後半始まるよ!前半を読んでない人はまずこちらから(http://surucucu.diarynote.jp/201309062007359321/

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オーラはかなり直接的なデッキだが、各マッチアップでいくらか微妙な差異がある。

デルバー

Pauperの頂点。デルバーとの戦いは、主に《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage(ARB)》のお蔭で非常に良いね。勝っているなら、君は手札に《林間隠れの斥候/Gladecover Scout(M12)》か《ぬめるボーグル/Slippery Bogle(EVE)》、そして《天上の鎧/Ethereal Armor(RTR)》を探すだろうが、どんな脅威とオーラの組み合わせでも十分だ。一たび君の呪禁クリーチャーが出れば、君は《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》と《対抗呪文/Counterspell(TMP)》を気にするだろうが、これに対しては良く整備されている。カウンターの壁を脅威によって乗り越えられる間は、序盤を《楽園の拡散/Utopia Sprawl(DIS)》で更なる土地を生み出すのに費やそう。負けているなら、君は脅威を確実に解決することを除いては同じようにプレイする、だから時には1/1を2体唱えられるまで待つ方が良いこともある。

サイドボーディング:-1《カルニの庭/Khalni Garden(WWK)》、+1《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》(負けている場合)

《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage(ARB)》はデルバーへのためのサイドボード枠を棄てさせてくれる、それはそれ自体が戦いつつ、君のクリーチャーを戦闘で勝たせてくれるし、《尖塔のゴーレム/Spire Golem(DST)》を撃ち落とせるんだ。負けているなら、当然さらなる脅威を必要とするが、もし勝っているなら、サイドボーディングをしないことは完全に正当化できる。それらのデッキが《ブーメラン/Boomerang》や《残響する破滅/Echoing Ruin(DST)》系統のバウンスを使っていたら、より重いオーラを抜いて《旅の準備/Travel Preparations(ISD)》を選択するのが良いだろう、しかし大体のデッキはそれらのカードを2枚ほどメインとサイドに積んでいるだろうね。

ストンピィ

フォーマットで最高のアグロデッキは君とスピードで互角だがどこからともなく《地うねり/Groundswell(WWK)》で勝つことが出来る。オーラはこの組み合わせで最初の2、3ターンは遅れを取りやすいが、《アルマジロの外套/Armadillo Cloak(INV)》をデカいクリーチャーか《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker(GPT)》に貼れば長期的に勝ちが見えてくる。これが選択肢になくても、《天上の鎧/Ethereal Armor(RTR)》で大きく防御に傾いて毎ターンアタッカーを喰って欲しいね。でもそりゃあ、《アルマジロの外套/Armadillo Cloak(INV)》がなにより良いプランだ。

サイドボード:-1《カルニの庭/Khalni Garden(WWK)》、-3《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage(ARB)》、-1《祖先の仮面/Ancestral Mask(MMQ)》、-1《蛇の陰影/Snake Umbra(ROE)》、+3《軍旗の旗手/Standard Bearer(APC)》、+2《一瞬の平和/Moment’s Peace(ODY)》、+1《アルマジロの外套/Armadillo Cloak(INV)》

早期の《軍旗の旗手/Standard Bearer(APC)》はストンピィの天下を完全に打ち砕く。この小さな1/1が場に居れば、緑の魔道士は自分のモンスターを強化することが不可能になるんだ。《アルマジロの外套/Armadillo Cloak(INV)》はこの対戦で君の最高の相方だ、特に複数あればね。

フィッシャーポストと《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》デッキ

これは辛いゲーム1だ。オーラは最初の2、3ターン目に展開できる脅威とそのためのマナの揃ったハンドが必要だ、4ターン目までが《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》を撃たれてゲームが終わるまでのチャンスだからね。手札を吐き出してレースする以外に出来ることは殆どありゃしないんだ。良いニュースは、君が十分速ければ時間はあるということだ。

サイドボーディング:-1《カルニの庭/Khalni Garden(WWK)》、-3《アルマジロの外套/Armadillo Cloak(INV)》、-2《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》、+4《旅の準備/Travel Preparations(ISD)》、+4《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》

ゲーム2と3の目標は似通っている:奴らのコンボと競争するんだ。けれども君は2体の脅威を《旅の準備/Travel Preparations(ISD)》で育てたい―奴らのクリーチャー全ては戦闘で簡単に打ち取れる(《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》以外はね)、だから4/4以上のモンスターを作ることが重要なんだ。《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》も奴らのコンボを止めるためのキーだ―《記憶の壁/Mnemonic Wall(ROE)》がスタックに乗っている内に《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker(AVR)》を取り除くことを忘れるなよ。

イゼットポスト

フォーマットのコントロールデッキに対して、オーラはアドバンテージを持っている。カウンター呪文の下をこっそりと行って早期に脅威を展開し、十分に大きくすることが出来る。もっとも警戒すべきは《消灯/Curfew(USG)》と《電謀/Electrickery(RTR)》だ。もし奴らが《神秘の指導/Mystical Teachings》の構築をしていたなら、メインに1枚かそれ以上入っているとみなせる。

サイドボーディング:-1《アルマジロの外套/Armadillo Cloak(INV)》、+1《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》

イゼットポスト(そして大部分のコントロールデッキ)相手には、単にさらなる脅威が必要なんだ。《アルマジロの外套/Armadillo Cloak(INV)》のライフゲインは他のアタッカーほど重要じゃない。もし奴らが行き過ぎた量のパーマネントバウンス(ブーメランとか)を使ってくるなら、遠慮せず《旅の準備/Travel Preparations(ISD)》を他の《外套》と代えよう。

ウィー=ゼロックス
[訳注:本文ではEye Candyって呼ばれてたけどこの呼び方嫌いなんです。日本で浸透してないですし解り易い方で]

2つの相互作用しないデッキが出会ったとき、誰が先に勝つゲームプランを実行できるかな。早期の《アルマジロの外套/Armadillo Cloak(INV)》はこのマッチアップで勝利するのに役に立つ。有難いことに奴らは君に干渉して来ない(ときどき顔面へ《稲妻/Lightning Bolt(M10)》が飛んで来るのを別にしてね)。すなわち、ターンの早い方が攻撃に回る、だから《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》をブロックするために《ぬめるボーグル/Slippery Bogle(EVE)》と《天上の鎧/Ethereal Armor(RTR)》を残すことを恐れるな。

サイドボーディング:-1《カルニの庭/Khalni Garden(WWK)》、-1《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》、-1《蛇の陰影/Snake Umbra(ROE)》、+2《一瞬の平和/Moment’s Peace(ODY)》、+1《アルマジロの外套/Armadillo Cloak(INV)》

君はとにかく早期に《アルマジロの外套/Armadillo Cloak(INV)》を貼り、奴らのライフを削り始めよう。《一瞬の平和/Moment’s Peace(ODY)》はこのゲームでは素晴らしい、でも安全にフラッシュバック出来るときまで撃たない方がいいね、奴らはゲーム2、3で《払拭/Dispel(WWK)》を積んでくるぞ。

親和

ウィー=ゼロックスと同じようなマッチアップだ、《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage(ARB)》がメインから刺さるって利点以外はね。繰り返すと、ライフを膨らませるために《アルマジロの外套/Armadillo Cloak(INV)》に大きく依存していて、《エイトグ/Atog(MRD)》を真の脅威たらしめないように防御的な先制攻撃も重要だ。加えて、恐ろしい機械たちは《感電破/Galvanic Blast(SOM)》も持っているからとにかくライフを8くらいにはとどめて置かないといけない。

サイドボーディング:-1《カルニの庭/Khalni Garden(WWK)》、-1《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》、-1《蛇の陰影/Snake Umbra(ROE)》、+2《一瞬の平和/Moment’s Peace(ODY)》、+1《アルマジロの外套/Armadillo Cloak(INV)》

ゲーム2と3はウィー=ゼロックスの対戦と似たようになるが、《払拭/Dispel(WWK)》の心配はいらない。このサイドボーディング戦略はちょっと人気のないゴブリンやスリヴァーにも当てはまるね。

オーラ

ああ、ミラーだ。カギとなるのは先に最大のモンスターを作ることだ。このヴァージョンはメインデッキの《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage(ARB)》によって若干のアドバンテージがあるが、先手を取ることも同様に重要だ。

サイドボーディング:-1《カルニの庭/Khalni Garden(WWK)》、-2《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》、-1《祖先の仮面/Ancestral Mask(MMQ)》、+3《軍旗の旗手/Standard Bearer(APC)》。+1《アルマジロの外套/Armadillo Cloak(INV)》

ミラーでは、オーラはテンポを獲るための手段を欲する。《軍旗の旗手/Standard Bearer(APC)》は敵のオーラを狙い撃ちにする(当然、相手も同じプランでくるだろうね)。疑似オーラとして《旅の準備/Travel Preparations(ISD)》を積むことは、相手の《祖先の仮面/Ancestral Mask(MMQ)》を強化しないから価値があるかもね。最後に、もしオーラがもっと流行したら、何枚かの《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》をサイドボードに積んでも良いだろう。

黒単Rats

これはトップのデッキじゃない、でもこいつはオーラにフィットするんだ。邪魔や除去にアクセスできるあらゆる黒いデッキがオーラにとって最悪の敵だ。他のどの対戦とも違って、ここではオーラは複数の脅威を展開してそれらを大きく保ちたい。《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》と《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》は本当に辛くて、《墓所のネズミ/Crypt Rats(7ED)》は深刻な苦境といえる。

サイドボーディング:-3《アルマジロの外套/Armadillo Cloak(INV)》、-3《祖先の仮面/Ancestral Mask(MMQ)》、+3《軍旗の旗手/Standard Bearer(APC)》、+1《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》、+2《旅の準備/Travel Preparations(ISD)》

今までのゲームでは、君は更なるクリーチャーを持ってきてその除去耐性を上げてきた。オーラは、正しい順序でカードを引いてビートダウンすることぐらいしかできない。有難いことに、Ratsは今のところ入賞者のメタゲームのわずかな部分でしかなくて回避できるものだ。

展望、このデッキの見通しはかなり良いように見える。テーロスがエンチャントテーマということもあり、オーラは少なくとも1つくらい(もっとかも)新しいオモチャが手に入るんじゃないかな。僕が慎重になっている唯一の理由は《雲上の座/Cloudpost(MRD)》や《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》デッキを弱体化させるために何等かのカードが禁止される可能性があるんじゃないかってことだ。もしこれが本当に起きたら、Ratsスタイルのデッキがもっと流行ってオーラにとっては悪いニュースになるだろうね。

それはそれとして、もしストームと上手くやっていきたいなら、《鎧》、《外套》、《仮面》を使うのは良いアイディアだ。それに直面したとき、君がチームReidの一員であるなら、素晴らしい髪型をしているだろうからね。[訳注:最後の渾身のジョークがわかんねーw]

Keep slingin’ commons-

-Alex

SpikeBoyM on Magic Online
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まさかDiary Noteに2000字制限があるなんて知らなかったよ!Alexさん頑張り過ぎ!



さて、《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage(ARB)》と言い《旅の準備/Travel Preparations(ISD)》と言い、既存の呪禁オーラでは見慣れないオリジナリティ溢れるカードですね。《旅の準備/Travel Preparations(ISD)》がバウンスされないオーラだったとは気付かなかった。これって結構カードリストと睨めっこしないと見つからないですよね。《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage(ARB)》は対象に取られちゃうけど、補って余りあるくらい強いぜって言ってますね。本当なんだろうか?ちょーっと怪しく感じます。個人的には《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim(ISD)》を入れてもいいかなと思いました。


布告系の除去を積んだ黒単が少ないことは追い風ですが、《軍旗の旗手/Standard Bearer(APC)》を積んだ白系のデッキが少ないのも追い風でしょうね。こいつは感染デッキがいた頃にも強烈なサイドカードとして活躍していましたがまだまだ現役のようですね。


このデッキはマリガンの多いデッキです。自分も同様にマリガンの多いウィー=ゼロックスを使っていました。それと比較してもドロー操作が無い分よりシビアなキープ基準が要求されると思います。ただし、キープ基準は練習を積めば間違いなく上手くなりますし、このデッキはその見返りも大きいと思います。そして自分は、こうやって研鑚を積んで上手くなる余地のあるデッキが大好きです。Pauperはメタの回りが非常にゆっくりなので、1つのデッキをひたすら使い続けるということが可能なんですよね。皆さん、頑張って練習して強くなりましょう!

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