pauperの世界ははやる思いでテーロスのリリースを待ちわびている。コモンの魔道士達が新しいカードがお目見えするのに興奮しているだけでなく、そこには禁止カードの可能性が非常に有り得る。この記事(http://www.starcitygames.com/article/26803_Fancy-Pants-In-Pauper.html)は、淀んでいる現在のPauper環境を説明していて、最たる危険分子として《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》を上げている。対戦相手の場を取り除いてしまうことがこんなにずるいことだったなんて、誰が考えただろう?この記事は、掲載されたデイリーイベントの結果を僕のページで追跡することに直接つながった。僕が気づいたのは《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》デッキは入賞者のメタゲームで常に20%程度を占めているということだ。《雲上の座/Cloudpost(MRD)》デッキ(《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》が有るもの無いもの両方)が同様のメタゲームで25%を占めていることにも気づいた。
歴史の時間だ:Pauperが初めて制定された時に戻ると、Wizardsの良き人々はプレイヤーが作った古い禁止制限リストをうっかり使ってしまった。ちょっとした議論の末(私めも先頭に立って)、正しい禁止カードのリストが整えらた、はっきりとは覚えていないプロセスを経て、僕はPauperコミュニティーの対話窓口の称号を得た。これはPauperプレイヤーが不満を言った時の手の込んだやり方で、僕はWizardsに繋がるコンタクトポイントになることができた。Pauperが制定されてからの数年、僕はこの役割を慎重に使って来た:一度は《大あわての捜索/Frantic Search(ULG)》の損害を述べるために、一度は《ぶどう弾/Grapeshot》ストームコンボの擁護を試みるために、そして最近は《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》と《雲上の座/Cloudpost(MRD)》を取り巻く問題に光を当てるためにね。
現在のPauperの問題を理解するために、僕らは1月に戻らなければいけない。このフォーマットは、《ぶどう弾/Grapeshot》ストーム、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》ストーム、《激励/Invigorate(MMQ)》を使った感染デッキが支配していたために信じられないくらい高速だった。《ぶどう弾/Grapeshot》も《激励/Invigorate(MMQ)》もPauperの基準では殆ど干渉できないものの代表だった。コモンカードの本質は、過去の過ちを新しいカードで修正するという挑戦をさせた、だからマジックの歴史で過ちへの回答がない場合、それが存在する可能性は低くなる。《巣穴からの総出/Empty the Warrens》はすべての色に大量除去の形で回答があり、最も危なくなかった。《ぶどう弾/Grapeshot》は唯一《心優しき一角獣/Benevolent Unicorn(MIR)》による撃退が回答で、《激励/Invigorate(MMQ)》はPauperを「回答を持っているかいないか」のゲームにしていた。2月になって、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》、《ぶどう弾/Grapeshot》、そして《激励/Invigorate(MMQ)》は禁止になった。
これはクラーケンを解き放っただけだった。この場合、これらのデッキの瞬殺は、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》と《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》デッキがメタゲームを占領することに対する安全弁だったんだ。《雲上の座/Cloudpost(MRD)》コントロールデッキはセットアップに時間を要するし、ストームやコンボの信じられないくらい速いクロックが消えることで、コントロールプレイヤーは以前にあったようなゲーム前半の心配を回避することができた。もちろん、ストンピィと親和は依然として存在するが、彼らの驚異はブロックできるし《炎の斬りつけ》が効く。
《雲上の座/Cloudpost(MRD)》は強いが、隅にそびえる巨人は《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》なんだ。
以前の記事で言及したように、《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》はたった1人の人間がマジックを能動的にプレイするという状況を作ってしまう。ストームを有するということは現実的な軸で干渉することを著しく難しくしてしまう。《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》デッキはフォーマットにおいて確固たるラインを確立し、デッキに《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》がすべてを取り除く前に勝利するか、1つ2つの土地を引き止めているうちに《熟考漂い/Mulldrifter》でゆっくりとライフを削るリスキーなプレイをするかを強いる。2013年の2月のPauperの禁止から、《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》と《雲上の座/Cloudpost(MRD)》の組み合わせがPauperのメタゲームを決定づけている。
Crossroadsの記事をきっかけに、フォーマットから《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》を取り除こうという声が上がった。Set Burnがそれが問題かどうかを僕にあからさま尋ねてきたことで自分の意見を加えておいた。SethはPauperをプレイしてはいないけれどナンバーズマンで(僕らは去年の夏のメタゲームの分析(http://www.starcitygames.com/magic/casual/24552-The-Summer-Of-Pauper-June-Metagame-Breakdown-And-Interview-With-E-Hustle.html)を一緒にやったんだ)、そして何が実際に問題になっているかを目に向けるように勧めてくれたんだ。《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》デッキが安定した数を示している一方で、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》デッキもまたひどく危険なものだ。このカードはしばしば同じデッキに入っているけれども、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》は入賞者のメタゲームで未だに最高で25%を占めることが良くある。《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》デッキは「劣っていても」20%程度を占めている。このことは僕に、Pauperにはもう1つ問題のカードがあるんじゃないかと考えさせたんだ。
《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》に立ち向かう事態は、数字によるものではなく、むしろもの凄く気まぐれな基準の内の1つなんだ:楽しいね。個人的には、僕は《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》と戦うのは凄く嫌いだ。合理的な勝利のチャンスの為に自分の手札を吐き出さなければならないように感じるのが好きじゃないんだ。これらのゲームで、僕のための決心は既にできている―僕はひたすら彼らが動く前に勝たないといけないんだ。そしてそれが出来なければ、僕には他の決定をするチャンスは訪れない。恐ろしさのある楽しみは、何を禁止すべきで何を禁止すべきでないかを測る良いものさしではないと解っている、特にフォーマットの参加者が増えているときにはね、でもマジックの根本はゲームであるし、現在の《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》は1人の人間がそのゲームをするのを阻んでしまうんだ。
《雲上の座/Cloudpost(MRD)》に立ち向かう事態は、スペクトルの対極にあり、数字によって完全にサポートされている。《雲上の座/Cloudpost(MRD)》は勝っている戦略で最も使われている。僕が7月の2日から8月の18日までのすべての4-0リストを追いかけたところ、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》はこれらの内の29%近くを占めていたんだ。嫌われたデルバーデッキは21.6%を記録していて、《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》(《雲上の座/Cloudpost(MRD)》エンジンを積んだものも含む)はメタゲームの18.22%「だけ」だった。人気と実力から、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》はPauperの問題勢力だ。唯一目を向けるべきは他に存続できるコントロールのリストがいないということだ。もし君がPauperでコントロールを使いたいなら、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》を使うか諦めるかだ、このマナエンジンは強力で他の選択肢を無効にしてしまうからだ。
これは先月のPauperサークルにおける主要なトピックであった、そして月曜日、9月9日にLee Sharpeはツイッターでこうポストしている:
通りすがり、プロ達、そしてPauperファンからも同様に反響があった。主な反響は、フィルターの不足からフォーマットが大いに単色戦略に依っているということに言及している。固定のPauperプレイヤー達は《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》と《雲上の座/Cloudpost(MRD)》の流行についてコメントしていた。変えないことを支持する人たちもいた。
僕の意見だが、Leeの発言はWizardsが次の禁止リストアナウンスでPauperについて何か行動を起こすだろうということを意味している。同じようなツイートが2月の禁止の事前に送られてきている(当時僕は禁止に熱烈に反対していた;それから僕は同意している)。これはフォーマットに活力を注ぐために多くの事が出来るかもしれない、特に新セットが来ることは以前と異なった視点に取り組むようプレイヤーに問いかけるだろう。
WizardsはPauperに対して沢山の異なったアクションを取ることが出来る。どんな行動も賛否両論の独自のリストがある。下記ではWizardsの取れる可能なラインと、その影響の僕の感じ方だ。
《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》禁止
《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》を禁止することは現在のコンボデッキの選択に取り組んでいる。君の盤面が取り除かれて悪い気分になることは無くなる。ストームはまだ残っているが、《鋼の霊体/Astral Steel(SCG)》で勝つのは複数の《ブーメラン/Boomerang》で勝つよりはるかに難しい。このカードを取り除くことは時間をかけて自らのゲームを作り上げるデッキと盤面に大きく依存したデッキがメタゲームに戻すだろう。白ウィニーは《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》と《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》の生み出すカードアドバンテージに依存したデッキだが、《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》によってベンチに降格させられている。《亀裂》が行ってしまえば、もはやこのデッキは同じように虐げられることはないんだ。
《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》は2月の禁止の時点で殆ど使われていなかった。コミュニティカップにおいて、Matt Watkinsは8月30日にPauperを取り巻く問題を持ちだしていた。それは《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》は元からリストに入っていたが、奇抜なコンボデッキの為に残っていたと言っている(僕はこれを《はびこり/Overgrowth(STH)》/《肥沃な大地/Fertile Ground(INV)》ベースとして読んだ)。それがどんなふうに上手くいくか見てみよう。
《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》を取り除くということは、フォーマットからコンボと言われるデッキをも取り除く。エルフもコンボのラインを跨いでいるが、同じではない。ストームを取り除くくとはPauperのコンボを完全に殺すか、末端の戦略を最前線に呼び戻すかも知れない、《深夜の護衛/Midnight Guard(DKA)》と《ゴンドの存在/Presence of Gond》、《キヅタ小径の住人/Ivy Lane Denizen(GTC)》、《裂き爪のトロウ/Rendclaw Trow(EVE)》そして《屍肉喰らい/Carrion Feeder(SCG)》とかね。
僕は《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》を取り除くことはフォーマットにとって間違いなく有益だと感じているが、同時にPauperからコンボが消えて欲しくないとも思っている。とにかく、このカードは1人の人間が実際にマジックをするのを阻んでしまい、それは悪いことなんだ。
《雲上の座/Cloudpost(MRD)》禁止
《雲上の座/Cloudpost(MRD)》を取り出すのはWizardsがフォーマットを掻き回したいというシグナルだろう。《雲上の座/Cloudpost(MRD)》が消えれば、支配的だったコントロールデッキが居た場所は空白になるだろう。皆はビッグマナデッキのためにウルザトロンを試すか黒単の《堕落/Corrupt(USG)》デッキを試すことが出来るだろう。エンジンとしての《雲上の座/Cloudpost(MRD)》を取り除くことはコントロールデッキの多様性を増大させるだろう。
逆に、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》を禁止することはアグロデッキにとって若干良いことだ。《雲上の座/Cloudpost(MRD)》が成功していた理由の1つは《微光地/Glimmerpost(SOM)》がマナを整備しつつ序盤の攻撃を打ち消すことが出来たからだ。《雲上の座/Cloudpost(MRD)》が《ぶどう弾/Grapeshot(TSP)》と同じ道を辿るなら、コントロールデッキはもっと序盤の脅威に対して傾倒する必要があるだろう、そしてそれは多様性を促進するのとは反対の効果を与えるかもしれない。むしろ。コントロールデッキは全てのパレット上で似通っているかもしれない。《雲上の座/Cloudpost(MRD)》だけを取り除くことは《陽景学院の使い魔/Sunscape Familiar(PLS)》や《はびこり/Overgrowth(STH)》のバージョンの《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》ストームの存在を許すことにもなる。そのデッキは、強いが、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》バージョンほど暴力的ではない。
《雲上の座/Cloudpost(MRD)》を禁止することはPauperの支配的戦略を取り除くだろう。何かがその空白を埋めるだろうが、新しいデッキが増えるチャンスでもあるんだ。
《雲上の座/Cloudpost(MRD)》と《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》禁止
2つの最大のカードを取り除くことでフォーマットに何が起こるだろうか?2月の禁止は何らかの兆しだとしたら新しいデッキも古いデッキもスポットライトの下へと戻ってくると期待できかもしれない。それはフォーマットに全く新しい戦略に挑戦する機会を与えてもくれるだろう。過去6か月間の欠点の1つは、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》と《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》が、既知のデッキとの戦いで有益であるために他の調整されたデッキを抑圧させていたことだ。この状況では、デルバーがほぼ最高のデッキになるだろうが、その捕食者(白ウィニーやRats)もその被害を止めに戻ってくる。
禁止無し
もしこれが起きたら、フォーマットはほんの僅かなテーロスの新カードが見られる以外は概ね変化しないだろう。しかしながら、Lee Sharpeによる最近の発言から、僕は何かが起こると信じている。
他の選択肢
Pauperコミュニティはフォーマットを変える他の方法に同意している。
《フェアリーの大群/Cloud of Faeries(ULG)》:別の信じられないくらい強力なカードだ。僕はこれを3番目に禁止され易いカードだと思うよ、それがタダだからってだけでなくもし《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》と《雲上の座/Cloudpost(MRD)》の両方が禁止されたらデルバーがトップに登りそうだからね。《フェアリーの大群/Cloud of Faeries(ULG)》を取り除くことはデルバーを完全に去勢するわけではないが、痛手になる。
《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker(AVR)》:《記憶の壁/Mnemonic Wall(ROE)》と《フェアリーの大群/Cloud of Faeries(ULG)》と共同で、これは膨大な量のマナを生み出す。《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker(AVR)》と《記憶の壁/Mnemonic Wall(ROE)》はどんな場に出た時の能力を持つクリーチャーともコンボを成す、Pauperでは僅かだけどね。このカードを取り除くことは、様々なデッキを助けるよりも傷つけるだろう。もし《亀裂》が使われるなら、それは止まり続ける事が出来る。
《微光地/Glimmerpost(SOM)》:ある神座は膨大な量のマナを生み出し、ある神座はライフを得る、そして君はどちらが禁止されて欲しい?
《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》禁止解除:《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》はコンボデッキに別のストームの出力を与える。《ぶどう弾/Grapeshot(TSP)》と《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》と違って、《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》は全ての色に解答がある。とはいえ、僕はこのカードがすぐにフォーマットに戻されるとは思わない。
《大あわての捜索/Frantic Search(ULG)》禁止解除:僕は皆がこのカードを公平だというのが理解できない。《入念な研究/Careful Study(ODY)》は良いカードで、さらにタダでインスタントスピードで唱えられるのは正気じゃないように思える。何らかのコスト軽減が場にあれば、これは気がくるってくる。これは控えに置いておこう。
《激励/Invigorate(MMQ)》禁止解除:これが僕らが素敵なものを持てない理由だ。
僕がWizardsに送ったノートでは、僕の意見を知らせた(そしてその多くをここで再利用している)。僕の意見では、数字が示していることに関わらず、《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》が消えるべきだ。同様に、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》を禁止することは現在の支配率には合理的だ。僕の両者に対する警告は、僕が1日1回分のデイリーイベントのデータに基づくもので、Wizardsはさらに多くのデータを持っているんだ。Wizardsの人間は数字を計算するのが得意だから、僕は彼らが正しい行動を取ってくれると完全に信じている。
僕はもう1つ、潜在的な道を取ることを勧めた。
モダンのアプローチ
Pauperには深刻な問題がある。最初に、マジックの歴史でも最も強力な呪文、《対抗呪文/Counterspell(TMP)》や《怨恨/Rancor(ULG)》等にアクセスできることだ。様々な懸念のおかげで、いくつかの問題への回答は決してフォーマットに入ることは無い。他のエターナルフォーマットとは違って、《不毛の大地/Wasteland(TMP)》や《Force of Will(ALL)》のような安全弁はない。そして僕はマナで始める事ができない。僕が提案した1つの回答はモダンのフィルターをPauperに加えて、完全な白紙状態から始めることだ。《定業/Preordain(M11)》、《炎の儀式/Rite of Flame》、《古えの居住地/Ancient Den(MRD)》―全部フェアゲームだ。しかしながら、僕は新しいフォーマットを内部でテストして、暫定の禁止リストでリリースすることも提案した。
この手だての欠点はプレイヤーの基盤を破壊するかもしれない、《墓所のネズミ/Crypt Rats(7ED)》や《鋸刃の矢/Serrated Arrows(TSB)》のような特定のクラシック限定のカードの価値を傷つけてしまうからだ。このようなフォーマットの禁止リストは大きく膨らむ、そしてフォーマットはより簡単になるかもしれない。しかしながら、ミラディン以降のコモンのカードレベルはオンスロート以前より均一であるから、モダンPauperは新しいカードに脚光を浴びさせるかもしれない。リプライで思いの丈をぶつけてくれ―君たちはモダンPauperが追求する価値があると思うかい?他の回答を持っているかい?
Pauperは確かに分岐点に差し掛かっている。数日の間に、フォーマットは変化するだろう。僕は《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》と《雲上の座/Cloudpost(MRD)》の両方ともこれ以上この世界にはいない気がするよ。僕は間違っている場合にも準備はしているが、もし当たっていたなら、僕は新しいリストを練り上げるものの最初の1人になるだろうね。
Keep slingin’ commons-
-Alex
SpikeBoyM on Magic Online
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纏めると、
禁止候補第1位 : 《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》
第2位 : 《雲上の座/Cloudpost(MRD)》
第3位 : 《フェアリーの大群/Cloud of Faeries(ULG)》
ってことですね。
個人的には《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》デッキに完全に消えて欲しくはなくて、イゼットポストもまあ別に許容されるデッキだと思っているので《フェアリーの大群/Cloud of Faeries(ULG)》禁止が良いかなあ。トップメタの青単フェアリにもとばっちり行くし。
もしくは《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker(AVR)》と《微光地/Glimmerpost(SOM)》禁止でゆるーく制限かけていくなんてどうかな。
んー《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》禁止が一番丸く収まるか。《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》が消えればイゼットポストが勢力を伸ばし過ぎるかも。そうなると《雲上の座/Cloudpost(MRD)》も禁止にした方が良いのか?
わかんないですねえ
自分はPauperの禁止カードが少ないところが好きです。
MOでコモンで収録されたカードなら何でも使えるよーっていう深淵なカードプールに惹かれている部分があるのでモダンPauperにしてしまうっていうのは大反対。新たに作るならまだしもレガシーPauperがやっぱり好きです。
そういえばスタンダードPauperはMOに実装されはしましたけどDEとか無いですね。まずはこっちに手を付けないといけないのかも。
とりあえず、いろんな意味でテーロス楽しみですわ
拙訳ですがよろしければどうぞ
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The Problem With Pauper(http://www.starcitygames.com/article/26909_The-Problem-With-Pauper.html)
ALEX ULLMAN
9/12/13
Pauperの世界ははやる思いでテーロスのリリースを待ちわびている。コモンの魔道士達が新しいカードがお目見えするのに興奮しているだけでなく、そこには禁止カードの可能性が非常に有り得る。この記事(http://www.starcitygames.com/article/26803_Fancy-Pants-In-Pauper.html)は、淀んでいる現在のPauper環境を説明していて、最たる危険分子として《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》を上げている。対戦相手の場を取り除いてしまうことがこんなにずるいことだったなんて、誰が考えただろう?この記事は、掲載されたデイリーイベントの結果を僕のページで追跡することに直接つながった。僕が気づいたのは《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》デッキは入賞者のメタゲームで常に20%程度を占めているということだ。《雲上の座/Cloudpost(MRD)》デッキ(《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》が有るもの無いもの両方)が同様のメタゲームで25%を占めていることにも気づいた。
歴史の時間だ:Pauperが初めて制定された時に戻ると、Wizardsの良き人々はプレイヤーが作った古い禁止制限リストをうっかり使ってしまった。ちょっとした議論の末(私めも先頭に立って)、正しい禁止カードのリストが整えらた、はっきりとは覚えていないプロセスを経て、僕はPauperコミュニティーの対話窓口の称号を得た。これはPauperプレイヤーが不満を言った時の手の込んだやり方で、僕はWizardsに繋がるコンタクトポイントになることができた。Pauperが制定されてからの数年、僕はこの役割を慎重に使って来た:一度は《大あわての捜索/Frantic Search(ULG)》の損害を述べるために、一度は《ぶどう弾/Grapeshot》ストームコンボの擁護を試みるために、そして最近は《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》と《雲上の座/Cloudpost(MRD)》を取り巻く問題に光を当てるためにね。
現在のPauperの問題を理解するために、僕らは1月に戻らなければいけない。このフォーマットは、《ぶどう弾/Grapeshot》ストーム、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》ストーム、《激励/Invigorate(MMQ)》を使った感染デッキが支配していたために信じられないくらい高速だった。《ぶどう弾/Grapeshot》も《激励/Invigorate(MMQ)》もPauperの基準では殆ど干渉できないものの代表だった。コモンカードの本質は、過去の過ちを新しいカードで修正するという挑戦をさせた、だからマジックの歴史で過ちへの回答がない場合、それが存在する可能性は低くなる。《巣穴からの総出/Empty the Warrens》はすべての色に大量除去の形で回答があり、最も危なくなかった。《ぶどう弾/Grapeshot》は唯一《心優しき一角獣/Benevolent Unicorn(MIR)》による撃退が回答で、《激励/Invigorate(MMQ)》はPauperを「回答を持っているかいないか」のゲームにしていた。2月になって、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》、《ぶどう弾/Grapeshot》、そして《激励/Invigorate(MMQ)》は禁止になった。
これはクラーケンを解き放っただけだった。この場合、これらのデッキの瞬殺は、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》と《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》デッキがメタゲームを占領することに対する安全弁だったんだ。《雲上の座/Cloudpost(MRD)》コントロールデッキはセットアップに時間を要するし、ストームやコンボの信じられないくらい速いクロックが消えることで、コントロールプレイヤーは以前にあったようなゲーム前半の心配を回避することができた。もちろん、ストンピィと親和は依然として存在するが、彼らの驚異はブロックできるし《炎の斬りつけ》が効く。
《雲上の座/Cloudpost(MRD)》は強いが、隅にそびえる巨人は《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》なんだ。
以前の記事で言及したように、《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》はたった1人の人間がマジックを能動的にプレイするという状況を作ってしまう。ストームを有するということは現実的な軸で干渉することを著しく難しくしてしまう。《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》デッキはフォーマットにおいて確固たるラインを確立し、デッキに《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》がすべてを取り除く前に勝利するか、1つ2つの土地を引き止めているうちに《熟考漂い/Mulldrifter》でゆっくりとライフを削るリスキーなプレイをするかを強いる。2013年の2月のPauperの禁止から、《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》と《雲上の座/Cloudpost(MRD)》の組み合わせがPauperのメタゲームを決定づけている。
Crossroadsの記事をきっかけに、フォーマットから《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》を取り除こうという声が上がった。Set Burnがそれが問題かどうかを僕にあからさま尋ねてきたことで自分の意見を加えておいた。SethはPauperをプレイしてはいないけれどナンバーズマンで(僕らは去年の夏のメタゲームの分析(http://www.starcitygames.com/magic/casual/24552-The-Summer-Of-Pauper-June-Metagame-Breakdown-And-Interview-With-E-Hustle.html)を一緒にやったんだ)、そして何が実際に問題になっているかを目に向けるように勧めてくれたんだ。《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》デッキが安定した数を示している一方で、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》デッキもまたひどく危険なものだ。このカードはしばしば同じデッキに入っているけれども、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》は入賞者のメタゲームで未だに最高で25%を占めることが良くある。《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》デッキは「劣っていても」20%程度を占めている。このことは僕に、Pauperにはもう1つ問題のカードがあるんじゃないかと考えさせたんだ。
《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》に立ち向かう事態は、数字によるものではなく、むしろもの凄く気まぐれな基準の内の1つなんだ:楽しいね。個人的には、僕は《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》と戦うのは凄く嫌いだ。合理的な勝利のチャンスの為に自分の手札を吐き出さなければならないように感じるのが好きじゃないんだ。これらのゲームで、僕のための決心は既にできている―僕はひたすら彼らが動く前に勝たないといけないんだ。そしてそれが出来なければ、僕には他の決定をするチャンスは訪れない。恐ろしさのある楽しみは、何を禁止すべきで何を禁止すべきでないかを測る良いものさしではないと解っている、特にフォーマットの参加者が増えているときにはね、でもマジックの根本はゲームであるし、現在の《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》は1人の人間がそのゲームをするのを阻んでしまうんだ。
《雲上の座/Cloudpost(MRD)》に立ち向かう事態は、スペクトルの対極にあり、数字によって完全にサポートされている。《雲上の座/Cloudpost(MRD)》は勝っている戦略で最も使われている。僕が7月の2日から8月の18日までのすべての4-0リストを追いかけたところ、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》はこれらの内の29%近くを占めていたんだ。嫌われたデルバーデッキは21.6%を記録していて、《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》(《雲上の座/Cloudpost(MRD)》エンジンを積んだものも含む)はメタゲームの18.22%「だけ」だった。人気と実力から、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》はPauperの問題勢力だ。唯一目を向けるべきは他に存続できるコントロールのリストがいないということだ。もし君がPauperでコントロールを使いたいなら、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》を使うか諦めるかだ、このマナエンジンは強力で他の選択肢を無効にしてしまうからだ。
これは先月のPauperサークルにおける主要なトピックであった、そして月曜日、9月9日にLee Sharpeはツイッターでこうポストしている:
Magic Onlineの現在のPauper環境に関して君たちはどう考えている?
[訳注:LeeさんはWizards内部の方です]
通りすがり、プロ達、そしてPauperファンからも同様に反響があった。主な反響は、フィルターの不足からフォーマットが大いに単色戦略に依っているということに言及している。固定のPauperプレイヤー達は《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》と《雲上の座/Cloudpost(MRD)》の流行についてコメントしていた。変えないことを支持する人たちもいた。
僕の意見だが、Leeの発言はWizardsが次の禁止リストアナウンスでPauperについて何か行動を起こすだろうということを意味している。同じようなツイートが2月の禁止の事前に送られてきている(当時僕は禁止に熱烈に反対していた;それから僕は同意している)。これはフォーマットに活力を注ぐために多くの事が出来るかもしれない、特に新セットが来ることは以前と異なった視点に取り組むようプレイヤーに問いかけるだろう。
WizardsはPauperに対して沢山の異なったアクションを取ることが出来る。どんな行動も賛否両論の独自のリストがある。下記ではWizardsの取れる可能なラインと、その影響の僕の感じ方だ。
《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》禁止
《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》を禁止することは現在のコンボデッキの選択に取り組んでいる。君の盤面が取り除かれて悪い気分になることは無くなる。ストームはまだ残っているが、《鋼の霊体/Astral Steel(SCG)》で勝つのは複数の《ブーメラン/Boomerang》で勝つよりはるかに難しい。このカードを取り除くことは時間をかけて自らのゲームを作り上げるデッキと盤面に大きく依存したデッキがメタゲームに戻すだろう。白ウィニーは《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》と《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》の生み出すカードアドバンテージに依存したデッキだが、《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》によってベンチに降格させられている。《亀裂》が行ってしまえば、もはやこのデッキは同じように虐げられることはないんだ。
《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》は2月の禁止の時点で殆ど使われていなかった。コミュニティカップにおいて、Matt Watkinsは8月30日にPauperを取り巻く問題を持ちだしていた。それは《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》は元からリストに入っていたが、奇抜なコンボデッキの為に残っていたと言っている(僕はこれを《はびこり/Overgrowth(STH)》/《肥沃な大地/Fertile Ground(INV)》ベースとして読んだ)。それがどんなふうに上手くいくか見てみよう。
《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》を取り除くということは、フォーマットからコンボと言われるデッキをも取り除く。エルフもコンボのラインを跨いでいるが、同じではない。ストームを取り除くくとはPauperのコンボを完全に殺すか、末端の戦略を最前線に呼び戻すかも知れない、《深夜の護衛/Midnight Guard(DKA)》と《ゴンドの存在/Presence of Gond》、《キヅタ小径の住人/Ivy Lane Denizen(GTC)》、《裂き爪のトロウ/Rendclaw Trow(EVE)》そして《屍肉喰らい/Carrion Feeder(SCG)》とかね。
僕は《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》を取り除くことはフォーマットにとって間違いなく有益だと感じているが、同時にPauperからコンボが消えて欲しくないとも思っている。とにかく、このカードは1人の人間が実際にマジックをするのを阻んでしまい、それは悪いことなんだ。
《雲上の座/Cloudpost(MRD)》禁止
《雲上の座/Cloudpost(MRD)》を取り出すのはWizardsがフォーマットを掻き回したいというシグナルだろう。《雲上の座/Cloudpost(MRD)》が消えれば、支配的だったコントロールデッキが居た場所は空白になるだろう。皆はビッグマナデッキのためにウルザトロンを試すか黒単の《堕落/Corrupt(USG)》デッキを試すことが出来るだろう。エンジンとしての《雲上の座/Cloudpost(MRD)》を取り除くことはコントロールデッキの多様性を増大させるだろう。
逆に、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》を禁止することはアグロデッキにとって若干良いことだ。《雲上の座/Cloudpost(MRD)》が成功していた理由の1つは《微光地/Glimmerpost(SOM)》がマナを整備しつつ序盤の攻撃を打ち消すことが出来たからだ。《雲上の座/Cloudpost(MRD)》が《ぶどう弾/Grapeshot(TSP)》と同じ道を辿るなら、コントロールデッキはもっと序盤の脅威に対して傾倒する必要があるだろう、そしてそれは多様性を促進するのとは反対の効果を与えるかもしれない。むしろ。コントロールデッキは全てのパレット上で似通っているかもしれない。《雲上の座/Cloudpost(MRD)》だけを取り除くことは《陽景学院の使い魔/Sunscape Familiar(PLS)》や《はびこり/Overgrowth(STH)》のバージョンの《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》ストームの存在を許すことにもなる。そのデッキは、強いが、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》バージョンほど暴力的ではない。
《雲上の座/Cloudpost(MRD)》を禁止することはPauperの支配的戦略を取り除くだろう。何かがその空白を埋めるだろうが、新しいデッキが増えるチャンスでもあるんだ。
《雲上の座/Cloudpost(MRD)》と《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》禁止
2つの最大のカードを取り除くことでフォーマットに何が起こるだろうか?2月の禁止は何らかの兆しだとしたら新しいデッキも古いデッキもスポットライトの下へと戻ってくると期待できかもしれない。それはフォーマットに全く新しい戦略に挑戦する機会を与えてもくれるだろう。過去6か月間の欠点の1つは、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》と《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》が、既知のデッキとの戦いで有益であるために他の調整されたデッキを抑圧させていたことだ。この状況では、デルバーがほぼ最高のデッキになるだろうが、その捕食者(白ウィニーやRats)もその被害を止めに戻ってくる。
禁止無し
もしこれが起きたら、フォーマットはほんの僅かなテーロスの新カードが見られる以外は概ね変化しないだろう。しかしながら、Lee Sharpeによる最近の発言から、僕は何かが起こると信じている。
他の選択肢
Pauperコミュニティはフォーマットを変える他の方法に同意している。
《フェアリーの大群/Cloud of Faeries(ULG)》:別の信じられないくらい強力なカードだ。僕はこれを3番目に禁止され易いカードだと思うよ、それがタダだからってだけでなくもし《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》と《雲上の座/Cloudpost(MRD)》の両方が禁止されたらデルバーがトップに登りそうだからね。《フェアリーの大群/Cloud of Faeries(ULG)》を取り除くことはデルバーを完全に去勢するわけではないが、痛手になる。
《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker(AVR)》:《記憶の壁/Mnemonic Wall(ROE)》と《フェアリーの大群/Cloud of Faeries(ULG)》と共同で、これは膨大な量のマナを生み出す。《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker(AVR)》と《記憶の壁/Mnemonic Wall(ROE)》はどんな場に出た時の能力を持つクリーチャーともコンボを成す、Pauperでは僅かだけどね。このカードを取り除くことは、様々なデッキを助けるよりも傷つけるだろう。もし《亀裂》が使われるなら、それは止まり続ける事が出来る。
《微光地/Glimmerpost(SOM)》:ある神座は膨大な量のマナを生み出し、ある神座はライフを得る、そして君はどちらが禁止されて欲しい?
《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》禁止解除:《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》はコンボデッキに別のストームの出力を与える。《ぶどう弾/Grapeshot(TSP)》と《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》と違って、《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》は全ての色に解答がある。とはいえ、僕はこのカードがすぐにフォーマットに戻されるとは思わない。
《大あわての捜索/Frantic Search(ULG)》禁止解除:僕は皆がこのカードを公平だというのが理解できない。《入念な研究/Careful Study(ODY)》は良いカードで、さらにタダでインスタントスピードで唱えられるのは正気じゃないように思える。何らかのコスト軽減が場にあれば、これは気がくるってくる。これは控えに置いておこう。
《激励/Invigorate(MMQ)》禁止解除:これが僕らが素敵なものを持てない理由だ。
僕がWizardsに送ったノートでは、僕の意見を知らせた(そしてその多くをここで再利用している)。僕の意見では、数字が示していることに関わらず、《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》が消えるべきだ。同様に、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》を禁止することは現在の支配率には合理的だ。僕の両者に対する警告は、僕が1日1回分のデイリーイベントのデータに基づくもので、Wizardsはさらに多くのデータを持っているんだ。Wizardsの人間は数字を計算するのが得意だから、僕は彼らが正しい行動を取ってくれると完全に信じている。
僕はもう1つ、潜在的な道を取ることを勧めた。
モダンのアプローチ
Pauperには深刻な問題がある。最初に、マジックの歴史でも最も強力な呪文、《対抗呪文/Counterspell(TMP)》や《怨恨/Rancor(ULG)》等にアクセスできることだ。様々な懸念のおかげで、いくつかの問題への回答は決してフォーマットに入ることは無い。他のエターナルフォーマットとは違って、《不毛の大地/Wasteland(TMP)》や《Force of Will(ALL)》のような安全弁はない。そして僕はマナで始める事ができない。僕が提案した1つの回答はモダンのフィルターをPauperに加えて、完全な白紙状態から始めることだ。《定業/Preordain(M11)》、《炎の儀式/Rite of Flame》、《古えの居住地/Ancient Den(MRD)》―全部フェアゲームだ。しかしながら、僕は新しいフォーマットを内部でテストして、暫定の禁止リストでリリースすることも提案した。
この手だての欠点はプレイヤーの基盤を破壊するかもしれない、《墓所のネズミ/Crypt Rats(7ED)》や《鋸刃の矢/Serrated Arrows(TSB)》のような特定のクラシック限定のカードの価値を傷つけてしまうからだ。このようなフォーマットの禁止リストは大きく膨らむ、そしてフォーマットはより簡単になるかもしれない。しかしながら、ミラディン以降のコモンのカードレベルはオンスロート以前より均一であるから、モダンPauperは新しいカードに脚光を浴びさせるかもしれない。リプライで思いの丈をぶつけてくれ―君たちはモダンPauperが追求する価値があると思うかい?他の回答を持っているかい?
Pauperは確かに分岐点に差し掛かっている。数日の間に、フォーマットは変化するだろう。僕は《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》と《雲上の座/Cloudpost(MRD)》の両方ともこれ以上この世界にはいない気がするよ。僕は間違っている場合にも準備はしているが、もし当たっていたなら、僕は新しいリストを練り上げるものの最初の1人になるだろうね。
Keep slingin’ commons-
-Alex
SpikeBoyM on Magic Online
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纏めると、
禁止候補第1位 : 《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》
第2位 : 《雲上の座/Cloudpost(MRD)》
第3位 : 《フェアリーの大群/Cloud of Faeries(ULG)》
ってことですね。
個人的には《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》デッキに完全に消えて欲しくはなくて、イゼットポストもまあ別に許容されるデッキだと思っているので《フェアリーの大群/Cloud of Faeries(ULG)》禁止が良いかなあ。トップメタの青単フェアリにもとばっちり行くし。
もしくは《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker(AVR)》と《微光地/Glimmerpost(SOM)》禁止でゆるーく制限かけていくなんてどうかな。
んー《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》禁止が一番丸く収まるか。《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》が消えればイゼットポストが勢力を伸ばし過ぎるかも。そうなると《雲上の座/Cloudpost(MRD)》も禁止にした方が良いのか?
わかんないですねえ
自分はPauperの禁止カードが少ないところが好きです。
MOでコモンで収録されたカードなら何でも使えるよーっていう深淵なカードプールに惹かれている部分があるのでモダンPauperにしてしまうっていうのは大反対。新たに作るならまだしもレガシーPauperがやっぱり好きです。
そういえばスタンダードPauperはMOに実装されはしましたけどDEとか無いですね。まずはこっちに手を付けないといけないのかも。
とりあえず、いろんな意味でテーロス楽しみですわ
コメント
《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》
青、青緑、エスパーストーム死亡
《雲上の座/Cloudpost(MRD)》
青、青緑、青赤ポスト死亡 メタ外の緑ポスト、リベリオン等も道連れ
《フェアリーの大群/Cloud of Faeries(ULG)》
青単瀕死 青、青緑、エスパーストーム死亡
エスパーストームくらいは許容していい気もしますけど悩ましい
《巣穴からの総出/Empty the Warrens》解除していい気もしますけどねー
《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker(AVR)》禁止だけでも面白いと思います。Alexも指摘してるソリティア状態の解消にはこいつが一番かなと。微光地も使いまわされなければ対処できる範囲ですし、フェアリーの使いまわしもしづらくなりますし。あと現環境で一番使われて嫌いなカードですね。F6押して他のこと始めてしまう(笑)。
コントロールの多様化を目指す観点でポスト禁止の環境は少し見てみたいです
完全にストームだけ取り除くのか、ストームが消えることで相対的に強くなるデッキにも睨みをきかせるのか、ってところですかね。ここら辺のベストの判断をWizardsが下してくれることを祈ります
>>ぴぃさん、良いきっかけになったようなら幸いです。
ストームの無限コンボの要はコイツですからね、《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker(AVR)》禁止もアリだと思いますねー。イゼットポストの勝利手段の1つでもあるので禁止措置は上手く機能しそうです
>>youbunさん、コメントありがとうございます
そうですね。単純に次の環境を見てみたい、楽しみって気持ちが大きいですね。イゼットロンになってもそれなりに動きそうですし、黒単や青黒のコントロールが盛り返してくるのも見てみたいですね
パーセンテージの話で行くと、ポストやゆらめきの禁止は29%の4-0デッキをほぼ殺しますが
フェアリー禁止なら約40%「もの」4-0デッキの構成を変える事が出来ます。
それに、ポストが死ぬとそれこそデルバーが決定的に環境を支配する予感。
2t目に飛行クロックを置きながらカンスペを構える、みたいなインチキ臭い動きに対抗出来るデッキ、
環境に数える程しかない気がします…。
青単デルバーは大群、断絶、噴出、目くらましなどなど、コストのかからないテンポ取れるカードばっかり入ってるんでホントに胡散臭い動きをしますね。大群ぐらい禁止になってもバチはあたらない気はしますねえ
大群はかなり高額なカードなので暴落したらみんな阿鼻叫喚するってこともありますね。今の内が売り得なのかもしれません