「ドラゴンの迷路/Dragon’s Maze」のフルスポイラーが公開されましたが、一番の注目はやっぱりこれです!
《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops》!!!
ウィー=ゼッロクスにおける待望の新アタッカー!
初めて見た時鼻血出そうになりました。
もうこのカードが出た時点で自分にとってのDGMプレビューは終わったも同然。これほど待ち望んでいたカードも他にありません。
RTRでせっかくイゼットが来たというのに、登場したのは《膨れコイルの奇魔/Blistercoil Weird(RTR)》と《ニヴメイガスの精霊/Nivmagus Elemental(RTR)》という出来損ないでした。マナコストだけは評価しますが、変に凝った性能で使いにくい上にレアリティもあがってしまった。イゼット団も変わってしまったのか、と半ば諦めていましたがDGMで来てくれるとは。ニクい!ニクいぞWotC!
コモン全体についてはまた別に書くと思いますが、今回はコイツの長所短所、デッキの改良案などまとめてみます。
《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》の修正値とタフネスが1上がったら、飛行を失って攻撃制限が付きました。
・飛行がないデメリット
まず、防衛による攻撃制限はほとんど気にしなくていいでしょう。インスタント呪文もソーサリー呪文も唱えられない状態なんてまずない。
飛行が特に問題となるのは、「青単テンポ」と「緑単ストンピィ」です。
青単の場合は、相手の飛行クリーチャーとにらみ合うことができるので重要。デルバーには討ち取られてしまうのでスルーせざるを得ませんが、他の飛行クリーチャーからの忍術を防ぐことが出来るので飛行1/3というのはかなり頼もしいんです。しかし、回避能力として生きることはまずない相手なので、あくまでトップ勝負になった時や序盤の猛攻を受ける場合など、消極的な理由が大きいです。
緑単ストンピィの場合は、回避能力として飛行がとても重要です。というのも、緑単ストンピィは地上のガードが他のデッキより堅いんです。不死持ちの《若き狼/Young Wolf(DKA)》に疑似警戒の《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel(EVE)》。《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger(VIS)》が居ればブロッカーを残すのに困ることはありません。さらに、《野生の雑種犬/Wild Mongrel(ODY)》が入っているタイプには、《使徒の祝福/Apostle’s Blessing(NPH)》のプロテクションによるブロック回避が通じなくなってしまいます。
ゴブリンなんかはブロッカーを残すとその分打点が減るわけで、まだ駆け引きになりますが、ストンピィは全力で殴りながらもブロッカーを残すことが出来るので特に辛いわけです。
親和にもプロテクションによるブロック回避が効き辛いので比較的飛行が生きます。《クラーク族のシャーマン/Krark-Clan Shaman(MRD)》の能力が効かないのも大きいです。
・修正値が大きいメリット
初めてこのカードを見たときに一番興奮したのは+3/+0という修正値の大きさです。3T目に《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》を展開して4T目に一撃必殺を狙おうとすると、呪文を2つと《稲妻/Lightning Bolt(M10)》と《突撃のストロボ/Assault Strobe(SOM)》と唱えないといけません。もしくは《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》で呪文の数を稼ぐなど、かなり良い引きが必要でした。
これが+3/+0の修正値があれば、《突撃のストロボ/Assault Strobe(SOM)》と呪文2つで済むわけですから、めちゃくちゃ大きな違いです。相手のクロックに対して、《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》なら間に合うが《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》では間に合わないなんてことは良くあるのでかなり得点が高いです。
・タフネスが4あるメリット
このサイクロプスは《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》に青1マナを足したらタフネスが2増えた、とも言えますね。このタフネスが生きるのは《稲妻/Lightning Bolt(M10)》をはじめとする赤い除去を相手にするときです。
赤いデッキなら大抵はいっている《稲妻/Lightning Bolt(M10)》と、赤単ゴブリンの《Chain Lightning(LEG)》。赤単バーンまで含めると《焼尽の猛火/Searing Blaze(WWK)》、《火葬/Incinerate(ICE)》、《欠片の飛来/Shard Volley(MOR)》、《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》などなど。3点火力って沢山ありますね。これら1枚では除去されないっていうのはかなり大きいですよね。
《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》のタフネス3もなかなか偉かったですがタフネス4はもっと偉い!
これを1枚で除去できる火力と言ってまず思いつくのは、《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》、《感電破/Galvanic Blast(SOM)》、《火炎破/Fireblast(VIS)》の3つですかね。あとはせいぜい《収穫の火/Harvest Pyre(ISD)》とキッカーした《噴出の稲妻/Burst Lightning(ZEN)》くらい。
あんまり安心はできませんね。タフネス5あれば最高だったのに!というのは贅沢すぎるか。それよりも《紅蓮破/Pyroblast(ICE)》と《水流破/Hydroblast(ICE)》の方が怖かったりして
というわけで《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops》には多大なメリットといくらかのデメリットあります。これは是非ともデッキに投入したい!問題は何を抜くか!
抜く候補は《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》と《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》の2つ。
とはいえこれを書いている段階で大体の気持ちは決まっていて、《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》はやっぱり偉大なんです。1マナ3/2飛行はこれだけで勝てるくらい強いんです。こいつを抜いて、3マナクリーチャー8枚体制にするのはいくらなんでも、いくらなんでも重すぎる。
呪文を抜いてクリーチャー16枚体制にしてしまうのも本末転倒。それぞれのカードのいいところを生かすには涙を呑んで《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》にご退場願うしかないと思います。
なので、まずは
の12枚体制でいってみようと思います。
こいつらクリーチャータイプに統一性がないな・・・なんだよサイクロプスって・・・
回避能力持ちが減りましたが、今のところ《シャドーの裂け目/Shadow Rift(TMP)》を増やしたり《巧みな回避/Artful Dodge(DKA)》を投入したりすることは考えていません。
ちなみに、ウィー=ゼロックスってデッキ名が普及してるのって日本だけなんですね。海外だと「Wee Fiend」とか「Kiln Dragonauts」が一般的で、他には「UR Aggro」みたいに抽象的な名前で呼ばれています。MTG STATSでは「Ordained Kiln」なんて洒落た名前が付けられてました。
さて、デッキの名前とアカウント画像どうしようかな・・・。
追記:やっぱりクリーチャーの頭数は必要だし、《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》2枚残してクリーチャー14枚でいってみよう。増やすかもしれないし減らすかもしれない
《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops》!!!
ウィー=ゼッロクスにおける待望の新アタッカー!
初めて見た時鼻血出そうになりました。
もうこのカードが出た時点で自分にとってのDGMプレビューは終わったも同然。これほど待ち望んでいたカードも他にありません。
RTRでせっかくイゼットが来たというのに、登場したのは《膨れコイルの奇魔/Blistercoil Weird(RTR)》と《ニヴメイガスの精霊/Nivmagus Elemental(RTR)》という出来損ないでした。マナコストだけは評価しますが、変に凝った性能で使いにくい上にレアリティもあがってしまった。イゼット団も変わってしまったのか、と半ば諦めていましたがDGMで来てくれるとは。ニクい!ニクいぞWotC!
コモン全体についてはまた別に書くと思いますが、今回はコイツの長所短所、デッキの改良案などまとめてみます。
《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops》 1UR
クリーチャー - サイクロプス
防衛
あなたがインスタント呪文かソーサリー呪文を1つ唱えるたび、ニヴィックスのサイクロプスはターン終了時まで+3/+0の修整を受けるとともに、このターン、防衛を持たないかのように攻撃できる。
1/4
《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》の修正値とタフネスが1上がったら、飛行を失って攻撃制限が付きました。
・飛行がないデメリット
まず、防衛による攻撃制限はほとんど気にしなくていいでしょう。インスタント呪文もソーサリー呪文も唱えられない状態なんてまずない。
飛行が特に問題となるのは、「青単テンポ」と「緑単ストンピィ」です。
青単の場合は、相手の飛行クリーチャーとにらみ合うことができるので重要。デルバーには討ち取られてしまうのでスルーせざるを得ませんが、他の飛行クリーチャーからの忍術を防ぐことが出来るので飛行1/3というのはかなり頼もしいんです。しかし、回避能力として生きることはまずない相手なので、あくまでトップ勝負になった時や序盤の猛攻を受ける場合など、消極的な理由が大きいです。
緑単ストンピィの場合は、回避能力として飛行がとても重要です。というのも、緑単ストンピィは地上のガードが他のデッキより堅いんです。不死持ちの《若き狼/Young Wolf(DKA)》に疑似警戒の《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel(EVE)》。《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger(VIS)》が居ればブロッカーを残すのに困ることはありません。さらに、《野生の雑種犬/Wild Mongrel(ODY)》が入っているタイプには、《使徒の祝福/Apostle’s Blessing(NPH)》のプロテクションによるブロック回避が通じなくなってしまいます。
ゴブリンなんかはブロッカーを残すとその分打点が減るわけで、まだ駆け引きになりますが、ストンピィは全力で殴りながらもブロッカーを残すことが出来るので特に辛いわけです。
親和にもプロテクションによるブロック回避が効き辛いので比較的飛行が生きます。《クラーク族のシャーマン/Krark-Clan Shaman(MRD)》の能力が効かないのも大きいです。
・修正値が大きいメリット
初めてこのカードを見たときに一番興奮したのは+3/+0という修正値の大きさです。3T目に《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》を展開して4T目に一撃必殺を狙おうとすると、呪文を2つと《稲妻/Lightning Bolt(M10)》と《突撃のストロボ/Assault Strobe(SOM)》と唱えないといけません。もしくは《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》で呪文の数を稼ぐなど、かなり良い引きが必要でした。
これが+3/+0の修正値があれば、《突撃のストロボ/Assault Strobe(SOM)》と呪文2つで済むわけですから、めちゃくちゃ大きな違いです。相手のクロックに対して、《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》なら間に合うが《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》では間に合わないなんてことは良くあるのでかなり得点が高いです。
・タフネスが4あるメリット
このサイクロプスは《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》に青1マナを足したらタフネスが2増えた、とも言えますね。このタフネスが生きるのは《稲妻/Lightning Bolt(M10)》をはじめとする赤い除去を相手にするときです。
赤いデッキなら大抵はいっている《稲妻/Lightning Bolt(M10)》と、赤単ゴブリンの《Chain Lightning(LEG)》。赤単バーンまで含めると《焼尽の猛火/Searing Blaze(WWK)》、《火葬/Incinerate(ICE)》、《欠片の飛来/Shard Volley(MOR)》、《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》などなど。3点火力って沢山ありますね。これら1枚では除去されないっていうのはかなり大きいですよね。
《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》のタフネス3もなかなか偉かったですがタフネス4はもっと偉い!
これを1枚で除去できる火力と言ってまず思いつくのは、《炎の斬りつけ/Flame Slash(ROE)》、《感電破/Galvanic Blast(SOM)》、《火炎破/Fireblast(VIS)》の3つですかね。あとはせいぜい《収穫の火/Harvest Pyre(ISD)》とキッカーした《噴出の稲妻/Burst Lightning(ZEN)》くらい。
あんまり安心はできませんね。タフネス5あれば最高だったのに!というのは贅沢すぎるか。それよりも《紅蓮破/Pyroblast(ICE)》と《水流破/Hydroblast(ICE)》の方が怖かったりして
というわけで《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops》には多大なメリットといくらかのデメリットあります。これは是非ともデッキに投入したい!問題は何を抜くか!
抜く候補は《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》と《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》の2つ。
とはいえこれを書いている段階で大体の気持ちは決まっていて、《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》はやっぱり偉大なんです。1マナ3/2飛行はこれだけで勝てるくらい強いんです。こいつを抜いて、3マナクリーチャー8枚体制にするのはいくらなんでも、いくらなんでも重すぎる。
呪文を抜いてクリーチャー16枚体制にしてしまうのも本末転倒。それぞれのカードのいいところを生かすには涙を呑んで《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》にご退場願うしかないと思います。
なので、まずは
4 《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》
4 《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》
4 《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops(DGM)》
の12枚体制でいってみようと思います。
こいつらクリーチャータイプに統一性がないな・・・なんだよサイクロプスって・・・
回避能力持ちが減りましたが、今のところ《シャドーの裂け目/Shadow Rift(TMP)》を増やしたり《巧みな回避/Artful Dodge(DKA)》を投入したりすることは考えていません。
ちなみに、ウィー=ゼロックスってデッキ名が普及してるのって日本だけなんですね。海外だと「Wee Fiend」とか「Kiln Dragonauts」が一般的で、他には「UR Aggro」みたいに抽象的な名前で呼ばれています。MTG STATSでは「Ordained Kiln」なんて洒落た名前が付けられてました。
さて、デッキの名前とアカウント画像どうしようかな・・・。
追記:やっぱりクリーチャーの頭数は必要だし、《小柄な竜装者/Wee Dragonauts(GPT)》2枚残してクリーチャー14枚でいってみよう。増やすかもしれないし減らすかもしれない
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