【翻訳】ドラゴンの迷路がPauperに与える最初の影響 by Alex Ullman
2013年6月15日 翻訳
久しぶりにAlexさんの記事を翻訳。今回はドラゴンの迷路のカードがPauperに与える最初の影響についてです。素人ゆえに意訳しまくりの拙訳ですがよろしければどうぞ。
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Initial Impact Of Dragon’s Maze On Pauper
(http://www.starcitygames.com/article/26308_Initial-Impact-Of-Dragons-Maze-On-Pauper.html)
ALEX ULLMAN
6/10
ドラゴンの迷路がやってきて、Pauperでの存在感を露わにしている。最新のテクニックの先駆者であることの恩恵が、既に正しいと解っている何かをすることより小さいもんだからPauperは新しいカードに適応するのが遅いんだ。新カードの香りはまだ残っていて、今のところほんの少しのカードがプレイされているようだ。特にインパクトのあるものはフォーマットの様相を変える一助になっているね。《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops(DGM)》だ。
サイクロプスデッキは新しいものではない。ドラゴンの迷路が芽吹かせたのではなく、時間をかけて進化してきたものだ。Pauperのフォーマットが制定された黎明期からの古いルーツがある。Pauperの第2回目のプレミアイベントでは"ghweiss"が17位でフィニッシュしてるんだぜ。
このデッキは色んな方向から攻撃を行う。《川滝のミミック/Riverfall Mimic(EVE)》と《天主の勢力/Clout of the Dominus(EVE)》は《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker(ISD)》と《肉屋の包丁/Butcher’s Cleaver(ISD)》と同じくらい厄介だ。《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》は、《天主の勢力/Clout of the Dominus(EVE)》を付けたり単純に軽い呪文によるパワー強化をして上から攻めることが出来る。呪文は《イゼットの時術師/Izzet Chronarch(GPT)》で1ゲームに2回使うことが出来るし、《蒸気核の奇魔/Steamcore Weird(GPT)》と大量ドロー、《ケアヴェクの火吹き/Kaervek’s Torch(MIR)》で長期戦を見据えることが出来る。非常に汎用性の高いリストだ。マナの厳しさが妨げになってこのリストが流行ることは無かった。《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》自身はデッキを支えることが出来なかったし、《ミミック》と《勢力》のプランは引きに依存し過ぎていた。
ラヴニカへの回帰での《イゼットのギルド門/Izzet Guildgate(RTR)》の追加は《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》の第2のチャンスだった。2種類の呪文大好きクリーチャー、《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》と《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》が印刷されたことは、デッキを軽い呪文で埋め尽くすことの理由をくれた。《シャドーの裂け目/Shadow Rift(TMP)》、《巧みな回避/Artful Dodge(DKA)》、そして《ひずみの一撃/Distortion Strike(ROE)》のような1マナのとっておきが《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》か《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》のどちらかに大ダメージを叩きこむ機会をくれるし、《ギルド門》はそれらすべてに繋がるものだ。以下に挙げるサイクロプス・ヴァージョンは《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》のスポットを《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops(DGM)》が占めているだけのように見えるね。
Pauperの他の2色デッキと違ってWeeFiend(と呼ばれていたとして)は早期に両方のマナを少なくとも1つは欲しかった。実際2ターン目の《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》は潜在的に10点分のダメージがあった(《稲妻/Lightning Bolt(M10)》が手札にあることを勘定しなくてもね)。より良いマナのためにテンポロスするのも待つだけの価値があるし、《イゼットのギルド門/Izzet Guildgate(RTR)》はそのプランのための鍵だった。
4ターン目に―ブロッカーをすり抜けて―勝つために1ターン目を棒に振ることを気にする奴がいるかい?
このデッキは《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》が《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops(DGM)》に代わるまで上手くいってなかった。何故?《サイクロプス》の方が遥かに固いからだ―《稲妻/Lightning Bolt(M10)》が当たり前のフォーマットではタフネス4がキーってことだね。《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops(DGM)》は珍しく防衛をもっているけど、君は頻繁に呪文を唱えるだろうからこの一文は無いも同然だ。《サイクロプス》は遥かによいブロッカーにもなるし、何か洒落たインスタントがあれば攻撃してきたクリーチャーの大体はやっつけることが出来る、すなわち、恐るべき《マイアの処罰者/Myr Enforcer(MRD)》と《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger(SOM)》だね。《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》は飛べるけど、《サイクロプス》は能力でブロックされなくできるし、一時的なパワーの大きさほど飛行は重要じゃない。これが成功したヴァージョンの《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops(DGM)》デッキだ。
《突撃のストロボ/Assault Strobe(SOM)》は、赤1マナで実質8点のダメージになるヤバいやつだ。《思案/Ponder(M12)》と《定業/Preordain(M11)》を繋げることは君が唱える呪文の質を良くするだけでなく、無料の《溶岩の撃ち込み/Lava Spike(CHK)》になる。このデッキは《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》を裏返すために精密にチューンナップされたマシンでもある。サイクロプスデッキは単純で、サイドボーディング後の《使徒の祝福/Apostle’s Blessing(NPH)》や《払拭/Dispel(WWK)》による防御も上手く働く。このデッキはシンプルで、印象的だね。
このデッキは立ち直りも早い。たった12体(たまに1枚の《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》で13体)のクリチャーで回しているが、必要としているのは真の脅威となる1枚の《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》か《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops(DGM)》だけだ。《使徒の祝福/Apostle’s Blessing(NPH)》は攻めでも素晴らしいし、貴重な品を除去から守ることも出来る。ゲームの序盤、《悪鬼》や《サイクロプス》を落とそうと試みるとき、それがカウンターされるだけで壊滅的なゲームエンドに成り得る。
このデッキはフォーマットにおける新しい時計/Clockだ。《ぶどう弾/Grapeshot(TSP)》、《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》、そして《激励/Invigorate(MMQ)》の禁止があって親和とストンピィは「最速の勝利」の地位に躍り出た。過去数か月の間、金属性の機械と緑の種族はビートダウン側の分布を支配してきていた。NivixFiendは、かつての感染のようにどこからともなく勝つことが出来るデッキでその分布を変えた。それとだいたい同じくらい重要なのは、それが一方的《激動/Upheaval(ODY)》を撃つ前に《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》コンボデッキに勝つことが出来ることだ。このデッキは本物で、軽い赤と青の呪文が刷られる限り、忘れ去られることはないだろう。
ドラゴンの迷路からの贈り物を使う第2のデッキはゴブリンだ。いいや、《暴動の長槍使い/Riot Piker(DGM)》を入れるスペースはないよ。むしろ、《武器への印加/Weapon Surge(DGM)》に期待しているのさ。
《武器への印加/Weapon Surge(DGM)》は個的なおしゃれ枠として登場したが、深く掘り下げてみるとかなりの有用性をもっている。同じ年のより良いものとして《馬力充電/Dynacharge(RTR)》が存在しているし、それはより良い《踏み荒らし/Overrun(TMP)》だ。この背後にある理由は(驚いたことに)メタゲームだと思われる。さっき言ったように、《マイアの処罰者/Myr Enforcer(MRD)》と《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger(SOM)》は親和による恐るべき敵だ。他の重要なアグロデッキであるストンピィは《安寧砦の精鋭/Safehold Elite(SHM)》と《若き狼/Young Wolf(DKA)》を利用して1体のクリーチャーを2枚のカードへと変える。
《死の火花/Death Spark(ALL)》のようなカードと組み合わせれば、《武器への印加/Weapon Surge(DGM)》はゴブリンの大群の突撃によって戦闘での有利な交換を可能にする。これはとても重要だ。ゴブリンは、御存じのように、勝つためにはクリーチャーが必要だからね。ゲーム終盤、多くのプレイヤーは1枚の《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》に備えてライフ総量を来たるべき+1/+0修整から守る。シンプルなインスタントで調整したいプレイヤーに「やったぜ!」という瞬間をもたらすこの能力はしばしば素晴らしい勝利につながり、対戦相手を苛立たせるだろう。
ドラゴンの迷路からやって来た最近に成功したデッキは、Pauperの有名な先駆者Deluxeicoffの調整したこのミッドレンジだ。
このデッキの歴史はDeluxeicoffのFacebookページ(https://www.facebook.com/Deluxeicoff)に記録されている。非常に解り易い《夜空のミミック/Nightsky Mimic(EVE)》デッキとしてスタートしたものが、勝ちに至るために強請と軽い呪文に大きく依存したものに進化したんだ。13体の様々な強請持ちクリーチャーとたった5枚の2マナ以上の呪文で、Grey Ghost(制作者による命名だ)はじわじわと対戦相手を敗北へ近づけていく。
このデッキは素晴らしく解り易い:クリーチャーと除去だ。《カラスの罪/Raven’s Crime(EVE)》は非常に洗練された成分で、過剰な土地を呪文と強請の種に変えてくれるんだ。《流砂/Quicksand(VIS)》は《カラスの罪/Raven’s Crime(EVE)》によって使いやすくなる一方、強請とは関係がない。除去をディスカードと吸命に変化させるオプションが強力なんだ。
ギルド門侵犯の単色の2マナ域で最高潮に達したように、これは強請デッキであって《税収飲み/Tithe Drinker(DGM)》デッキではない。これはフォーマットのマナ基盤に対する譲歩で、実際《墓所のネズミ/Crypt Rats(7ED)》が使われているようにこのデッキは黒に偏っている。これはディスカードによってアドバンテージを獲りにいくRatsデッキではない。むしろ、フォーマットにいるクリーチャーを攻撃して、その華奢な軍隊で敵の死に対して課税することが出来るようにするのさ。
これまでに取り上げた3つのデッキは、現在のPauperのメタゲームで如何にクリーチャーが普及しているかを示している。NivixFiendはクリーチャー主体のコンボデッキで、その名の通りの潜在力によって現在のレベルで成功している。ゴブリンはクリーチャーの戦闘で勝つために《武器への印加/Weapon Surge(DGM)》を加え、Grey Ghostは除去と強請という正にギルド門侵犯のリミテッドのような組み合わせを背景としている。かつてのストームコンボの世界秩序から”クリーチャー”を問題とするように変化したことは素晴らしいことだ。
最後のデッキは僕がドラゴンの迷路からのカードを中心に組んでみたものだ。僕のレビュー(http://www.starcitygames.com/article/26105_A-Pauper-Run-At-Dragons-Maze.html)では《盗まれた計画/Pilfered Plans(DGM)》を完全に見落としていた。正しいデッキでは、《盗まれた計画/Pilfered Plans(DGM)》は3マナで4ドローになり、それはPauperの他のどのカード1枚の相場よりもいいものだ。僕の気取った攻撃的なディミーアのリストを見直すより、《盗まれた計画/Pilfered Plans(DGM)》をRatsデッキの外殻に投入することにしたよ。結果は有望さ
このデッキは大体Ratsデッキみたいに動いて、邪魔くさいクリーチャーを一緒につなげて、除去によって勝利の為に2点ずつライフを削るための道のりをきれいにする。《盗まれた計画/Pilfered Plans(DGM)》は《発掘/Unearth(ULG)》と《無残な収穫/Grim Harvest(CSP)》と共にこの計画を推し進める。このデッキの背後にあるアイディアは結局墓地に行くカードを気にして手札に持たないことだ。《朽ちゆくネズミ/Rotting Rats(CON)》は第2ターンに何かするために許した枠で、《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats(UDS)》の良いソックリさんになる。
《洞窟のハーピー/Cavern Harpy(PLS)》はカジュアルではいつも重要要素だ。《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours(BOK)》/《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats(UDS)》デッキがTier1になったことはないが、ここでは1番星のように輝いている。《洞窟のハーピー/Cavern Harpy(PLS)》を複数引いてしまうのは、君の場の展開を阻害してしまうように間が悪い。この外殻において、1枚の《ハーピー》が更なる《発掘/Unearth(ULG)》や《無残な収穫/Grim Harvest(CSP)》の助けによって機能的に素晴らしいね。
除去一式はかなり流動的だ。目的は共通の脅威となるものを落とすことで(当たり前だって?)、《破滅の刃/Doom Blade(M12)》と《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》はよく使える。始めは《堕落の触手/Tendrils of Corruption(TSP)》2枚で試していたが、自分がもっと早い段階でダメージを受けることに気付いた。最序盤の展開への答えとして、そして《盗まれた計画/Pilfered Plans(DGM)》で1枚が落ちたとしても悪くないってことで《肉体の饗宴/Feast of Flesh(CSP)》で行くことにした(複数引けたら最高だね)。《ひどい憔悴/Crippling Fatigue(TOR)》を1枚入れるのもいいと思ったが、ライフロスだからね、特に早い段階でクリーチャーを仕留めたいときにはキツすぎたんだ。
《カラスの罪/Raven’s Crime(EVE)》と《熟慮/Think Twice(TSP)》が墓地利用の締めくくりだ。《綿密な分析/Deep Analysis(TOR)》は《ひどい憔悴/Crippling Fatigue(TOR)》と同じ点で劣っている。《カラスの罪/Raven’s Crime(EVE)》はRatsデッキの性質により《ウーナの寵愛/Oona’s Grace(EVE)》を下した。相手のリソースを剥ぎ取るのが目的ならば、土地1枚をディスカードと交換出来たほうがこの計画を助長するからね。《ウーナの寵愛/Oona’s Grace(EVE)》はより大きなマナも必要とするし、このデッキは後半(《寵愛》にとってベストな時)に《無残な収穫/Grim Harvest(CSP)》を戻すためにマナを使えるようにしておきたいんだ。
フォーマットがドラゴンの迷路から加わったカードを調整している一方で、来たるべき基本セットがすでに待ちきれないPauperプレイヤーもいる。僕?既に分かっているカードをじっくり眺めて、それらがどうやったらうまく使えるか試してるだけでもう幸せさ。
Keep slingin’ commons-
-Alex
SpikeBoyM on Magic Online
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やっぱりウィー=ゼロックスが取り上げられていて嬉しい限り。しかしここに自分のリストを取り上げてもらえなかったのが、おこがましいとは言え悔しい。《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops(DGM)》が入る前のヴァージョンではかなり目立つ成績を挙げてたんですが、最近に4-0のリスト載せられなかったから仕方ないか。
記事では《イゼットのギルド門/Izzet Guildgate(RTR)》について触れていますが、今のところ自分は《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse(TSP)》派ですね。というのは、《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》とシャッフルの組み合わせ、デッキ圧縮によってマナフラッドを少しでも減らせるからです。もし《噴出/Gush(MMQ)》を入れたいなら《島》であることに意味があるので重要ですね。
3つ目に取り上げられているデッキは結構研究されていたデッキのようです。GTC登場直後にもちらほら見ました。このDeluxeicoffって人は凄い人で、割とローグデッキを好んで使うようですが1つのデッキに執着するでもなく安定して勝っているんですよね。赤白の《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》などでアドバンテージを獲るデッキもこの方が押し上げた感があります。あと一時期は呪禁オーラでもかなり頑張ってましたし、最近はウィー=ゼロックスにも手を付けているようです。
4つ目の《盗まれた計画/Pilfered Plans(DGM)》デッキはなかなかのもんですね。墓地利用と合わせれば3マナ4ドローというのは確かに凄い。自分だと《綿密な分析/Deep Analysis(TOR)》入れたくなっちゃうけどやっぱり痛いのか。
どのデッキもトップメタとは言えないデッキですけどTire2を賑わせるのは間違いないですね。新セットでの収穫はパッと見大したものが無いですが、時間が経つとメタに合ったカードや新しいデッキが出てくるものですね。当然M14にも期待しちゃいますよね。
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Initial Impact Of Dragon’s Maze On Pauper
(http://www.starcitygames.com/article/26308_Initial-Impact-Of-Dragons-Maze-On-Pauper.html)
ALEX ULLMAN
6/10
ドラゴンの迷路がやってきて、Pauperでの存在感を露わにしている。最新のテクニックの先駆者であることの恩恵が、既に正しいと解っている何かをすることより小さいもんだからPauperは新しいカードに適応するのが遅いんだ。新カードの香りはまだ残っていて、今のところほんの少しのカードがプレイされているようだ。特にインパクトのあるものはフォーマットの様相を変える一助になっているね。《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops(DGM)》だ。
サイクロプスデッキは新しいものではない。ドラゴンの迷路が芽吹かせたのではなく、時間をかけて進化してきたものだ。Pauperのフォーマットが制定された黎明期からの古いルーツがある。Pauperの第2回目のプレミアイベントでは"ghweiss"が17位でフィニッシュしてるんだぜ。
Izzet Midrange
ghweiss
17th Place at Magic Online Premier Event on 4/12/2009
Creatures (19)
2 《イゼットの時術師/Izzet Chronarch(GPT)》
4 《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》
3 《カミソリひれのハンター/Razorfin Hunter(APC)》
4 《川滝のミミック/Riverfall Mimic(EVE)》
2 《蒸気核の奇魔/Steamcore Weird(GPT)》
4 《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》
Lands (24)
8 《冠雪の島/Snow-Covered Island(CSP)》
8 《冠雪の山/Snow-Covered Mountain(CSP)》
4 《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks(GPT)》
4 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse(TSP)》
Spells (17)
3 《天主の勢力/Clout of the Dominus(EVE)》
2 《偽り/Jilt(APC)》
3 《溶岩の投げ矢/Lava Dart(JUD)》
4 《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
4 《強迫的な研究/Compulsive Research(RAV)》
1 《ケアヴェクの火吹き/Kaervek’s Torch(MIR)》
Sideboard
4 《灰の殉教者/Martyr of Ashes(CSP)》
4 《水流破/Hydroblast(ICE)》
1 《否認/Negate(M13)》
4 《紅蓮破/Pyroblast(ICE)》
2 《撤廃/Repeal(GPT)》
このデッキは色んな方向から攻撃を行う。《川滝のミミック/Riverfall Mimic(EVE)》と《天主の勢力/Clout of the Dominus(EVE)》は《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker(ISD)》と《肉屋の包丁/Butcher’s Cleaver(ISD)》と同じくらい厄介だ。《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》は、《天主の勢力/Clout of the Dominus(EVE)》を付けたり単純に軽い呪文によるパワー強化をして上から攻めることが出来る。呪文は《イゼットの時術師/Izzet Chronarch(GPT)》で1ゲームに2回使うことが出来るし、《蒸気核の奇魔/Steamcore Weird(GPT)》と大量ドロー、《ケアヴェクの火吹き/Kaervek’s Torch(MIR)》で長期戦を見据えることが出来る。非常に汎用性の高いリストだ。マナの厳しさが妨げになってこのリストが流行ることは無かった。《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》自身はデッキを支えることが出来なかったし、《ミミック》と《勢力》のプランは引きに依存し過ぎていた。
ラヴニカへの回帰での《イゼットのギルド門/Izzet Guildgate(RTR)》の追加は《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》の第2のチャンスだった。2種類の呪文大好きクリーチャー、《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》と《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》が印刷されたことは、デッキを軽い呪文で埋め尽くすことの理由をくれた。《シャドーの裂け目/Shadow Rift(TMP)》、《巧みな回避/Artful Dodge(DKA)》、そして《ひずみの一撃/Distortion Strike(ROE)》のような1マナのとっておきが《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》か《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》のどちらかに大ダメージを叩きこむ機会をくれるし、《ギルド門》はそれらすべてに繋がるものだ。以下に挙げるサイクロプス・ヴァージョンは《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》のスポットを《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops(DGM)》が占めているだけのように見えるね。
Pauperの他の2色デッキと違ってWeeFiend(と呼ばれていたとして)は早期に両方のマナを少なくとも1つは欲しかった。実際2ターン目の《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》は潜在的に10点分のダメージがあった(《稲妻/Lightning Bolt(M10)》が手札にあることを勘定しなくてもね)。より良いマナのためにテンポロスするのも待つだけの価値があるし、《イゼットのギルド門/Izzet Guildgate(RTR)》はそのプランのための鍵だった。
4ターン目に―ブロッカーをすり抜けて―勝つために1ターン目を棒に振ることを気にする奴がいるかい?
このデッキは《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》が《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops(DGM)》に代わるまで上手くいってなかった。何故?《サイクロプス》の方が遥かに固いからだ―《稲妻/Lightning Bolt(M10)》が当たり前のフォーマットではタフネス4がキーってことだね。《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops(DGM)》は珍しく防衛をもっているけど、君は頻繁に呪文を唱えるだろうからこの一文は無いも同然だ。《サイクロプス》は遥かによいブロッカーにもなるし、何か洒落たインスタントがあれば攻撃してきたクリーチャーの大体はやっつけることが出来る、すなわち、恐るべき《マイアの処罰者/Myr Enforcer(MRD)》と《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger(SOM)》だね。《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》は飛べるけど、《サイクロプス》は能力でブロックされなくできるし、一時的なパワーの大きさほど飛行は重要じゃない。これが成功したヴァージョンの《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops(DGM)》デッキだ。
NivixFiend
hiveking
2nd Place at Magic Online Daily Event on 5/26/2013
Creatures (12)
4 《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》
4 《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》
4 《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops(DGM)》
Lands (18)
10 《島/Island(USG)》
6 《山/Mountain(USG)》
2 《イゼットのギルド門/Izzet Guildgate(RTR)》
Spells (30)
3 《使徒の祝福/Apostle’s Blessing(NPH)》
1 《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》
4 《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
1 《変異原性の成長/Mutagenic Growth(NPH)》
4 《シャドーの裂け目/Shadow Rift(TMP)》
2 《断絶/Snap(ULG)》
3 《突撃のストロボ/Assault Strobe(SOM)》
4 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》
4 《思案/Ponder(M12)》
4 《定業/Preordain(M11)》
Sideboard
3 《払拭/Dispel(WWK)》
3 《鋭い痛み/Flaring Pain(JUD)》
3 《水流破/Hydroblast(ICE)》
3 《紅蓮破/Pyroblast(ICE)》
3 《倒壊/Raze(USG)》
《突撃のストロボ/Assault Strobe(SOM)》は、赤1マナで実質8点のダメージになるヤバいやつだ。《思案/Ponder(M12)》と《定業/Preordain(M11)》を繋げることは君が唱える呪文の質を良くするだけでなく、無料の《溶岩の撃ち込み/Lava Spike(CHK)》になる。このデッキは《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》を裏返すために精密にチューンナップされたマシンでもある。サイクロプスデッキは単純で、サイドボーディング後の《使徒の祝福/Apostle’s Blessing(NPH)》や《払拭/Dispel(WWK)》による防御も上手く働く。このデッキはシンプルで、印象的だね。
このデッキは立ち直りも早い。たった12体(たまに1枚の《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》で13体)のクリチャーで回しているが、必要としているのは真の脅威となる1枚の《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》か《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops(DGM)》だけだ。《使徒の祝福/Apostle’s Blessing(NPH)》は攻めでも素晴らしいし、貴重な品を除去から守ることも出来る。ゲームの序盤、《悪鬼》や《サイクロプス》を落とそうと試みるとき、それがカウンターされるだけで壊滅的なゲームエンドに成り得る。
このデッキはフォーマットにおける新しい時計/Clockだ。《ぶどう弾/Grapeshot(TSP)》、《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》、そして《激励/Invigorate(MMQ)》の禁止があって親和とストンピィは「最速の勝利」の地位に躍り出た。過去数か月の間、金属性の機械と緑の種族はビートダウン側の分布を支配してきていた。NivixFiendは、かつての感染のようにどこからともなく勝つことが出来るデッキでその分布を変えた。それとだいたい同じくらい重要なのは、それが一方的《激動/Upheaval(ODY)》を撃つ前に《時間の亀裂/Temporal Fissure(SCG)》コンボデッキに勝つことが出来ることだ。このデッキは本物で、軽い赤と青の呪文が刷られる限り、忘れ去られることはないだろう。
ドラゴンの迷路からの贈り物を使う第2のデッキはゴブリンだ。いいや、《暴動の長槍使い/Riot Piker(DGM)》を入れるスペースはないよ。むしろ、《武器への印加/Weapon Surge(DGM)》に期待しているのさ。
Goblins
VictorCB
1st Place at Magic Online Daily Event on 5/26/2013
Creatures (33)
4 《鋳造所通りの住人/Foundry Street Denizen(GTC)》
3 《ゴブリンの付け火屋/Goblin Arsonist(M13)》
4 《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》
4 《ゴブリンの群勢/Goblin Cohort(BOK)》
4 《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder(ONS)》
3 《ジャッカルの使い魔/Jackal Familiar(M10)》
4 《モグの徴集兵部隊/Mogg Conscripts(TMP)》
4 《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal(TSP)》
3 《火花鍛冶/Sparksmith(ONS)》
Lands (17)
17 《山/Mountain(USG)》
Spells (10)
2 《死の火花/Death Spark(ALL)》
4 《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
2 《武器への印加/Weapon Surge(DGM)》
2 《Chain Lightning(LEG)》
Sideboard
2 《シルヴォクの生命杖/Sylvok Lifestaff(SOM)》杖
2 《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman(ALL)》
2 《電謀/Electrickery(RTR)》
1 《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt(MRD)》
2 《粉々/Smash to Smithereens》
3 《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》
3 《倒壊/Raze(USG)》
《武器への印加/Weapon Surge(DGM)》は個的なおしゃれ枠として登場したが、深く掘り下げてみるとかなりの有用性をもっている。同じ年のより良いものとして《馬力充電/Dynacharge(RTR)》が存在しているし、それはより良い《踏み荒らし/Overrun(TMP)》だ。この背後にある理由は(驚いたことに)メタゲームだと思われる。さっき言ったように、《マイアの処罰者/Myr Enforcer(MRD)》と《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger(SOM)》は親和による恐るべき敵だ。他の重要なアグロデッキであるストンピィは《安寧砦の精鋭/Safehold Elite(SHM)》と《若き狼/Young Wolf(DKA)》を利用して1体のクリーチャーを2枚のカードへと変える。
《死の火花/Death Spark(ALL)》のようなカードと組み合わせれば、《武器への印加/Weapon Surge(DGM)》はゴブリンの大群の突撃によって戦闘での有利な交換を可能にする。これはとても重要だ。ゴブリンは、御存じのように、勝つためにはクリーチャーが必要だからね。ゲーム終盤、多くのプレイヤーは1枚の《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》に備えてライフ総量を来たるべき+1/+0修整から守る。シンプルなインスタントで調整したいプレイヤーに「やったぜ!」という瞬間をもたらすこの能力はしばしば素晴らしい勝利につながり、対戦相手を苛立たせるだろう。
ドラゴンの迷路からやって来た最近に成功したデッキは、Pauperの有名な先駆者Deluxeicoffの調整したこのミッドレンジだ。
Grey Ghost
deluxeicoff
2nd Place at Magic Online Daily Event on 5/26/2013
Creatures (16)
4 《聖堂の金切り声上げ/Basilica Screecher(GTC)》
3 《墓所のネズミ/Crypt Rats(7ED)》
2 《重要人物のペット/Kingpin’s Pet(GTC)》
4 《徴税理事/Syndic of Tithes(GTC)》
3 《税収飲み/Tithe Drinker(DGM)》
Lands (22)
1 《平地/Plains(USG)》
8 《沼/Swamp(USG)》
3 《進化する未開地/Evolving Wilds(M13)》
3 《オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica(GPT)》
4 《オルゾフのギルド門/Orzhov Guildgate(GTC)》
3 《流砂/Quicksand(VIS)》
Spells (22)
2 《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》
4 《悪魔の布告/Diabolic Edict(TMP)》
4 《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》
4 《破滅の刃/Doom Blade(M12)》
2 《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》
2 《カラスの罪/Raven’s Crime(EVE)》
4 《発掘/Unearth(ULG)》
Sideboard
3 《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb(SOM)》
4 《クォムバッジの魔女/Cuombajj Witches(CHR)》
3 《ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpact(DIS)》
1 《報酬獲得/Reaping the Rewards(EXO)》
4 《押し寄せる砂/Choking Sands(MIR)》
このデッキの歴史はDeluxeicoffのFacebookページ(https://www.facebook.com/Deluxeicoff)に記録されている。非常に解り易い《夜空のミミック/Nightsky Mimic(EVE)》デッキとしてスタートしたものが、勝ちに至るために強請と軽い呪文に大きく依存したものに進化したんだ。13体の様々な強請持ちクリーチャーとたった5枚の2マナ以上の呪文で、Grey Ghost(制作者による命名だ)はじわじわと対戦相手を敗北へ近づけていく。
このデッキは素晴らしく解り易い:クリーチャーと除去だ。《カラスの罪/Raven’s Crime(EVE)》は非常に洗練された成分で、過剰な土地を呪文と強請の種に変えてくれるんだ。《流砂/Quicksand(VIS)》は《カラスの罪/Raven’s Crime(EVE)》によって使いやすくなる一方、強請とは関係がない。除去をディスカードと吸命に変化させるオプションが強力なんだ。
ギルド門侵犯の単色の2マナ域で最高潮に達したように、これは強請デッキであって《税収飲み/Tithe Drinker(DGM)》デッキではない。これはフォーマットのマナ基盤に対する譲歩で、実際《墓所のネズミ/Crypt Rats(7ED)》が使われているようにこのデッキは黒に偏っている。これはディスカードによってアドバンテージを獲りにいくRatsデッキではない。むしろ、フォーマットにいるクリーチャーを攻撃して、その華奢な軍隊で敵の死に対して課税することが出来るようにするのさ。
これまでに取り上げた3つのデッキは、現在のPauperのメタゲームで如何にクリーチャーが普及しているかを示している。NivixFiendはクリーチャー主体のコンボデッキで、その名の通りの潜在力によって現在のレベルで成功している。ゴブリンはクリーチャーの戦闘で勝つために《武器への印加/Weapon Surge(DGM)》を加え、Grey Ghostは除去と強請という正にギルド門侵犯のリミテッドのような組み合わせを背景としている。かつてのストームコンボの世界秩序から”クリーチャー”を問題とするように変化したことは素晴らしいことだ。
最後のデッキは僕がドラゴンの迷路からのカードを中心に組んでみたものだ。僕のレビュー(http://www.starcitygames.com/article/26105_A-Pauper-Run-At-Dragons-Maze.html)では《盗まれた計画/Pilfered Plans(DGM)》を完全に見落としていた。正しいデッキでは、《盗まれた計画/Pilfered Plans(DGM)》は3マナで4ドローになり、それはPauperの他のどのカード1枚の相場よりもいいものだ。僕の気取った攻撃的なディミーアのリストを見直すより、《盗まれた計画/Pilfered Plans(DGM)》をRatsデッキの外殻に投入することにしたよ。結果は有望さ
Pilfered Rats
Alex Ullman
Test deck on 6/16/2013
Creatures (17)
1 《洞窟のハーピー/Cavern Harpy(PLS)》
4 《騒がしいネズミ/Chittering Rats(DST)》
3 《リリアナの死霊/Liliana’s Specter(M11)》
4 《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager(APC)》
4 《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats(UDS)》
1 《朽ちゆくネズミ/Rotting Rats(CON)》
Lands (23)
1 《島/Island(USG)》
14 《沼/Swamp(USG)》
1 《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct(RAV)》
4 《ディミーアのギルド門/Dimir Guildgate(GTC)》
2 《進化する未開地/Evolving Wilds(M13)》
1 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse(TSP)》
Spells (20)
2 《破滅の刃/Doom Blade(M12)》
1 《無残な収穫/Grim Harvest(CSP)》
2 《堕落の触手/Tendrils of Corruption(TSP)》
1 《熟慮/Think Twice(TSP)》
2 《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》
4 《肉体の饗宴/Feast of Flesh(CSP)》
4 《盗まれた計画/Pilfered Plans(DGM)》
1 《カラスの罪/Raven’s Crime(EVE)》
3 《発掘/Unearth(ULG)》
このデッキは大体Ratsデッキみたいに動いて、邪魔くさいクリーチャーを一緒につなげて、除去によって勝利の為に2点ずつライフを削るための道のりをきれいにする。《盗まれた計画/Pilfered Plans(DGM)》は《発掘/Unearth(ULG)》と《無残な収穫/Grim Harvest(CSP)》と共にこの計画を推し進める。このデッキの背後にあるアイディアは結局墓地に行くカードを気にして手札に持たないことだ。《朽ちゆくネズミ/Rotting Rats(CON)》は第2ターンに何かするために許した枠で、《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats(UDS)》の良いソックリさんになる。
《洞窟のハーピー/Cavern Harpy(PLS)》はカジュアルではいつも重要要素だ。《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours(BOK)》/《貪欲なるネズミ/Ravenous Rats(UDS)》デッキがTier1になったことはないが、ここでは1番星のように輝いている。《洞窟のハーピー/Cavern Harpy(PLS)》を複数引いてしまうのは、君の場の展開を阻害してしまうように間が悪い。この外殻において、1枚の《ハーピー》が更なる《発掘/Unearth(ULG)》や《無残な収穫/Grim Harvest(CSP)》の助けによって機能的に素晴らしいね。
除去一式はかなり流動的だ。目的は共通の脅威となるものを落とすことで(当たり前だって?)、《破滅の刃/Doom Blade(M12)》と《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》はよく使える。始めは《堕落の触手/Tendrils of Corruption(TSP)》2枚で試していたが、自分がもっと早い段階でダメージを受けることに気付いた。最序盤の展開への答えとして、そして《盗まれた計画/Pilfered Plans(DGM)》で1枚が落ちたとしても悪くないってことで《肉体の饗宴/Feast of Flesh(CSP)》で行くことにした(複数引けたら最高だね)。《ひどい憔悴/Crippling Fatigue(TOR)》を1枚入れるのもいいと思ったが、ライフロスだからね、特に早い段階でクリーチャーを仕留めたいときにはキツすぎたんだ。
《カラスの罪/Raven’s Crime(EVE)》と《熟慮/Think Twice(TSP)》が墓地利用の締めくくりだ。《綿密な分析/Deep Analysis(TOR)》は《ひどい憔悴/Crippling Fatigue(TOR)》と同じ点で劣っている。《カラスの罪/Raven’s Crime(EVE)》はRatsデッキの性質により《ウーナの寵愛/Oona’s Grace(EVE)》を下した。相手のリソースを剥ぎ取るのが目的ならば、土地1枚をディスカードと交換出来たほうがこの計画を助長するからね。《ウーナの寵愛/Oona’s Grace(EVE)》はより大きなマナも必要とするし、このデッキは後半(《寵愛》にとってベストな時)に《無残な収穫/Grim Harvest(CSP)》を戻すためにマナを使えるようにしておきたいんだ。
フォーマットがドラゴンの迷路から加わったカードを調整している一方で、来たるべき基本セットがすでに待ちきれないPauperプレイヤーもいる。僕?既に分かっているカードをじっくり眺めて、それらがどうやったらうまく使えるか試してるだけでもう幸せさ。
Keep slingin’ commons-
-Alex
SpikeBoyM on Magic Online
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やっぱりウィー=ゼロックスが取り上げられていて嬉しい限り。しかしここに自分のリストを取り上げてもらえなかったのが、おこがましいとは言え悔しい。《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops(DGM)》が入る前のヴァージョンではかなり目立つ成績を挙げてたんですが、最近に4-0のリスト載せられなかったから仕方ないか。
記事では《イゼットのギルド門/Izzet Guildgate(RTR)》について触れていますが、今のところ自分は《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse(TSP)》派ですね。というのは、《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》とシャッフルの組み合わせ、デッキ圧縮によってマナフラッドを少しでも減らせるからです。もし《噴出/Gush(MMQ)》を入れたいなら《島》であることに意味があるので重要ですね。
3つ目に取り上げられているデッキは結構研究されていたデッキのようです。GTC登場直後にもちらほら見ました。このDeluxeicoffって人は凄い人で、割とローグデッキを好んで使うようですが1つのデッキに執着するでもなく安定して勝っているんですよね。赤白の《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》などでアドバンテージを獲るデッキもこの方が押し上げた感があります。あと一時期は呪禁オーラでもかなり頑張ってましたし、最近はウィー=ゼロックスにも手を付けているようです。
4つ目の《盗まれた計画/Pilfered Plans(DGM)》デッキはなかなかのもんですね。墓地利用と合わせれば3マナ4ドローというのは確かに凄い。自分だと《綿密な分析/Deep Analysis(TOR)》入れたくなっちゃうけどやっぱり痛いのか。
どのデッキもトップメタとは言えないデッキですけどTire2を賑わせるのは間違いないですね。新セットでの収穫はパッと見大したものが無いですが、時間が経つとメタに合ったカードや新しいデッキが出てくるものですね。当然M14にも期待しちゃいますよね。
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