今回の翻訳はPauperのローグデッキ特集です。
Pauperのトップメタは固まっている感がありますが、メタを揺るがしうるローグデッキはまだまだ眠っていると思います。
今回は意訳マシマシで、正直訳しようがなかったところもありましたがよろしかったらどうぞ。
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The Poor Rogues
Alex Ullman
(http://www.starcitygames.com/article/26374_The-Poor-Rogues.html)
今こそはPauperをすべき最高の機会だ。デイリーイベントではいつものように25人以上のプレイヤーが3-1か4-0の成績を上げ、メタゲームのイメージをハッキリさせるのに一役かっている。これらのデッキの殆どは既存のデッキに固執していて、確立されたラインの内側には彩を添えている。デイリーイベントに出ている多くの人達はQPを稼ぐために、そしてデジタルチケットの為に売るパックを頂こうとしているのだからこれは納得がいく。
良く知られているもので戦うのは理にかなった選択だ。特に、現状デイリーイベントが最大のイベントであるゆえに”Pauperを新しくする”ことの恩恵がないからね。試してみるためのオープンシリーズはないし、あるのはたったの4ラウンドだけだ。安全なゾーンにとどまることは、価値の観点から、正しい要望だよ。
世の中には、ウィザーズが作ったコモンに込められたものを発見することに目を向けている、恐れを知らないプレイヤーがいる。自らの方法で勝とうとするプレイヤーは、何かより良いものを見つけたと信じているんだ。ときどきこれらのデッキは、小学生の塗り絵のはみ出しみたいに1,2週間だけ流行ることがある。でも流れ作業に身を任せたいやつがいるかい?思い切って飛び出してみようぜ。
このデッキは5月の終わりにとても人気があった。僕のお気に入りの1枚を取り上げるなら《信仰無き物あさり/Faithless Looting(DKA)》だね、このデッキは間接的な方法でカードアドバンテージを獲りに行くんだ。ただカードを引くんじゃなく、キャントリップ型のアーティファクトを繰り返し使うために《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》、《きらめく鷹/Glint Hawk(SOM)》そして《聖域のガーゴイル/Sanctum Gargoyle(ALA)》を使っている。《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》は《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》の死亡誘発の為のもので、アーティファクトを3体のトークンへ変える。このデッキは《カビーラの交差路/Kabira Crossroads(ZEN)》と《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》によるショックサイズのライフ回復による時間稼ぎのプランも持っている。《倒れし者の記憶/Remember the Fallen(NPH)》は大体いつも2つのものを回収できるし、アーティファクトとして《聖域のガーゴイル/Sanctum Gargoyle(ALA)》を対象にしてクリーチャー2体を得ることも出来るだろう。
沢山の歯車のあるデッキであるBoros Trinketsは実際に何かに向かっているわけではない。《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》からのトークンを悪用する手段が無いし、パーマネントが領域を移動することによる恩恵も受けられていない。カードを引くことは楽しいもんだが、Boros Trinketsは多くの勝利手段をもっていて、その殆どが敵対する驚異に対応する必要がある。もし僕がこのデッキをに手を付けるなら、死亡したマシンから生まれるトークンとの相性が良いから1,2枚の《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》を試してみるだろう。《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》と組み合わさった時は1枚の《奇襲隊》が大量のダメージを叩きだせるね。
変えるパーツとして望ましいとしたら、このデッキはアーティファクトエンジンを放棄して他の場に出た時の能力に焦点を合わせたほうが良くなるかもしれない。もしかしたらこのデッキの改良はギルド門侵犯プレビュー(http://www.starcitygames.com/magic/standard/25581-Gatecrashing-In-Pauper.html)まで戻る間で議論されてるかもね。
このデッキはTrinketsのような動きでカードを引く能力は無いかもしれないが、より良い攻撃的なゲームプランがある:パワー4の初太刀野郎を誘発させてね。他のクリーチャーだって怠け者じゃない、《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx(ZEN)》は土地しか戻すものが無い時には上手く働くだろう。代案として、このデッキは《きらめく鷹/Glint Hawk(SOM)》テーマを抜かずにアーティファクト土地と上陸クリーチャーを詰め込めるかもね。《空漁師/Skyfisher》に《鷹/Hawk》、《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx(ZEN)》、《板金鎧の土百足/Plated Geopede(ZEN)》と12枚のアーティファクト土地でできた核を想像してみなよ。他のクリーチャーほど印象的ではないけど、2/3達や3/3達は他の攻撃的なデッキのものより良い。
Pauperプレイヤー達はきっとRube Goldbergs[訳注:ルーブ・ゴールドバーグ・マシン(いわゆるピタゴラ装置)の生みの親]が大好きだろうね。Boros Trinketsと違って、このデッキは実際にうまく生かすことのできるカードの手札に戻る効果を使っている。《現実の酸/Reality Acid(PLC)》は場を離れた時の誘発型能力を持っているので、これを何かに付けたら、《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》か《夢で忍び寄るもの/Dream Stalker(TSP)》かもしくは《ドレイクの使い魔/Drake Familiar(RAV)》につなげる事で《名誉回復/Vindicate(APC)》が付いてくる。かなり良いね。
デッキの残りの部分は同様の相互作用に乗っ取ってデザインされている。《オーラ術師/Auramancer(ODY)》は(おそらく《コーの奉納者/Kor Sanctifiers(ZEN)》で壊された)《現実の酸/Reality Acid(PLC)》を回収してくれるし、《一瞬の瞬き/Momentary Blink(TSP)》でもう1つ戻すことが出来る。《信仰の足枷/Faith’s Fetters(RAV)》と《足縄/Hobble(PLS)》はどちらもクリーチャーを止めるものだが、1ターン分の価値があるライフと、更なるドローをくれる。僕がこのデッキに1つ不安があるとするなら、3枚目の《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》を割り込ませる方法が見つからないことだね。このデッキは他のフォーマットでのようにこのトビウオを再利用することができ、その全てを早いターンに引きたくないというのは解るものの、3枚というのが”唱えられない”のと”全部引いちゃう”のとの間の最適枚数に思えるよ。
今後、このデッキがコンボ・マッチアップを立て直してくれるといいな。4ターン目の《石の雨/Stone Rain(4ED)》は《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》によって「お前に《激動/Upheaval(ODY)》」っ言ってくるデッキに対して十分早くはないかも知れない。これは追加の土地妨害用の《ブーメラン/Boomerang》か《旅人のガラクタ/Wayfarer’s Bauble(5DN)》や《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet(DIS)》によるマナ加速によって可能になるかもしれない。コンボ方面が対処できるようになるまで上手くはいかないだろうけどね。
僕がこのデッキを知ったのは、他のPauperライターがTwitterでこれを何て呼ぶのかを尋ねていたときだ。ざっと見たところ、○○トークンって呼べるのかな?このデッキは、ひたすらに対戦相手より大量の生物を展開して《踏み荒らし/Overrun(TMP)》を唱えて勝つという大群戦略を採っている。時間稼ぎのための多くの手段があり、最終的には巨大な《見張り番/Keep Watch(JUD)》を燃料にして巨大な《入門の儀式/Rites of Initiation(ODY)》を唱える。効果的だが、これは遅いし簡単に妨害できてしまう。他の攻撃的なデッキはより速く勝つことができるし、コントロールデッキは非常に容易くX/1達を捌くことが出来る。それでもこのデッキを解体した方がいいってわけじゃない。
Pauperのカードプールの深淵さを持ってすればこのデッキを1色にすることも出来得る。《見張り番/Keep Watch(JUD)》の大量ドローを欠く代わりに《エルフの幻想家/Elvish Visionary(M13)》を《ムルタニの見習い/Multani’s Acolyte(ULG)》と一緒に増やせばカードの流れは保たれる。他のウルザズ・ブロックの繋ぎ役、《ヤヴィマヤの古老/Yavimaya Elder(UDS)》は3枚のカードを”引く”ことに使えて《大量の芽吹き/Sprout Swarm(FUT)》等の燃料にもなる。《数の力/Strength in Numbers》と《大群の力/Might of the Masses(ROE)》は爆発力を詰め込める。加えて、このデッキは《怨恨/Rancor(ULG)》を使ってもいい―僕は、植物・トークンの死亡と引き換えに殴りかかって行けば幸せになれると保証するよ。
ちょっと違う方向に行くと、トークン戦略はしばらく後のStandard-Pauperにも生かせるかもしれない。これまでのStandard-Pauperでもっとも支配的だったデッキの1つはセレズニア苗木だ。これは《淡色のマイコダーム/Pallid Mycoderm(PLC)》を《踏み荒らし/Overrun(TMP)》のようにつかったものだ。現在はより良いマナが利用可能で、このデッキは帰ってこようと企てているときかもしれない。
まだ試してないけど、このデッキは大量のトークンを吐きだす。Surfkattのデッキからいくつかの技術を借りたほうがいいかもしれないな。《本質の管理人/Essence Warden(PLC)》と《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》はライフゲインさせてくれる(おそらく《魂の管理人/Soul Warden(EXO)》と《魂の従者/Soul’s Attendant(ROE)》もそうだろう)が、最初はまず面白いやつらを全部入れてみることにするかな。
このリストを見た時、Cyborgsという名前が去来した。半分人間で半分機械ってやつだね。僕はこのリストを取り上げてみてそのまま何ゲームもやってみた。このデッキを実際にプレイしてみて、《焼身の魂喰い/Immolating Souleater(NPH)》+《二度裂き/Double Cleave(EVE)》のコンボは、一度もこれで勝ったことはないけども、食指をそそるステキなトリックだね。気付いた《二度裂き/Double Cleave》の最高の使い方は守りだね。行き詰った盤面で、相手が攻撃して来たらそれが打開されるような時だ。《古参兵の武具師/Veteran Armorer(RAV)》は比較的もろいこちらのクリーチャーを生き残らせることで、このデッキでは良く働く。
このデッキ唯一にして最大の穴は、どうやってもカードアドバンテージを取り戻せないことだ。5ターン以上長引いたとき(このフォーマットではあまり起きない)に、厄介なキャントリップが全くないのだ。僕が思いついた唯一の解決策は何枚かの《漂う牧草地/Drifting Meadow(USG)》(《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel(DST)》が無色マナを出すから《隔離されたステップ/Secluded Steppe(ONS)》よりこっちだ)を使うことだ、そしてもしかしたら1,2枚の《倒れし者の記憶/Remember the Fallen(NPH)》かな。他の選択肢は、もっと”瞬殺”カードを入れてみることだ。おそらく《切りつける豹/Slash Panther(NPH)》は《焼身の魂喰い/Immolating Souleater(NPH)》より居場所を見つけられるかもしれない。これまでにこのデッキについて言ってきたが、これは大体のものを持っているようだが、もうひと押しが必要に見える。
本日最後のリストは実は1年ほど前のPauperを思い出させるものだ。プレイヤーは多くなかったが、このデッキはいくらかの成功を収めた。最近モダンマスターズで《静寂の捕縛/Bound in Silence(FUT)》がコモンに降格したことで、このデッキが再登場するのは時間の問題だった。
レベルは今までの白いカードの中で最もアドバンテージに優れたものかもしれない。このデッキが動くのには1体のクリーチャーが居ればいい。更に危険なことにならないために《レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant(MMQ)》を殺すのが良いだろう。レベルの繋がりは《雲上の座/Cloudpost(MRD)》エンジンによって計り知れない恩恵を受け、大したテンポを犠牲にすることなく、呪文を唱えつつ軍団を探してくることができる。
《静寂の捕縛/Bound in Silence(FUT)》は、これがレベルのサーチを通して唱えずに場に出るというルールの作用からしてヤバいパーツで、被覆や呪禁のクリーチャーにも付けることが出来る。なんてこった。《ヴェク追われの盲信者/Zealot il-Vec(TSP)》は鬱陶しいタフネス1のクリーチャー(そんなやつ沢山いるよね)を除去でき、もの凄く遅いゲームではクロックになってくれる(もしくは《骨断ちの矛槍/Bonesplitter(MRD)》がつけばもっと速い)。
他のカードは1枚積みの回答だ。《滑空者/Glider》はそれぞれの色の敵と戦う。《虹色の断片/Prismatic Strands(JUD)》は極め付きの《濃霧/Fog(4ED)》だし、《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher(PLC)》は4点攻撃すれば《堕落/Corrupt(USG)》だし、クリーチャーと交換すれば《堕落の触手/Tendrils of Corruption(TSP)》なる。そしてこのデッキでとんでもない事がしたいなら《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》を叩きつければいい。
もし相手が何かもたついてくれたら、それは小型クリチャーでゆっくりと勝ちにいくゲームプランだ。いつでも多くのレベルが居るだろうから)、僕は(そいつらが居なくならなければ全体強化効果を入れてみたいね。このデッキの古いヴァージョンには1,2枚の《隊列の叫び/Marshaling Cry(FUT)》が入っていて、なかなかの(ビックリするほどではないかもしれない)強化だけでなくサイクリングとフラッシュバックによる恩恵もあった。
これらはPauperのローグデッキのほんの一部にすぎない。1回(か2回)だけ勝利した記録の優位があるが、DEで2敗か3敗してる、面白いアイディアに基づいた開発途中のデッキがあるんだ。ここにあるリストのように、必要なのはほんの少しの正しい調整なんだ。
Keep slingin’ commons-
-Alex
SpikeBoyM on Magic Online
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デッキ名がなかなか定まらない感じですが、1つ目はBoros Wellspringなんて呼ばれ方を見たことがあります。この中では一番メタにあっていて有望なデッキではないでしょうか。
Acid Tripには1年前にトナプラで当たったことがあったかな?赤系ストームと感染が消えて、初動の遅いこういったデッキも一考の余地ありってところでしょうか。でもやっぱりTier2とかまで食い込むポテンシャルは感じられない。
RUG Tokenは最近DEで当たったときに少し説明したように、スピードではウィー=ゼロックスに分がありますし、記事でも言われているようにこのコンボを阻害するのは結構簡単なんですよね。得られる爆発力の割には下準備が面倒な感じ。
Cyborgsはスーサイド・ホワイトなんて呼ばれ方もしているようです。白単ウィニーは最近まったく見ないですが、禁止改訂前の形の白単ウィニーが今のメタに合っていないだけで白自体が弱いわけではないと思います。こういった新しい形のものは開発の余地ありですよね。
最後にレベル。このデッキはリクルート能力が青単テンポに対してかなり強いので天敵といえます。しかし肝心の青単テンポがいまトップメタにいないんですよね。《静寂の捕縛/Bound in Silence(FUT)》が呪禁オーラにも効くって言うのは面白いですね。
しかし、これだけのデッキを実際プレイして改良してるAlexさんはホントにPauper好きなんだなあ。
Pauperのトップメタは固まっている感がありますが、メタを揺るがしうるローグデッキはまだまだ眠っていると思います。
今回は意訳マシマシで、正直訳しようがなかったところもありましたがよろしかったらどうぞ。
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The Poor Rogues
Alex Ullman
(http://www.starcitygames.com/article/26374_The-Poor-Rogues.html)
今こそはPauperをすべき最高の機会だ。デイリーイベントではいつものように25人以上のプレイヤーが3-1か4-0の成績を上げ、メタゲームのイメージをハッキリさせるのに一役かっている。これらのデッキの殆どは既存のデッキに固執していて、確立されたラインの内側には彩を添えている。デイリーイベントに出ている多くの人達はQPを稼ぐために、そしてデジタルチケットの為に売るパックを頂こうとしているのだからこれは納得がいく。
良く知られているもので戦うのは理にかなった選択だ。特に、現状デイリーイベントが最大のイベントであるゆえに”Pauperを新しくする”ことの恩恵がないからね。試してみるためのオープンシリーズはないし、あるのはたったの4ラウンドだけだ。安全なゾーンにとどまることは、価値の観点から、正しい要望だよ。
世の中には、ウィザーズが作ったコモンに込められたものを発見することに目を向けている、恐れを知らないプレイヤーがいる。自らの方法で勝とうとするプレイヤーは、何かより良いものを見つけたと信じているんだ。ときどきこれらのデッキは、小学生の塗り絵のはみ出しみたいに1,2週間だけ流行ることがある。でも流れ作業に身を任せたいやつがいるかい?思い切って飛び出してみようぜ。
Boros Trinkets
Scalapelex
2nd Place at Magic Online Daily Event on 5/19/2013
Creatures (12)
2 《聖域のガーゴイル/Sanctum Gargoyle(ALA)》
4 《きらめく鷹/Glint Hawk(SOM)》
2 《コーの奉納者/Kor Sanctifiers(ZEN)》
4 《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》
Lands (23)
2 《古えの居住地/Ancient Den(MRD)》
2 《大焼炉/Great Furnace(MRD)》
7 《山/Mountain》
5 《平地/Plains》
1 《進化する未開地/Evolving Wilds(M13)》
2 《忘れられた洞窟/Forgotten Cave(ONS)》
3 《カビーラの交差路/Kabira Crossroads(ZEN)》
1 《隔離されたステップ/Secluded Steppe(ONS)》
Spells (25)
1 《他所のフラスコ/Elsewhere Flask(SHM)》
4 《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》
4 《予言のプリズム/Prophetic Prism(GTC)》
2 《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》
4 《感電破/Galvanic Blast(SOM)》
3 《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
1 《信仰無き物あさり/Faithless Looting(DKA)》
4 《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》
2 《倒れし者の記憶/Remember the Fallen(NPH)》
Sideboard
2 《古えの遺恨/Ancient Grudge(TSP)》
4 《電謀/Electrickery(RTR)》
4 《紅蓮破/Pyroblast(ICE)》
1 《地の裂け目/Earth Rift(ODY)》
4 《溶鉄の雨/Molten Rain(MRD)》
このデッキは5月の終わりにとても人気があった。僕のお気に入りの1枚を取り上げるなら《信仰無き物あさり/Faithless Looting(DKA)》だね、このデッキは間接的な方法でカードアドバンテージを獲りに行くんだ。ただカードを引くんじゃなく、キャントリップ型のアーティファクトを繰り返し使うために《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》、《きらめく鷹/Glint Hawk(SOM)》そして《聖域のガーゴイル/Sanctum Gargoyle(ALA)》を使っている。《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》は《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》の死亡誘発の為のもので、アーティファクトを3体のトークンへ変える。このデッキは《カビーラの交差路/Kabira Crossroads(ZEN)》と《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》によるショックサイズのライフ回復による時間稼ぎのプランも持っている。《倒れし者の記憶/Remember the Fallen(NPH)》は大体いつも2つのものを回収できるし、アーティファクトとして《聖域のガーゴイル/Sanctum Gargoyle(ALA)》を対象にしてクリーチャー2体を得ることも出来るだろう。
沢山の歯車のあるデッキであるBoros Trinketsは実際に何かに向かっているわけではない。《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》からのトークンを悪用する手段が無いし、パーマネントが領域を移動することによる恩恵も受けられていない。カードを引くことは楽しいもんだが、Boros Trinketsは多くの勝利手段をもっていて、その殆どが敵対する驚異に対応する必要がある。もし僕がこのデッキをに手を付けるなら、死亡したマシンから生まれるトークンとの相性が良いから1,2枚の《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》を試してみるだろう。《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》と組み合わさった時は1枚の《奇襲隊》が大量のダメージを叩きだせるね。
変えるパーツとして望ましいとしたら、このデッキはアーティファクトエンジンを放棄して他の場に出た時の能力に焦点を合わせたほうが良くなるかもしれない。もしかしたらこのデッキの改良はギルド門侵犯プレビュー(http://www.starcitygames.com/magic/standard/25581-Gatecrashing-In-Pauper.html)まで戻る間で議論されてるかもね。
Battlegate Boros
Alex Ullman
0th Place at Test deck on 6/23/2013
Creatures (29)
4 《戦門のミミック/Battlegate Mimic(EVE)》
2 《セロドンの一年仔/Cerodon Yearling(ARB)》
4 《ゴブリンの軍団兵/Goblin Legionnaire(APC)》
3 《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》
4 《空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire(GTC)》
4 《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx(ZEN)》
4 《ヴィーアシーノの初太刀/Viashino Firstblade(DGM)》
4 《ウォジェクの矛槍兵/Wojek Halberdiers(GTC)》
Lands (23)
8 《山/Mountain》
8 《平地/Plains》
2 《ボロスの駐屯地/Boros Garrison(RAV)》
2 《ボロスのギルド門/Boros Guildgate(GTC)》
3 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse(TSP)》
Spells (8)
1 《貴神の神罰/Scourge of the Nobilis》
3 《軍部の栄光/Martial Glory(GTC)》
4 《炎の稲妻/Firebolt(ODY)》
このデッキはTrinketsのような動きでカードを引く能力は無いかもしれないが、より良い攻撃的なゲームプランがある:パワー4の初太刀野郎を誘発させてね。他のクリーチャーだって怠け者じゃない、《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx(ZEN)》は土地しか戻すものが無い時には上手く働くだろう。代案として、このデッキは《きらめく鷹/Glint Hawk(SOM)》テーマを抜かずにアーティファクト土地と上陸クリーチャーを詰め込めるかもね。《空漁師/Skyfisher》に《鷹/Hawk》、《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx(ZEN)》、《板金鎧の土百足/Plated Geopede(ZEN)》と12枚のアーティファクト土地でできた核を想像してみなよ。他のクリーチャーほど印象的ではないけど、2/3達や3/3達は他の攻撃的なデッキのものより良い。
Acid Trip
Shaffawaffa5
2nd Place at Magic Online Daily Event on 6/2/2013
Creatures (16)
2 《オーラ術師/Auramancer(ODY)》
2 《ドレイクの使い魔/Drake Familiar(RAV)》
4 《夢で忍び寄るもの/Dream Stalker(TSP)》
2 《コーの奉納者/Kor Sanctifiers(ZEN)》
4 《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》
2 《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》
Lands (20)
8 《島》
2 《平地》
4 《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery(DIS)》
2 《アゾリウスのギルド門/Azorius Guildgate(RTR)》
4 《カビーラの交差路/Kabira Crossroads(ZEN)》
Spells (24)
2 《信仰の足枷/Faith’s Fetters(RAV)》
1 《足縄/Hobble(PLS)》
3 《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》
1 《忘却の輪/Oblivion Ring(ALA)》
3 《現実の酸/Reality Acid(PLC)》
4 《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》
2 《一瞬の瞬き/Momentary Blink(TSP)》
4 《思案/Ponder(LRW)》
4 《定業/Preordain(M11)》
Sideboard
2 《浅瀬のシャーマン/Reef Shaman(APC)》
4 《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》
1 《足縄/Hobble(PLS)》
2 《Holy Light(DRK)》
3 《水流破/Hydroblast(ICE)》
3 《塵は塵に/Dust to Dust(5ED)》
Pauperプレイヤー達はきっとRube Goldbergs[訳注:ルーブ・ゴールドバーグ・マシン(いわゆるピタゴラ装置)の生みの親]が大好きだろうね。Boros Trinketsと違って、このデッキは実際にうまく生かすことのできるカードの手札に戻る効果を使っている。《現実の酸/Reality Acid(PLC)》は場を離れた時の誘発型能力を持っているので、これを何かに付けたら、《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》か《夢で忍び寄るもの/Dream Stalker(TSP)》かもしくは《ドレイクの使い魔/Drake Familiar(RAV)》につなげる事で《名誉回復/Vindicate(APC)》が付いてくる。かなり良いね。
デッキの残りの部分は同様の相互作用に乗っ取ってデザインされている。《オーラ術師/Auramancer(ODY)》は(おそらく《コーの奉納者/Kor Sanctifiers(ZEN)》で壊された)《現実の酸/Reality Acid(PLC)》を回収してくれるし、《一瞬の瞬き/Momentary Blink(TSP)》でもう1つ戻すことが出来る。《信仰の足枷/Faith’s Fetters(RAV)》と《足縄/Hobble(PLS)》はどちらもクリーチャーを止めるものだが、1ターン分の価値があるライフと、更なるドローをくれる。僕がこのデッキに1つ不安があるとするなら、3枚目の《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》を割り込ませる方法が見つからないことだね。このデッキは他のフォーマットでのようにこのトビウオを再利用することができ、その全てを早いターンに引きたくないというのは解るものの、3枚というのが”唱えられない”のと”全部引いちゃう”のとの間の最適枚数に思えるよ。
今後、このデッキがコンボ・マッチアップを立て直してくれるといいな。4ターン目の《石の雨/Stone Rain(4ED)》は《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》によって「お前に《激動/Upheaval(ODY)》」っ言ってくるデッキに対して十分早くはないかも知れない。これは追加の土地妨害用の《ブーメラン/Boomerang》か《旅人のガラクタ/Wayfarer’s Bauble(5DN)》や《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet(DIS)》によるマナ加速によって可能になるかもしれない。コンボ方面が対処できるようになるまで上手くはいかないだろうけどね。
RUG Tokens
Surfkatt
2nd Place at Magic Online Daily Event on 6/16/2013
Creatures (20)
2 《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger(AVR)》
2 《護民官の道探し/Civic Wayfinder(RAV)》
4 《エルフの幻想家/Elvish Visionary(M13)》
4 《本質の管理人/Essence Warden(PLC)》
4 《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》
4 《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》
Lands (20)
14 《森/Forest》
1 《島/Island》
1 《山/Mountain》
4 《カルニの庭/Khalni Garden(WWK)》
Spells (20)
4 《予言のプリズム/Prophetic Prism(ROE)》
4 《見張り番/Keep Watch(JUD)》
4 《入門の儀式/Rites of Initiation(ODY)》
4 《種のばら撒き/Scatter the Seeds(RAV)》
2 《大量の芽吹き/Sprout Swarm(FUT)》
2 《巨人釣り/Giantbaiting(SHM)》
Sideboard
2 《包囲ワーム/Siege Wurm(RAV)》
3 《蜘蛛糸の鎧/Spidersilk Armor(MMQ)》
3 《ドルイドの講話/Druid’s Deliverance(RTR)》
3 《上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage(SHM)》
4 《Thermokarst(ICE)》
僕がこのデッキを知ったのは、他のPauperライターがTwitterでこれを何て呼ぶのかを尋ねていたときだ。ざっと見たところ、○○トークンって呼べるのかな?このデッキは、ひたすらに対戦相手より大量の生物を展開して《踏み荒らし/Overrun(TMP)》を唱えて勝つという大群戦略を採っている。時間稼ぎのための多くの手段があり、最終的には巨大な《見張り番/Keep Watch(JUD)》を燃料にして巨大な《入門の儀式/Rites of Initiation(ODY)》を唱える。効果的だが、これは遅いし簡単に妨害できてしまう。他の攻撃的なデッキはより速く勝つことができるし、コントロールデッキは非常に容易くX/1達を捌くことが出来る。それでもこのデッキを解体した方がいいってわけじゃない。
Pauperのカードプールの深淵さを持ってすればこのデッキを1色にすることも出来得る。《見張り番/Keep Watch(JUD)》の大量ドローを欠く代わりに《エルフの幻想家/Elvish Visionary(M13)》を《ムルタニの見習い/Multani’s Acolyte(ULG)》と一緒に増やせばカードの流れは保たれる。他のウルザズ・ブロックの繋ぎ役、《ヤヴィマヤの古老/Yavimaya Elder(UDS)》は3枚のカードを”引く”ことに使えて《大量の芽吹き/Sprout Swarm(FUT)》等の燃料にもなる。《数の力/Strength in Numbers》と《大群の力/Might of the Masses(ROE)》は爆発力を詰め込める。加えて、このデッキは《怨恨/Rancor(ULG)》を使ってもいい―僕は、植物・トークンの死亡と引き換えに殴りかかって行けば幸せになれると保証するよ。
ちょっと違う方向に行くと、トークン戦略はしばらく後のStandard-Pauperにも生かせるかもしれない。これまでのStandard-Pauperでもっとも支配的だったデッキの1つはセレズニア苗木だ。これは《淡色のマイコダーム/Pallid Mycoderm(PLC)》を《踏み荒らし/Overrun(TMP)》のようにつかったものだ。現在はより良いマナが利用可能で、このデッキは帰ってこようと企てているときかもしれない。
Saps Attack
Alex Ullman
0th Place at Test deck on 6/23/2013
Creatures (20)
4 《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》
4 《淡色のマイコダーム/Pallid Mycoderm(PLC)》
4 《セレズニアの福音者/Selesnya Evangel(CMD)》
4 《サリッド/Thallid(TSB)》
4 《サリッドの発芽者/Thallid Germinator(TSP)》
Lands (23)
7 《森/Forest》
6 《平地/Plains》
4 《カルニの庭/Khalni Garden(WWK)》
2 《セレズニアのギルド門/Selesnya Guildgate(RTR)》
2 《セレズニアの聖域/Selesnya Sanctuary(RAV)》
2 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse(TSP)》
Spells (17)
4 《金床の拳/Fists of the Anvil(MRD)》
1 《大群の力/Might of the Masses(ROE)》
2 《根生まれの防衛/Rootborn Defenses(RTR)》
4 《種のばら撒き/Scatter the Seeds(RAV)》
2 《大量の芽吹き/Sprout Swarm(FUT)》
2 《数の力/Strength in Numbers(TSP)》
2 《巨人釣り/Giantbaiting(SHM)》
まだ試してないけど、このデッキは大量のトークンを吐きだす。Surfkattのデッキからいくつかの技術を借りたほうがいいかもしれないな。《本質の管理人/Essence Warden(PLC)》と《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》はライフゲインさせてくれる(おそらく《魂の管理人/Soul Warden(EXO)》と《魂の従者/Soul’s Attendant(ROE)》もそうだろう)が、最初はまず面白いやつらを全部入れてみることにするかな。
Cyborgs
jphsnake
1st Place at Magic Online Daily Event on 6/9/2013
Creatures (28)
4 《宮廷のホムンクルス/Court Homunculus(CON)》
3 《焼身の魂喰い/Immolating Souleater(NPH)》
4 《磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire(NPH)》
4 《大霊堂のスカージ/Vault Skirge(NPH)》
4 《献身的な補充兵/Ardent Recruit(MBS)》
4 《オーリオックの太陽追い/Auriok Sunchaser(SOM)》
3 《忠実な聖戦士/Loyal Cathar(DKA)》
2 《古参兵の武具師/Veteran Armorer(RAV)》
Lands (20)
4 《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel(DST)》
4 《古えの居住地/Ancient Den(MRD)》
12 《平地/Plains》
Spells (12)
4 《骨断ちの矛槍/Bonesplitter(MRD)》
2 《皮剥ぎの鞘/Flayer Husk(MBS)》
1 《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow(MRD)》
3 《信仰の縛め/Bonds of Faith(ISD)》
2 《二度裂き/Double Cleave(EVE)》
Sideboard
1 《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow(MRD)》
1 《焼身の魂喰い/Immolating Souleater(NPH)》
1 《古参兵の武具師/Veteran Armorer(RAV)》
2 《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》
3 《解呪/Disenchant(4ED)》
3 《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》
2 《虹色の断片/Prismatic Strands(JUD)》
2 《太陽の槍/Sunlance(PLC)》
このリストを見た時、Cyborgsという名前が去来した。半分人間で半分機械ってやつだね。僕はこのリストを取り上げてみてそのまま何ゲームもやってみた。このデッキを実際にプレイしてみて、《焼身の魂喰い/Immolating Souleater(NPH)》+《二度裂き/Double Cleave(EVE)》のコンボは、一度もこれで勝ったことはないけども、食指をそそるステキなトリックだね。気付いた《二度裂き/Double Cleave》の最高の使い方は守りだね。行き詰った盤面で、相手が攻撃して来たらそれが打開されるような時だ。《古参兵の武具師/Veteran Armorer(RAV)》は比較的もろいこちらのクリーチャーを生き残らせることで、このデッキでは良く働く。
このデッキ唯一にして最大の穴は、どうやってもカードアドバンテージを取り戻せないことだ。5ターン以上長引いたとき(このフォーマットではあまり起きない)に、厄介なキャントリップが全くないのだ。僕が思いついた唯一の解決策は何枚かの《漂う牧草地/Drifting Meadow(USG)》(《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel(DST)》が無色マナを出すから《隔離されたステップ/Secluded Steppe(ONS)》よりこっちだ)を使うことだ、そしてもしかしたら1,2枚の《倒れし者の記憶/Remember the Fallen(NPH)》かな。他の選択肢は、もっと”瞬殺”カードを入れてみることだ。おそらく《切りつける豹/Slash Panther(NPH)》は《焼身の魂喰い/Immolating Souleater(NPH)》より居場所を見つけられるかもしれない。これまでにこのデッキについて言ってきたが、これは大体のものを持っているようだが、もうひと押しが必要に見える。
本日最後のリストは実は1年ほど前のPauperを思い出させるものだ。プレイヤーは多くなかったが、このデッキはいくらかの成功を収めた。最近モダンマスターズで《静寂の捕縛/Bound in Silence(FUT)》がコモンに降格したことで、このデッキが再登場するのは時間の問題だった。
Rebel Post
xin30hp
2nd Place at Magic Online Daily Event on 6/16/2013
Creatures (23)
2 《アムローの偵察兵/Amrou Scout(TSP)》
2 《アムローの求道者/Amrou Seekers(TSP)》
4 《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher(PLC)》
3 《果敢な隼/Defiant Falcon(NEM)》
1 《夜風の滑空者/Nightwind Glider(MMQ)》
4 《レイモス教の副長/Ramosian Lieutenant(MMQ)》
4 《レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant(MMQ)》
1 《熱風の滑空者/Thermal Glider(MMQ)》
2 《ヴェク追われの盲信者/Zealot il-Vec(TSP)》
Lands (24)
12 《平地/Plains》
4 《雲上の座/Cloudpost(MRD)》
4 《微光地/Glimmerpost(SOM)》
4 《隔離されたステップ/Secluded Steppe(ONS)》
Spells (13)
2 《骨断ちの矛槍/Bonesplitter(MRD)》
3 《探検の地図/Expedition Map(ZEN)》
3 《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》
1 《虹色の断片/Prismatic Strands(JUD)》
4 《静寂の捕縛/Bound in Silence(FUT)》
Sideboard
1 《サマイトの香炉持ち/Samite Censer-Bearer(FUT)》
4 《軍旗の旗手/Standard Bearer(APC)》
1 《熱風の滑空者/Thermal Glider(MMQ)》
2 《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》
1 《Holy Light(DRK)》
3 《虹色の断片/Prismatic Strands(JUD)》
3 《塵は塵に/Dust to Dust(5ED)》
レベルは今までの白いカードの中で最もアドバンテージに優れたものかもしれない。このデッキが動くのには1体のクリーチャーが居ればいい。更に危険なことにならないために《レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant(MMQ)》を殺すのが良いだろう。レベルの繋がりは《雲上の座/Cloudpost(MRD)》エンジンによって計り知れない恩恵を受け、大したテンポを犠牲にすることなく、呪文を唱えつつ軍団を探してくることができる。
《静寂の捕縛/Bound in Silence(FUT)》は、これがレベルのサーチを通して唱えずに場に出るというルールの作用からしてヤバいパーツで、被覆や呪禁のクリーチャーにも付けることが出来る。なんてこった。《ヴェク追われの盲信者/Zealot il-Vec(TSP)》は鬱陶しいタフネス1のクリーチャー(そんなやつ沢山いるよね)を除去でき、もの凄く遅いゲームではクロックになってくれる(もしくは《骨断ちの矛槍/Bonesplitter(MRD)》がつけばもっと速い)。
他のカードは1枚積みの回答だ。《滑空者/Glider》はそれぞれの色の敵と戦う。《虹色の断片/Prismatic Strands(JUD)》は極め付きの《濃霧/Fog(4ED)》だし、《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher(PLC)》は4点攻撃すれば《堕落/Corrupt(USG)》だし、クリーチャーと交換すれば《堕落の触手/Tendrils of Corruption(TSP)》なる。そしてこのデッキでとんでもない事がしたいなら《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》を叩きつければいい。
もし相手が何かもたついてくれたら、それは小型クリチャーでゆっくりと勝ちにいくゲームプランだ。いつでも多くのレベルが居るだろうから)、僕は(そいつらが居なくならなければ全体強化効果を入れてみたいね。このデッキの古いヴァージョンには1,2枚の《隊列の叫び/Marshaling Cry(FUT)》が入っていて、なかなかの(ビックリするほどではないかもしれない)強化だけでなくサイクリングとフラッシュバックによる恩恵もあった。
これらはPauperのローグデッキのほんの一部にすぎない。1回(か2回)だけ勝利した記録の優位があるが、DEで2敗か3敗してる、面白いアイディアに基づいた開発途中のデッキがあるんだ。ここにあるリストのように、必要なのはほんの少しの正しい調整なんだ。
Keep slingin’ commons-
-Alex
SpikeBoyM on Magic Online
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デッキ名がなかなか定まらない感じですが、1つ目はBoros Wellspringなんて呼ばれ方を見たことがあります。この中では一番メタにあっていて有望なデッキではないでしょうか。
Acid Tripには1年前にトナプラで当たったことがあったかな?赤系ストームと感染が消えて、初動の遅いこういったデッキも一考の余地ありってところでしょうか。でもやっぱりTier2とかまで食い込むポテンシャルは感じられない。
RUG Tokenは最近DEで当たったときに少し説明したように、スピードではウィー=ゼロックスに分がありますし、記事でも言われているようにこのコンボを阻害するのは結構簡単なんですよね。得られる爆発力の割には下準備が面倒な感じ。
Cyborgsはスーサイド・ホワイトなんて呼ばれ方もしているようです。白単ウィニーは最近まったく見ないですが、禁止改訂前の形の白単ウィニーが今のメタに合っていないだけで白自体が弱いわけではないと思います。こういった新しい形のものは開発の余地ありですよね。
最後にレベル。このデッキはリクルート能力が青単テンポに対してかなり強いので天敵といえます。しかし肝心の青単テンポがいまトップメタにいないんですよね。《静寂の捕縛/Bound in Silence(FUT)》が呪禁オーラにも効くって言うのは面白いですね。
しかし、これだけのデッキを実際プレイして改良してるAlexさんはホントにPauper好きなんだなあ。
コメント
↓
小学生が白黒絵本に色をつけるときにはみ出してしまうようにね
とても参考になるなあ。
修整しときますね
参考になったようなら幸いです^^